情報セキュリティマネジメント

情報セキュリティマネジメント試験の概要とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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情報セキュリティマネジメントとは?仕事内容は?

情報セキュリティマネジメント資格は、情報セキュリティに関する知識やスキルを持ち、組織内の情報セキュリティのマネジメント業務を行う専門家を認定する資格です。

この資格を持つ者は、情報セキュリティリスクを評価・管理し、適切なセキュリティ対策を策定・実施する能力を証明しています。

具体的な業務内容は以下の通りです。

  • 情報セキュリティポリシーの策定: 組織内で情報セキュリティをどのように運用するかを決めるポリシーを作成します。
  • 情報セキュリティリスクアセスメント: 組織内の情報資産に対する脅威と脆弱性を評価し、リスクレベルを特定します。
  • 情報セキュリティ対策の策定・実施: リスクアセスメントの結果に基づいて、適切なセキュリティ対策を選択し、実施します。
  • 情報セキュリティ教育・研修: 組織内の従業員に対して情報セキュリティに関する教育や研修を提供し、意識向上を図ります。
  • セキュリティ監査・評価: 実施されたセキュリティ対策が効果的であるかを監査し、適宜改善を行います。
  • インシデント対応: 情報セキュリティに関するインシデントが発生した場合の対応手順を策定し、実際の対応を行います。

情報セキュリティマネジメント資格は、企業や組織の情報資産を守るために重要な役割を担っており、その専門性が求められる職種で活躍できる資格です。

情報セキュリティマネジメント試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

情報セキュリティマネジメント試験に受験資格はありません。

情報セキュリティマネジメント試験の概要

出題範囲

分野 大分類 中分類
テクノロジ系 コンピュータシステム システム構成要素
技術要素 データベース
ネットワーク
セキュリティ
開発技術 システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術
マネジメント系 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント サービスマネジメント
システム監査
ストラテジ系 システム戦略 システム戦略
システム企画
企業と法務 企業活動
法務

出題形式

情報セキュリティマネジメント試験の出題形式は、科目Aが多肢選択式 (四肢択一)、科目Bが多肢選択式となっています。

出題数は60問(科目A48問・科目B12問)で、評価は54問でおこなわれ、残りの6問は今後出題する問題を評価するために使われます。

試験時間

情報セキュリティマネジメント試験の試験時間は120分です。

合格基準(合格ライン)

情報セキュリティマネジメント試験の合格点は1000点満点中600点です。

受験料

情報セキュリティマネジメント試験の受験料は7,500円(税込)です。

試験会場

情報セキュリティマネジメント試験はCBTで実施されており、全国のテストセンターで受験することができます。

CBT方式は、試験会場に設置されたコンピュータを使用して実施する試験です。

情報セキュリティマネジメント試験の日程

申込み期間

試験希望日の3日前まで。

試験日

希望する日程を選択することができます。

身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験(特別措置試験) を実施します。

合格発表日

毎月15日前後に発表されます。

情報セキュリティマネジメント試験の合格率・受験者数

年度合格率受験者数
2022年75.1%12,864名
2021年52.4%14,089名
2019年47.0%14,355名
2018年46.3%15,579名
2017年50.4%17,039名
2016年70.3%18,630名
※2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で実施されず

情報セキュリティマネジメント試験の合格率の合格率は年度によって多少ばらつきがありますが、例年45~70%程度となっており、受験者数は減少傾向にあります。

情報セキュリティマネジメント試験の難易度は?どれくらいのレベル?

情報セキュリティマネジメント試験の難易度は中程度とされています。

情報セキュリティマネジメント試験の合格率は、ほかの情報処理技術者試験の合格率と比べると高めですが、合格率が50%前後であることからも、それなりの難易度があることが分かります。

情報セキュリティマネジメント試験の勉強法・対策方法は?

情報セキュリティマネジメント試験の勉強法・対策法は

  1. シラバスの理解: 試験範囲を把握するために、シラバスを熟読しましょう。シラバスには試験で問われる知識領域や詳細な内容が記載されています。
  2. 教材の選択: 試験対策用のテキストや参考書を選び、基本的な知識を習得しましょう。初心者向けから上級者向けまで、さまざまなレベルの教材が存在しますので、自分のレベルに合ったものを選びましょう。
  3. 定期的な学習: 試験までの期間を見据えて、一定のペースで学習を進めましょう。短期間で一気に学習するよりも、長期間かけて徐々に知識を吸収することが大切です。
  4. 過去問題の解答: 過去の試験問題を解いて、実際の試験でどのような問題が出題されるかを把握しましょう。また、過去問題を解くことで、自分の弱点を見つけることができます。
  5. グループ学習: 友人や同僚と一緒に学習することで、知識を共有し合い、理解を深めることができます。また、お互いに刺激を与え合いながら、学習意欲も高められます。
  6. 模擬試験の受験: 模擬試験を受けることで、試験本番に近い状況で問題を解く練習ができます。時間配分や試験の進め方に慣れることができるため、本番の試験に臨む際にも自信を持って取り組むことができます。

が基本です。

これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、情報セキュリティマネジメントに備えることができます。

自分のライフスタイルや仕事の状況に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。

情報セキュリティマネジメント試験の対策におすすめのテキスト・参考書

情報セキュリティマネジメント試験の対策ができる予備校・講座

情報セキュリティマネジメント試験団体

IPA 独立行政法人情報処理推進機構

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