衛生管理者試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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衛生管理者とは?仕事内容は?
衛生管理者は、労働安全衛生法に基づき、事業場の衛生管理業務を担う専門家です。主な役割は、労働災害の防止や労働者の健康管理を行うことです。
衛生管理者試験の受験資格は?
衛生管理者試験の受験資格には、大学卒業またはそれに準ずる学歴、もしくは10年以上の実務経験が必要です。また、労働衛生の実務経験が1〜3年以上あることも条件とされています。
衛生管理者試験の概要
科目・出題範囲
衛生管理者試験の科目・出題範囲は、「関係法令(労働基準法、労働安全衛生法)」「労働衛生」「労働生理」の3つの科目から出題されます。第一種は全44問、第二種は全30問で出題されます。
出題形式
衛生管理者試験の出題形式は、マークシート形式です。
試験時間
衛生管理者試験の試験時間は、第一種も第二種も試験時間は3時間です。科目免除者は2時間15分となっています。
合格基準(合格ライン)
衛生管理者試験の合格基準は、各科目の得点が40%以上かつ、合計得点が60%以上で合格となります。
受験料
衛生管理者試験の受験料は8,800円(非課税)です。
試験会場
衛生管理者試験の会場は、全国7ヶ所の「安全衛生技術センター」です。具体的な場所としては、「北海道安全衛生技術センター」「東北安全衛生技術センター」「関東安全衛生技術センター」「中部安全衛生技術センター」「近畿安全衛生技術センター」「中国四国安全衛生技術センター」「九州安全衛生技術センター」があります。
衛生管理者試験の免除制度
衛生管理者試験の免除制度は、特定の条件を満たした者が試験の一部または全部を免除される制度です。医学、保健衛生に関する学科を専攻し、労働衛生に関する講座や学科目を修めた大学卒業者は、試験免除の対象となります。
また、保健師、薬剤師などの資格を持つ者や、労働衛生コンサルタント試験に合格した者も免除対象です。なお、免除を受けるためには、住所地を管轄する労働局に申請書一式を提出しなければなりません。申請には、資格を証明する書類が必要です。
衛生管理者試験の日程
申込み期間
衛生管理者試験の申込み期間は、試験日の約2ヶ月前から申込みが開始される傾向にあります。例えば、2023年の場合は12月31日までに申し込みが必要でした。
試験日
衛生管理者試験は年に複数回実施されており、例えば2024年度では、各地のセンターで月に1回以上の頻度で試験が行われています。なお、具体的な日程は試験センターによって異なります。
合格発表日
衛生管理者試験の合格発表日は、試験日から7日後に行われることが一般的です。
衛生管理者試験の合格率・受験者数
2022年 | 第一種衛生管理者 | 45.8% | 68,066名 |
第二種衛生管理者 | 51.4% | 35,199名 |
衛生管理者試験の難易度は?どれくらいのレベル?
衛生管理者試験の難易度は、他の国家資格と比較して比較的低いとされています。具体的には、簿記3級程度の難易度であると一般に認識されています。第一種衛生管理者試験の合格率は、おおよそ40%以上、第二種衛生管理者試験の合格率は、おおよそ50%以上となっています。
これらの合格率は、国家資格の中では比較的高い部類に入ります。また、合格率は年によって多少の変動はありますが、大きな変化は見られない傾向にあります。
衛生管理者試験の勉強法・対策方法は?
衛生管理者試験の勉強法・対策方法として出題傾向の分析や、オンライン講座の活用が必用です。以下に具体的に示します。
- 出題傾向の分析
- オンライン講座の活用
- 参考書の選定
①出題傾向の分析
衛生管理者試験の出題傾向を分析し、効率的な勉強方法を採用することが合格への近道です。特に、過去問題の類似問題が多く出題されるため、過去問を中心に学習することが推奨されます。
②オンライン講座の活用
オンライン講座を活用することで、スキマ時間を利用して効率的に学習することができます。また、視覚と聴覚を使って学習することで、より効率的に知識を身につけることが可能です。
③学習計画を立てる
適切な参考書を選ぶことも重要です。内容が理解しやすく、試験範囲を網羅しているものを選びましょう。
衛生管理者試験の対策におすすめのテキスト・参考書
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