総合無線通信士試験

総合無線通信士試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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総合無線通信士とは?仕事内容は?

総合無線通信士は、海上、航空及び陸上の無線局の無線設備の操作を行うことができる国家資格です。

第一級・第二級・第三級の3つのグレードがあり、扱える範囲が異なります。

総合無線通信士試験の受験資格は?

総合無線通信士試験に受験資格はありません。

総合無線通信士試験の概要

科目・出題範囲

総合無線通信士試験の科目は以下となります。

科目 第一級 第二級 第三級
無線工学の基礎
無線工学    
無線工学A  
無線工学B  
法規
英語 会話  
筆記
地理  
電気通信術
(実技)
電信 和文 送受信 送受信 送受信
欧文 欧文暗語 送受信 送受信 送受信
欧文普通語 送受信 送受信 送受信
電話 欧文 送受話 送受話  
印刷電信・欧文普 送信    

出題形式

総合無線通信士試験の出題形式は、マークシートでの選択形式と実技試験です。

試験時間

総合無線通信士試験の試験時間は、「無線工学の基礎」「無線工学」「無線工学A」「無線工学B」が150分、「法規」が150分分(第三級のみ90分)、「地理」が60分、電気通信術は各科目2~5分ずつ割り当てられます。

合格基準(合格ライン)

総合無線通信士試験の合格基準は以下となっています。

■多岐選択式

  無線工学の基礎 工学 工学A 工学B 法規 地理 英語
配点 合格点 配点 合格点 配点 合格点 配点 合格点 配点 合格点 配点 合格点 配点 合格点
第一級 125 75     125 75 125 75 125 75 200 120 105 60
第二級 125 75     125 75 125 75 125 75 200 120 105 60
第三級 125 75 125 75         100 60        

■実技試験

  電信 電話 印刷電信
送信 受信 送信 受信
種目 合格点 種目 合格点 種目 合格点 種目 合格点 合格点
第一級 和文
欧文暗語
欧文普通語
210 和文
欧文普
欧文暗
210 欧文暗 80 欧文暗 80 200字以上
送信した場合(送信のみ)
第二級 和文
欧文普
欧文暗
210 和文
欧文普
欧文暗
210 欧文暗 80 欧文暗 80  
第三級 和文
欧文普
欧文暗
190 和文
欧文普
欧文暗
190          

受験料

総合無線通信士試験の受験料は、第一級総合無線通信士が21,200円、第二級総合無線通信士が18,800円、第三級総合無線通信士が13,600円です。

試験会場

総合無線通信士試験の試験会場は、東京都、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、広島市、熊本市、那覇市の8会場です。

工事担任者試験の免除制度

総合無線通信士試験には取得した資格による免除制度が複数あります。

総合無線通信士試験の日程

総合無線通信士試験は9月期と3月期の年2回実施されます。

申込み期間

総合無線通信士試験の申込み期間は、例年7月1~20日、1月1~20日までです。

試験日

総合無線通信士試験の試験日は、例年9月と3月に第一級・第二級は3日間、第三級は2日間の筆記試験と、実技試験がおこなわれます。

合格発表日

総合無線通信士試験の合否は、試験終了の3週間後までに送付されます。

総合無線通信士試験の合格率・受験者数

  第一級 第二級 第三級
受験者数 合格率 受験者数 合格率 受験者数 合格率
2022年 236人 4.2% 89人 5.6% 160人 1.9%
2021年 207人 4.8% 91人 1.1% 197人 1.5%

総合無線通信士験験の難易度は?どれくらいのレベル?

総合無線通信士試験は無線従事者試験のなかでも最上位に難しいとされており、非常に難易度の高い資格となっています。

すべての級で合格率が5%以下となっており、免除制度を用いて資格を取得するのが前提となっているようです。

総合無線通信士試験の勉強法・対策方法は?

総合無線通信士試験の勉強法・対策方法は、

  1. 目標設定: 総合無線通信士試験は難易度が高いため、まずは具体的な目標を設定します。これは、試験合格を目指す期間や、一日にどれくらいの時間を勉強に割くかなどを決めることを含みます。
  2. 計画立案: 次に、学習計画を立案します。試験範囲を確認し、それぞれの科目をどの順番で学習するか、どの科目にどれくらいの時間を割くかを決めます。
  3. 基礎学習: 総合無線通信士試験は、無線工学の基礎、無線工学B、無線工学A、法規、英語、地理、電気通信術など幅広い知識が求められます。まずは、これらの基礎知識をしっかりと身につけることが重要です。
  4. 反復学習: 基礎学習が終わったら、反復学習を行います。過去問題を解いたり、自分で問題を作って解いたりすることで、知識を定着させます。

などがあります。

これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、試験に備えることができます。

総合無線通信士試験の対策におすすめのテキスト・参考書

総合無線通信士試験実施団体

公益財団法人 日本無線協会

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