実用フランス語技能検定試

実用フランス語技能検定試験(仏検)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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実用フランス語技能検定(仏検)とは?

実用フランス語技能検定(仏検・DAPF)は、日本人学習者を対象にフランス語の実用能力を客観的に測る検定試験です。

実用フランス語技能検定には、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7グレードの級が設定されています。

1級 「聞く」「話す」「読む」「書く」という能力を高度にバランスよく身につけ、フランス語を実地に役立てる職業で即戦力となる。
準1級 日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的な内容はもとより、多様な分野についてのフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。
2級 日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的なフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。
準2級 日常生活における平易なフランス語を、聞き、話し、読み、書くことができる。
3級 フランス語の文構成についての基本的な学習を一通り終了し、簡単な日常表現を理解し、読み、聞き、話し、書くことができる。
4級 基礎的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。
5級 初歩的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。

実用フランス語技能検定試験の受験資格は?

実用フランス語技能検定試験に受験資格はありません。

実用フランス語技能検定試験の概要

科目・出題範囲

実用フランス語技能検定試験の科目は以下となります。

科目 1級 準1級 2級 準2級 3級 4級 5級
1次試験 筆記
書き取り      
聞き取り
2次試験 個人面接      

出題形式

実用フランス語技能検定試験の出題形式は、4級・5級がマークシート方式、3級以上はマークシート方式・記述式です。

試験時間

実用フランス語技能検定試験の試験時間は、以下となります。

試験時間 1級 準1級 2級 準2級 3級 4級 5級
1次試験 筆記 120分 100分 90分 75分 60分 45分 30分
書き取り 40分 35分 35分 25分      
聞き取り 15分 15分 15分
2次試験 個人面接 約9分 約7分 約5分 約5分      

合格基準(合格ライン)

実用フランス語技能検定試験の合格基準は、3~5級は原則60点、1級~準2級は毎季変動します。

受験料

実用フランス語技能検定試験の受験料は、以下となります。

単願
1級 準1級 2級 準2級 3級 4級 5級
14,500円 12,500円 10,000円 9,000円 7,000円 6,000円 5,000円
併願
準1級+2級 2級+準2級 準2級+3級 3級+4級 4級+5級
20,500円 17,000円 14,000円 11,000円 9,000円

試験会場

実用フランス語技能検定試験の試験会場は、概ね全国47都道府県に設置されます。

なお、会場により実施する級が異なります。

実用フランス語技能検定試験の免除制度

実用フランス語技能検定試験は、1級・準1級・2級・準2級の1次試験に合格し2次試験が不合格、あるいは2次試験を欠席した場合は、次季受験のみ、1次試験を受けることなく2次試験から受験できます。

実用フランス語技能検定試験の日程

実用フランス語技能検定試験は春季(6月)と秋季(11月)の年2回実施され、1級は春季のみ、準1級は秋季のみ実施されます。

申込み期間

実用フランス語技能検定試験の申込み期間は、例年4月上旬~5月下旬、9月上旬~10月下旬です。

試験日

実用フランス語技能検定試験1次試験の試験日は、例年6月中旬、11月中旬です。

実用フランス語技能検定試験2次試験の試験日は、例年7月中旬、1月中旬です。

合格発表日

実用フランス語技能検定試験3~5級の合格発表は、例年7月中旬、12月中旬です。

実用フランス語技能検定試験準2級以上い級の合格発表日は、例年8月上旬、1月上旬です。

実用フランス語技能検定試験の合格率・受験者数

2022年度 1次試験 2次試験
受験者数 合格率 受験者数 最終合格率
1級 春季 415名 12.8% 45名 10.8%
準1級 秋季 747名 26.5% 180名 23.3%
2級 春季 872名 36.9% 290名 32.5%
秋季 933名 34.5% 303名 31.8%
準2級 春季 1,039名 61.2% 579名 53.8%
秋季 1,084名 58.7% 579名 52.2%
3級 春季 1,994名 52.9%    
秋季 2,388名 63.9%    
4級 春季 1,541名 74.5%    
秋季 2,611名 76.3%    
5級 春季 1,255名 80.6%    
秋季 1,902名 89.9%    
2021年度 1次試験 2次試験
受験者数 合格率 受験者数 最終合格率
1級 春季 413名 11.6% 54名 11.0%
準1級 秋季 811名 26.9% 231名 22.3%
2級 春季 1,065名 37.4% 434名 32.5%
秋季 1,155名 35.0% 424名 32.7%
準2級 春季 1,066名 61.7% 684名 54.6%
秋季 1,232名 57.6% 719名 50.6%
3級 春季 1,929名 55.9%    
秋季 2,520名 56.1%    
4級 春季 1,571名 83.1%    
秋季 2,695名 74.7%    
5級 春季 1,173名 88.9%    
秋季 1,842名 85.6%    
2020年度 1次試験 2次試験
受験者数 合格率 受験者数 最終合格率
1級 秋季 362名 14.9% 62名 14.6%
準1級 秋季 763名 25.0% 212名 21.9%
2級 春季
秋季 1,250名 35.8% 465名 32.3%
準2級 春季
秋季 1,355名 60.5% 828名 56.1%
3級 春季    
秋季 2,446名 63.0%    
4級 春季    
秋季 2,111名 80.1%    
5級 春季    
秋季 1,866名 85.4%    
※2020年度春季試験は新型コロナウイルス感染拡大により開催を中止

実用フランス語技能検定試験の難易度は?どれくらいのレベル?

1級

1級は最も高度なレベルで、ビジネスや専門的な場面でのフランス語の使用が求められます。複雑な文法構造や専門的な語彙の理解、高度なコミュニケーション能力が必要です。

準1級

準1級は1級に次ぐ高度なレベルで、日常生活やビジネスシーンでの幅広いトピックに関するディスカッションや文章の理解・作成ができる能力が求められます。

2級

2級は中級レベルで、日常生活の中で頻繁に使用されるフランス語のコミュニケーション能力が必要です。一般的なトピックに関する会話や読解、作文が中心となります。

準2級

準2級は2級と3級の中間に位置するレベルで、日常生活の多様なシチュエーションでのフランス語のコミュニケーションが求められます。より幅広い文法や語彙の理解が必要とされます。

3級

3級は初中級レベルで、日常の基本的なシチュエーションでのフランス語のコミュニケーションができる能力を測ります。基本的な文法や語彙の理解が求められます。

4級

4級は初級レベルで、簡単な日常会話や文章の理解・作成ができるレベルを指します。基本的な文法や日常的な語彙の使用が中心となります。

5級

5級は入門レベルで、フランス語の基本的な挨拶や簡単な日常会話を理解し、参加することができる能力を測ります。

実用フランス語技能検定試験の勉強法・対策方法は?

実用フランス語技能検定試験の効果的な勉強法には、いくつかのアプローチがあります。まず、公式教材を利用することで、試験の形式や出題傾向をしっかりと把握することができます。これに加えて、日常的にフランス語のニュースサイトの記事を読んだり、フランス語のラジオやポッドキャストを聞いたり、フランス映画やドラマを字幕なしで視聴することで、リスニングや読解のスキルを向上させることができます。

また、フランス語の会話クラブや交流会に参加することで、実際の会話の中でフランス語を使う機会を増やし、スピーキングのスキルを鍛えることができます。ネイティブスピーカーや上級者との会話を通じて、自然な表現や発音を学ぶことも可能です。

文法や語彙に関しては、文法書や語彙書を使用して基本的なルールや頻出の語彙を理解することが重要です。さらに、フランス語の学習アプリやオンラインリソースを利用することで、効率的に学習を進めることができます。そして、模擬試験を定期的に解くことで、実際の試験の雰囲気や時間配分に慣れるとともに、苦手な部分を特定して対策を立てることができます。

最後に、フランス語の学習グループや勉強会に参加することで、他の受験者や学習者との情報交換や共同学習の機会を持つことができ、モチベーションを保つ手助けとなります。

実用フランス語技能検定試験の対策におすすめのテキスト・参考書

実用フランス語技能検定試験の対策ができる予備校・講座

実用フランス語技能検定試験実施団体

公益財団法人 フランス語教育振興協会

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