HSKK(漢語水平口語考試)

HSKK(漢語水平口語考試)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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HSKK(漢語水平口語考試)とは?

HSKK(漢語水平口語考試)は中国の国家教育部が実施する中国語の国家試験で、中国語を母国語としない外国人学生、華僑、中国の少数民族などの中国語の会話能力を判定するテストです。

HSKKは初級、中級、高級の3級に分かれています。

HSKKは、筆記試験のHSKとは異なり中国語のスピーキング能力の測定に特化しており、難易度はHSKより高いとされます。

HSKKの受験資格は?

HSKKに受験資格はありません。

HSKKの概要

科目・出題範囲

HSKKの科目・出題範囲は、以下となります。

試験内容
初級復唱流された音声を聞いて、文章を復唱する
聞き取り質問を聞き、簡潔に答える
読み取り二つの質問(ピンイン付き)に回答する
中級復唱流された音声を聞いて文章を復唱する
絵を見て話す絵や写真を見て話す
読み取り二つの質問に解答する
高級要約流された音声を聞いて内容を要約する
朗読文章を朗読する
読み取り質問に解答する

出題形式

HSKKの出題形式は、スピーキングです。

試験時間

HSKKの試験時間は、以下となります。

試験時間
初級約17分復唱 4分
聞き取り 3分
準備時間 7分
(第3部分に対する解答の準備)
読み取り 3分
中級約21分復唱 3分
準備時間 10分
(第2部分、第3部分に対する解答の準備)
絵を見て話す 4分
読み取り 4分
高級約24分要約 8分
準備時間 10分
(第2部分、第3部分に対する解答の準備)
朗読 2分
読み取り 5分

合格基準(合格ライン)

HSKKの合格基準は、100点満点中60点以上です。

受験料

HSKKの受験料は、初級が6,050円、中級が7,150円、高級が8,250円です。

試験会場

HSKKは全国で毎月実施され、実施会場は毎回異なります。

また、ネット試験も不定期で実施されており、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、熊本県に会場があります。

HSKKの免除制度

HSKKに免除制度は、ありません。

HSKKの日程

申込み期間

HSKKの申込み期間は、試験日の概ね1ヶ月前までです。

HSKKネット試験の申込み期間は、試験日の10日前までです。

試験日

HSKKの試験日は、毎月1回、土曜日もしくは日曜日に実施されています。

HSKKネット試験の試験は、不定期に実施されています。

合格発表日

HSKKの結果は、試験4週間程度で確認できます。

HSKKネット試験の結果は、試験4週間後に確認できます。

HSKKの合格率・受験者数

HSKKの合格率は公開されていません。

HSKKの難易度は?どれくらいのレベル?

初級は、日常の話題を聞き取り、基本的なコミュニケーションのニーズを満たす能力を持つ人を対象としています。このレベルでは、200語程度の語彙を学習していることが期待されます。

中級は、中国語を母国語とする人と流暢にコミュニケーションを取る能力を評価します。このレベルでは、900語程度の語彙を学習していることが期待されます。

高級:は、中国語で自分の意見や見解を流暢に表現する能力を持つ人を対象としています。このレベルでは、3000語程度の語彙を学習していることが期待されます。

難易度としては、HSK試験よりもHSKKの方が高いとされています。

特にスピーキング能力だけでなく、リスニングの能力も評価されるため、単語や文法の知識だけでなく、それらを正確に組み立てて発音するスキルが求められます。

一般的には、まずHSKの受験が推奨されるものの、中国の学校への入学や中国企業への就職を考えている場合、HSKKの受験も必要となることがあります。

HSKKの勉強法・対策方法は?

HSKKの試験は、日常の話題を聞き取り、表現することが主な目的となっています。初級の試験内容は、問題を聞いて復唱する部分、問題を聞いて簡潔に答える部分、そして問題文を読んで自分の考えを述べる部分の3つに大別されます。特に、発音の正確さは非常に重要で、日本語にはない特定の音を正確に発音するための練習が必要です。例えば、èの音や-ngと-nの違い、-aと-eの違いなど、これらの音の特徴を理解し、正確に発音することが求められます。

また、試験の問題はすべて中国語であり、問題文は一度しか放送されないため、集中して聞き取る能力も鍛える必要があります。メモを取ることができるので、重要なポイントをメモしながら解答する習慣をつけると良いでしょう。さらに、試験前には、自分の名前や国籍、受験番号などの基本的な情報を中国語で答えられるように準備しておくことも大切です。

試験の勉強法としては、日常的な会話文の練習を重点的に行い、特に発音の練習を怠らないことが重要です。また、実際の試験の形式や問題の傾向をよく理解するために、過去問の練習や模擬試験を受けることもおすすめします。これにより、試験の流れや問題のタイプに慣れることができ、実際の試験当日に冷静に対応することができるでしょう。

最後に、HSKKの試験は、単に言語の知識を試すものではなく、実際のコミュニケーション能力を評価するものです。したがって、日常生活での実際の会話の練習を積極的に行い、様々な場面でのコミュニケーション能力を高めることが、試験の成功への鍵となるでしょう。

HSKKの対策ができる予備校・講座

HSKK実施団体

HSK日本実施委員会

株式会社 新華コンサルティング

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