スペイン語技能検定(西検)

スペイン語技能検定(西検)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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スペイン語技能検定(西検)とは?

スペイン語技能検定(西検)は、スペイン語の理解と使用能力を測定するための検定です。

日本とスペイン、およびスペイン語圏諸国との政治、経済、文化面での交流が進む中、スペイン語を正確に使いこなせる人材の需要が高まっています。この検定は、単に言語学習の状況を確認するだけでなく、留学時の公的証明、大学等の単位互換認定、通訳・翻訳業務の能力証明、官公庁や民間企業の採用試験、生涯学習の到達目標など、多岐にわたる場面で活用されています。

スペイン語技能検定は、1級、2級、3級、4級、5級、6級の6グレード実施されています。

スペイン語技能検定の受験資格は?

スペイン語技能検定に受験資格はありません。

スペイン語技能検定の概要

科目・出題範囲

スペイン語技能検定の科目・出題範囲は、以下となります。

1級 ・スペイン語を5年以上継続的に学習している、または日常的にスペイン語に接し、翻訳や通訳等の経験を有する方が対象
2級 ・スペイン語を4年以上継続的に学習し、スペイン語圏で1年程度の留学経験がある、またはこれに相当するスペイン語運用能力を有する方が対象
・語彙数 約3,500語
3級 ・スペイン語の授業を約300時間以上受講しているか、これに相当する学習経験を有する方が対象
・スペイン語圏各地のスペイン語に語彙や用法の多様性があることを理解している
・文法事項の範囲は、過去未来完了、接続法現在完了、接続法過去、接続法過去完了を含む
・語彙数 約2,500語
4級 ・スペイン語の授業を約200時間以上受講しているか、これに相当する学習経験を有する方が対象
・文法事項の範囲は、過去完了、未来、未来完了、過去未来、接続法現在、命令、受身を含む
・語彙数 約1,500語
・数字 100万まで
5級 ・スペイン語の授業を約100時間以上受講しているか、これに相当する学習経験を有する方が対象
・文法事項の範囲は、直説法現在不規則、直説法点過去、直説法線過去、直説法現在完了、過去分詞、現在分詞、再帰動詞、gustar型動詞を含む
・語彙数 約1,000語
・数字 1万まで
6級 ・スペイン語の授業を約50時間以上受講しているか、これに相当する学習経験を有する方が対象
・文法事項の範囲は、直説法現在(ser、estar、haber [hay]、最頻出の規則動詞と不規則動詞)、所有詞前置形、指示詞を含む
・語彙数 約500語
・数字 100まで

出題形式

スペイン語技能検定の出題形式は、1級、2級が一次試験(筆記・リスニング)、二次試験が口述試験、3級、4級、5級、6級は一次試験(筆記・リスニング)のみとなっています。

試験時間

スペイン語技能検定の試験時間は、以下となります。

  一次試験 二次試験
1級 80分 10分
2級 80分 8分
3級 80分
4級 50分
5級 40分
6級 40分

合格基準(合格ライン)

スペイン語技能検定の合格基準は、1級が満点の80%程度、2級・3級・4級・5級・6級が満点の70%程度です。

受験料

スペイン語技能検定の受験料は、1級が14,500円、2級が12,000円、3級が9,500円、4級が7,000円、5級が6,000円、6級が5,000円です。

試験会場

スペイン語技能検定1級、2級の試験会場は、東京、名古屋、関西、福岡です。

スペイン語技能検定3級、4級、5級、6級の試験会場は、北海道、仙台、秋田、東京、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、神戸、広島、松山、福岡、沖縄です。

スペイン語技能検定の免除制度

スペイン語技能検定に免除制度は、ありません。

スペイン語技能検定の日程

スペイン語技能検定は夏季と冬季の年2回実施されており、1級は冬季のみ実施されています。

申込み期間

スペイン語技能検定の申込み期間は、例年4月上旬~5月上旬、9月中旬~10月下旬です。

試験日

スペイン語技能検定一次試験の試験日は、例年6月下旬、12月上旬です。

スペイン語技能検定二次試験の試験日は、例年7月下旬、1月下旬です。

合格発表日

スペイン語技能検定1級・2級の一次試験の合否は二次試験の10日前までに送付されます。

スペイン語技能検定3級・4級・5級・6級の一次試験の合否は一次試験日から約1ヵ月後程度で送付されます。

スペイン語技能検定二次試験の合否は、ニ次試験日から約2週間後程度で送付されます。

スペイン語技能検定の合格率・受験者数

スペイン語技能検定の詳細な合格率は公開されていませんが、1級が7%、2級が10%、3級が15%、4級が70%、5級が80%、6級が85%程度となっています。

スペイン語技能検定の難易度は?

スペイン語技能検定の難易度は4級~6級は易しい、3級以上は難しいといわれています。

スペイン語技能検定の勉強法・対策方法は?

スペイン語技能検定の勉強法は、まずスペイン語の基礎知識をしっかりと身につけることが重要です。これには、日常会話で使われる基本的な単語やフレーズの学習が含まれます。また、スペイン語の文法についても、動詞の活用や時制、接続法などの基本的なルールを理解し、適切に使いこなすことが求められます。

次に、リスニング力を鍛えることも大切です。スペイン語圏の映画や音楽、ニュースなどを聞くことで、実際の会話の流れや発音に慣れることができます。これは、実際の試験での聞き取り問題に対応するためにも有効です。

さらに、スペイン語から日本語へ、またその逆の翻訳能力も重要です。実際の試験では、文書の翻訳や会話の意味を理解する問題が出されることがあります。そのため、日常的にスペイン語と日本語の間で意味を変換する練習をすることが役立ちます。

これらのスキルを身につけるためには、日々の継続的な学習が不可欠です。スペイン語の教材や参考書を活用し、実際の試験形式に慣れることも大切です。また、スペイン語を話す友人や先生との会話練習も、実践的なスキルを高めるのに効果的です。

スペイン語技能検定の対策におすすめのテキスト・参考書

スペイン語技能検定実施団体

公益財団法人 日本スペイン協会

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