揚貨装置運転士免許試験

揚貨装置運転士免許試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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揚貨装置運転士とは?仕事内容は?

揚貨装置運転士は、制限(つり上げ)荷重が5トン以上の揚貨装置を運転するために必要な資格です。

揚貨装置は、船舶に設置されたデリックやクレーン設備をいい、これを用いて陸から船、あるいは船から陸へ貨物を積み替える港湾での作業に用いられています。

揚貨装置運転士免許試験の受験資格は?

揚貨装置運転士免許試験に受験資格はありません。

揚貨装置運転士免許試験の概要

科目・出題範囲

揚貨装置運転士免許試験の科目は、学科が、「揚貨装置に関する知識」「関係法令」「原動機及び電気に関する知識」「揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識」、実技が「揚貨装置の運転」「揚貨装置の運転のための合図」です。

出題形式

揚貨装置運転士免許試験の出題形式は、学科は選択式です。

試験時間

揚貨装置運転士免許試験の試験時間は、学科が150分(2科目免除者は65分)、実技は個別に知らされます。

合格基準(合格ライン)

揚貨装置運転士免許試験の合格基準は、学科が「総得点が満点中60%以上の得点率かつ各科目が満点中40%以上の得点率」、実技が「減点の合計が40点以下」です。

受験料

揚貨装置運転士免許試験の受験料は、学科が8800円、実技が14000円です。

試験会場

揚貨装置運転士免許試験の試験会場は、北海道センター、東北センター、関東センター、中部センター、近畿センター、中国四国センター、九州センターです。

揚貨装置運転士免許試験の免除制度

揚貨装置運転士免許試験に免除制度は、以下となります。

科目の免除を受けることができる者 免除科目
クレーン・デリック(クレーン限定、床上運転式クレーン限定を含む。)旧クレーン(床上運転式限定を含む。)、旧デリック又は移動式クレーン運転士免許を有する者 学科:
・原動機及び電気に関する知識
・力学に関する知識
実技:運転のための合図
揚貨装置運転実技教習を修了した者で、その修了した日から起算して1年以内のもの 実技:全部(学科試験のみ受験すればよい。)
揚貨装置の学科試験に合格した者で、その学科試験が行われた日から起算して1年以内のもの 学科:全部(実技試験のみ受験すればよい。)
床上操作式クレーン運転技能講習を修了した者 実技:運転のための合図
小型移動式クレーン運転技能講習を修了した者
玉掛け技能講習を修了した者

揚貨装置運転士免許試験の日程

揚貨装置運転士免許試験は各センターで年1~2シーズン実施されています。

申込み期間

揚貨装置運転士免許試験の申込み期間は、実施センターにより異なります。

試験日

揚貨装置運転士免許試験の試験日は、例年4月、6月、10月です。

合格発表日

揚貨装置運転士免許試験の合格発表日は、実施センターにより異なります。

揚貨装置運転士免許試験の合格率・受験者数

  学科 実技
合格率 受験者数 合格率 受験者数
2022年 76.2% 600名 90.2% 336名

揚貨装置運転士免許試験の難易度は?どれくらいのレベル?

揚貨装置運転士免許試験の合格率は学科が75%前後、実技が90%前後となっており、難易度は易しいレベルです。

揚貨装置運転士免許試験の勉強法・対策方法は?

揚貨装置運転士免許試験の勉強法は、過去問題を数年分繰り返し勉強することが効果的であるとされています。

過去問題は繰り返し出題される傾向があるため、1つの問題を深く理解することで、同様の問題に対処する能力が向上します。特に、デリック型式の揚貨装置の図が出題され、部位の名称を答えさせる問題は、毎年または1年おきに出題されているため、デリック型式の揚貨装置の図の全体の役割と、全部の名称を覚えることが重要です。

また、問題集や参考書を利用する際には、解説が詳しいものを選ぶことがお勧めされています。計算問題も類似して出題されるため、答えの出し方を理解することで、どのように問題が変わろうとも答えることが可能になります。

実技試験においては、運転したことがない場合は、運転を訓練する必要があります。運転教習が実施されていますので参加しましょう。

揚貨装置運転士免許試験の対策におすすめのテキスト・参考書

揚貨装置運転士免許試験実施団体

公益財団法人 安全衛生技術試験協会

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