日本漢字能力検定(漢検)

日本漢字能力検定(漢検)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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日本漢字能力検定(漢検)とは?

日本漢字能力検定(漢検)は、日本国内での漢字の知識や使用能力を測るための検定試験です。

この試験は、日常生活や学業、ビジネスなどのさまざまな場面での漢字の正確な読み書き能力を評価することを目的としています。

検定は、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級、6級、7級、8級、9級、10級の12の級に分かれており、それぞれの級が対象とする漢字の数や内容が異なります。

日本漢字能力検定は、漢字の読みや書き、意味、用法などを問う問題が出題され、受験者の漢字に関する総合的な能力を測定します。

また、漢字文化を正しく理解し、豊かな表現力を持つ人材の育成を目指しており、多くの学校や企業での採用試験の参考資料としても利用されています。

この検定を受験することで、自分の漢字能力を確認し、さらなるスキルアップを目指すことができます。

日本漢字能力検定の受験資格は?

日本漢字能力検定に受験資格はありません。

日本漢字能力検定の概要

科目・出題範囲

日本漢字能力検定の科目・出題範囲は、以下となります。

1級

1級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、故事・諺、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語です。

程度は、常用漢字を含めて、約6000字の漢字(JIS第一・第二水準を目安とする)の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
常用漢字の音・訓を含めて、約6000字の漢字の読み書きに慣れ、文章の中で適切に使える。

  • 熟字訓、当て字を理解していること
  • 対義語、類義語、同音・同訓異字などを理解していること
  • 国字を理解していること(怺える、毟るなど)
  • 地名・国名などの漢字表記(当て字の一種)を知っていること
  • 複数の漢字表記について理解していること(鹽―塩、颱風―台風など)

《四字熟語・故事・諺》
典拠のある四字熟語、故事成語・諺を正しく理解している。

《古典的文章》
古典的文章の中での漢字・漢語を理解している。

準1級

準1級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、故事・諺、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語です。

程度は、常用漢字を含めて、約3000字の漢字(JIS第一水準を目安とする)の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
常用漢字の音・訓を含めて、約3000字の漢字の読み書きに慣れ、文章の中で適切に使える。

  • 熟字訓、当て字を理解していること
  • 対義語、類義語、同音・同訓異字などを理解していること
  • 国字を理解していること(峠、凧、畠 など)
  • 複数の漢字表記について理解していること(國―国、交叉―交差 など)

《四字熟語・故事・諺》
典拠のある四字熟語、故事成語・諺を正しく理解している。

《古典的文章》
古典的文章の中での漢字・漢語を理解している。

2級

2級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、部首・部首名、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成です。

程度は、すべての常用漢字を理解し、文章の中で適切に使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
すべての常用漢字の読み書きに習熟し、文章の中で適切に使える。

  • 音読みと訓読みとを正しく理解していること
  • 送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書けること
  • 熟語の構成を正しく理解していること
  • 熟字訓、当て字を理解していること(海女/あま、玄人/くろうとなど)
  • 対義語、類義語、同音・同訓異字などを正しく理解していること

《四字熟語》
典拠のある四字熟語を理解している(鶏口牛後、呉越同舟 など)。

《部首》
部首を識別し、漢字の構成と意味を理解している。

準2級

準2級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、部首・部首名、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成です。

程度は、常用漢字のうち1951字を理解し、文章の中で適切に使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
1951字の漢字の読み書きを習得し、文章の中で適切に使える。

  • 音読みと訓読みとを正しく理解していること
  • 送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書けること
  • 熟語の構成を正しく理解していること
  • 熟字訓、当て字を理解していること(硫黄/いおう、相撲/すもう など)
  • 対義語、類義語、同音・同訓異字を正しく理解していること

《四字熟語》
典拠のある四字熟語を理解している(驚天動地、孤立無援 など)。

《部首》
部首を識別し、漢字の構成と意味を理解している。

3級

3級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、部首・部首名、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成です。

程度は、常用漢字のうち約1600字を理解し、文章の中で適切に使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字約600字の読み書きを習得し、文章の中で適切に使える。

  • 音読みと訓読みとを正しく理解していること
  • 送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書けること
  • 熟語の構成を正しく理解していること
  • 熟字訓、当て字を理解していること(乙女/おとめ、風邪/かぜ など)
  • 対義語、類義語、同音・同訓異字を正しく理解していること

《四字熟語》
四字熟語を理解している。

《部首》
部首を識別し、漢字の構成と意味を理解している。

4級

4級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、部首・部首名、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成です。

程度は、常用漢字のうち約1300字を理解し、文章の中で適切に使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字約300字の読み書きを習得し、文章の中で適切に使える。

  • 音読みと訓読みとを正しく理解していること
  • 送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書けること
  • 熟語の構成を正しく理解していること
  • 熟字訓、当て字を理解していること(小豆/あずき、土産/みやげ など)
  • 対義語、類義語、同音・同訓異字を正しく理解していること

《四字熟語》
四字熟語を理解している。

《部首》
部首を識別し、漢字の構成と意味を理解している。

5級

5級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成です。

程度は、小学校第6学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割に対する知識を身に付け、漢字を文章の中で適切に使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
小学校学年別漢字配当表の第6学年までの学習漢字を読み、書くことができる。

  • 音読みと訓読みとを正しく理解していること
  • 送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書けること
  • 熟語の構成を知っていること
  • 対義語、類義語を正しく理解していること
  • 同音・同訓異字を正しく理解していること

《四字熟語》
四字熟語を正しく理解している(有名無実、郷土芸能 など)。

《筆順》
筆順、総画数を正しく理解している。

《部首》
部首を理解し、識別できる。

6級

6級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、三字熟語、熟語の構成です。

程度は、小学校第5学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割を知り、正しく使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
小学校学年別漢字配当表の第5学年までの学習漢字を読み、書くことができる。

  • 音読みと訓読みとを正しく理解していること
  • 送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書けること(求める、失う など)
  • 熟語の構成を知っていること(上下、絵画、大木、読書、不明 など)
  • 対義語、類義語の大体を理解していること(禁止-許可、平等-均等 など)
  • 同音・同訓異字を正しく理解していること

《筆順》
筆順、総画数を正しく理解している。

《部首》
部首を理解している。

7級

7級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語、同音異字、誤字訂正、三字熟語です。

程度は、小学校第4学年までの学習漢字を理解し、文章の中で正しく使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
小学校学年別漢字配当表の第4学年までの学習漢字を読み、書くことができる。

  • 音読みと訓読みとを正しく理解していること
  • 送り仮名に注意して正しく書けること(等しい、短い、流れる など)
  • 熟語の構成を知っていること
  • 対義語の大体を理解していること(入学-卒業、成功-失敗 など)
  • 同音異字を理解していること(健康、高校、公共、外交 など)

《筆順》
筆順、総画数を正しく理解している。

《部首》
部首を理解している。

8級

8級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語、同じ漢字の読みです。

程度は、小学校第3学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
小学校学年別漢字配当表の第3学年までの学習漢字を読み、書くことができる。

  • 音読みと訓読みとを理解していること
  • 送り仮名に注意して正しく書けること(食べる、楽しい、後ろ など)
  • 対義語の大体を理解していること(勝つ-負ける、重い-軽い など)
  • 同音異字を理解していること(反対、体育、期待、太陽 など)

《筆順》
筆順、総画数を正しく理解している。

《部首》
主な部首を理解している。

9級

9級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、筆順・画数です。

程度は、小学校第2学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
小学校学年別漢字配当表の第2学年までの学習漢字を読み、書くことができる。

《筆順》
点画の長短、接し方や交わり方、筆順および総画数を理解している。

10級

10級の主な出題内容は、漢字の読み、漢字の書取、筆順・画数です。

程度は、小学校第1学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使える、となっています。

領域・内容は以下となります。

《読むことと書くこと》
小学校学年別漢字配当表の第1学年の学習漢字を読み、書くことができる。

《筆順》
点画の長短、接し方や交わり方、筆順および総画数を理解している。

出題形式

日本漢字能力検定の出題形式は、主に記述式です。CBT受験の場合は、多肢択一式・ 書き問題(タブレットに専用ペンで記述)となります。

試験時間

日本漢字能力検定の試験時間は、1級~7級が60分、8級~10級が40分です。

合格基準(合格ライン)

日本漢字能力検定の合格基準は、1級、準1級、2級が200点満点中80%程度、準2級、3級、4級、5級、6級、7級が200点満点中70%程度、8級、9級、10級が150点中80%程度です。

受験料

日本漢字能力検定の受験料は、1級が6,000円、準1級が5,500円、2級が4,500円、準2級、3級、4級が3,500円、5級、6級、7級が3,000円、8級、9級、10級が2,500円です。

試験会場

日本漢字能力検定は全国の会場で実施されます。

また、日本漢字能力検定はCBT形式で実施されており、2級、準2級、3級、4級、5級、6級、7級は全国のテストセンターで受験することができます。

日本漢字能力検定の免除制度

日本漢字能力検定に免除制度は、ありません。

日本漢字能力検定の日程

日本漢字能力検定は6月、10月、2月の年3回実施されています。

申込み期間

日本漢字能力検定の申込み期間は、例年4月下旬~5月下旬、8月中旬~9月中旬、12月上旬~1月上旬です。

日本漢字能力検定CBT受検の申込み期間期限は、希望日の3日前までです。

試験日

日本漢字能力検定の試験日は、6月、10月、2月の概ね第3日曜日です。

日本漢字能力検定CBT受検の試験日は、自由に選択することができます。

合格発表日

日本漢字能力検定の合格発表日は、例年7月下旬~8月上旬、12月上旬、3月下旬~4月上旬です。

日本漢字能力検定CBT受検の合格発表日は試験の約8日後です。

日本漢字能力検定の合格率・受験者数

2023年

2023年度 第2回 受検者数 合格率
1級 903人 8.8%
準1級 5,034人 14.6%
2級 38,290人 29.4%
準2級 71,845人 37.9%
3級 131,557人 48.8%
4級 66,034人 51.6%
5級 45,428人 70.1%
6級 26,093人 76.2%
7級 25,409人 84.9%
8級 24,646人 80.3%
9級 19,846人 88.6%
10級 15,001人 94.2%
2023年度 第1回 受検者数 合格率
1級 891人 9.0%
準1級 5,037人 26.6%
2級 40,952人 25.5%
準2級 68,582人 33.4%
3級 101,424人 46.9%
4級 54,288人 52.8%
5級 46,885人 72.3%
6級 23,303人 80.3%
7級 21,916人 86.6%
8級 22,334人 83.6%
9級 18,855人 90.5%
10級 15,813人 95.9%

2022年

2022年度 第3回 受検者数 合格率
1級 860人 13.0%
準1級 5,037人 11.1%
2級 38,967人 28.9%
準2級 65,798人 38.5%
3級 98,838人 47.5%
4級 55,861人 53.2%
5級 55,949人 74.8%
6級 44,393人 79.3%
7級 44,462人 86.2%
8級 44,078人 82.3%
9級 38,932人 90.9%
10級 31,908人 94.9%
2022年度 第2回 受検者数 合格率
1級 921人 6.7%
準1級 5,174人 18.3%
2級 38,490人 29.2%
準2級 77,155人 38.2%
3級 135,151人 50.3%
4級 71,061人 51.7%
5級 46,350人 70.0%
6級 26,406人 77.6%
7級 25,464人 85.2%
8級 24,642人 81.4%
9級 20,524人 89.1%
10級 15,324人 94.1%
2022年度 第1回 受検者数 合格率
1級 847人 9.6%
準1級 5,337人 13.7%
2級 44,512人 28.5%
準2級 74,419人 35.6%
3級 110,893人 50.6%
4級 59,907人 53.3%
5級 49,385人 73.1%
6級 24,843人 81.2%
7級 23,267人 87.1%
8級 22,213人 84.3%
9級 19,994人 90.8%
10級 16,118人 96.7%

2021年

2021年度 第3回 受検者数 合格率
1級 873人 10.0%
準1級 5,304人 11.6%
2級 43,463人 29.7%
準2級 67,988人 38.4%
3級 100,471人 50.5%
4級 57,069人 56.2%
5級 53,186人 76.3%
6級 41,129人 79.8%
7級 40,237人 87.9%
8級 39,677人 84.2%
9級 34,307人 90.6%
10級 28,745人 94.6%
2021年度 第2回 受検者数 合格率
1級 797人 6.4%
準1級 4,863人 5.5%
2級 45,619人 31.2%
準2級 81,783人 40.9%
3級 151,656人 53.3%
4級 79,848人 54.4%
5級 51,966人 71.7%
6級 29,187人 79.7%
7級 29,419人 85.9%
8級 27,529人 82.9%
9級 23,061人 90.1%
10級 17,287人 94.4%
2021年度 第1回 受検者数 合格率
1級 916人 9.3%
準1級 5,767人 14.7%
2級 51,968人 24.6%
準2級 88,701人 39.1%
3級 130,827人 47.0%
4級 63,519人 52.5%
5級 53,605人 74.7%
6級 22,226人 81.6%
7級 20,390人 86.7%
8級 19,361人 84.6%
9級 15,962人 90.2%
10級 13,477人 96.1%

2020年

2020年度 第3回 受検者数 合格率
1級 810人 9.9%
準1級 4,855人 30.1%
2級 45,035人 29.7%
準2級 77,175人 40.6%
3級 117,368人 48.8%
4級 65,638人 54.2%
5級 56,776人 76.5%
6級 43,358人 83.1%
7級 42,992人 89.1%
8級 41,922人 85.9%
9級 37,607人 92.2%
10級 32,296人 96.0%
2020年度 第2回 受検者数 合格率
1級 791人 10.9%
準1級 4,807人 19.6%
2級 45,528人 27.3%
準2級 94,795人 38.9%
3級 179,308人 50.0%
4級 92,955人 55.9%
5級 62,459人 74.1%
6級 30,164人 80.3%
7級 29,553人 86.7%
8級 27,763人 84.9%
9級 23,561人 91.8%
10級 17,726人 95.3%
2020年度 第1回 受検者数 合格率
1級 0人 0%
準1級 0人 0%
2級 16,954人 25.6%
準2級 34,572人 40.1%
3級 52,211人 48.8%
4級 24,530人 49.9%
5級 19,947人 70.5%
6級 6,086人 75.2%
7級 4,919人 83.3%
8級 3,933人 77.1%
9級 3,139人 87.4%
10級 2,320人 95.2%

2019年

2019年度 第3回 受検者数 合格率
1級 1,051人 5.9%
準1級 5,469人 17.4%
2級 50,388人 24.0%
準2級 86,030人 36.8%
3級 128,141人 45.0%
4級 75,012人 52.2%
5級 71,126人 77.0%
6級 54,915人 81.3%
7級 55,673人 87.0%
8級 56,262人 85.2%
9級 49,103人 91.4%
10級 41,090人 95.1%
2019年度 第2回 受検者数 合格率
1級 1,024人 10.4%
準1級 4,605人 13.4%
2級 45,049人 22.2%
準2級 93,759人 34.7%
3級 175,245人 45.7%
4級 85,673人 50.5%
5級 57,846人 69.5%
6級 31,678人 77.0%
7級 31,134人 86.2%
8級 29,517人 83.3%
9級 25,195人 89.3%
10級 18,530人 93.7%
2019年度 第1回 受検者数 合格率
1級 1,191人 7.8%
準1級 4,946人 15.4%
2級 52,817人 18.0%
準2級 92,894人 29.0%
3級 139,832人 45.0%
4級 71,927人 52.6%
5級 63,300人 74.3%
6級 29,413人 80.1%
7級 28,887人 86.4%
8級 29,269人 84.6%
9級 24,176人 92.0%
10級 19,684人 96.0%

日本漢字能力検定の難易度は?どれくらいのレベル?

日本漢字能力検定の大まかな難易度は、1級、準1級は、常用漢字の範囲を超えて、故事やことわざを含む、日本語・漢字の奥深い世界について理解を深められている、2級、準2級、3級、4級は中学・高校で習う常用漢字を使いこなす力を養われている、5級、6級、7級、8級、9級、10級は、小学校の各学年で学習した漢字がきちんと身についている、となっています。

1級

1級は、最も高度な漢字能力を問う級で、大学入試レベル以上の6,355字の漢字を対象としています。これには、新聞や雑誌で日常的に使用される漢字や、古典文学などで見られる難解な漢字も含まれます。

準1級

準1級は、1級に次ぐ難易度で、高校卒業レベルの3,000字程度の漢字を対象としています。

2級

2級は、ビジネスシーンなどでの漢字使用能力を問う級で、中学卒業レベルの1,945字の漢字を対象としています。

準2級

準2級は、2級よりもやや易しい難易度で、中学2年生レベルの1,600字程度の漢字を対象としています。

3級

3級は、日常生活での漢字使用能力を問う級で、小学校卒業レベルの1,006字の漢字を対象としています。

4級

4級は、小学校高学年レベルの漢字能力を問う級で、小学5・6年生レベルの881字の漢字を対象としています。

5級

5級は、小学校中学年レベルの漢字能力を問う級で、小学3・4年生レベルの635字の漢字を対象としています。

6級

6級は、小学校初級レベルの漢字能力を問う級で、小学1・2年生レベルの440字の漢字を対象としています。

7級

7級は、初級レベルの漢字能力を問う級で、日常生活で頻繁に使用される300字程度の漢字を対象としています。

8級

8級は。入門レベルの漢字能力を問う級で、日常生活でよく使用される200字程度の漢字を対象としています。

9級

9級は、日常生活で基本的な150字程度の漢字を対象としています。

10級

10級は、日常生活で最も基本的な80字程度の漢字を対象としています。

日本漢字能力検定の勉強法・対策方法は?

日本漢字能力検定の勉強法を効果的に勉強するための方法は、まず基本的な漢字の知識をしっかりと身につけることが重要です。具体的には、日常生活でよく使われる漢字や熟語を中心に、その読みや意味、使い方を繰り返し学習することがおすすめです。

また、漢字の学習には、実際に手を使って書く練習が欠かせません。特に、漢字の書き順や筆の運び方に注意を払いながら、何度も書き続けることで、正確に漢字を書けるようになるでしょう。さらに、漢字の読みや意味だけでなく、その背景や由来にも興味を持ち、深く学ぶことで、より豊かな漢字の知識を身につけることができます。

次に、実際の試験に向けての勉強法としては、過去の問題を多く解くことが効果的です。過去問を解くことで、試験の傾向や出題範囲を把握することができ、自分の弱点や課題を明確にすることができます。そして、その弱点を中心に、繰り返し学習を行うことで、試験に臨む自信を持つことができるでしょう。

最後に、日本漢字能力検定の勉強は、短期間で終わらせるのではなく、長期的なスパンで計画的に行うことが大切です。日常生活の中で、常に漢字に触れる機会を増やし、漢字の知識を深めていくことで、試験の日にしっかりとその知識を発揮することができるでしょう。

日本漢字能力検定の対策におすすめのテキスト・参考書

日本漢字能力検定実施団体

公益財団法人 日本漢字能力検定協会

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