商業施設士

商業施設士試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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商業施設士とは?仕事内容は?

商業施設士は、あらゆる商業施設のイメージ構成、空間構成等を企画し、施設の中の販売設備や装飾、ディスプレイ等を設計し、それらの構成の設計・工事監理までおこなう資格です。

「商業施設士」の資格制度には、審査が必要な上位資格「マイスター商業施設士」、「シニア商業施設士」と、商業施設士の予備軍的位置づけで商業施設士補資格講習会を受講修了すると取得できる「商業施設士補」資格があります。

商業施設士試験の受験資格は?

商業施設士試験の受験資格は、「学科試験のみ」の受験の場合と、「学科+構想表現(実技)試験」の受験、「構想表現(実技)試験のみ」の受験の場合で異なります。

「学科試験のみ」受験の場合は、満20歳以上であれば誰でも受験できます。

「構想表現(実技)試験」を含む場合は、以下に該当する必要があります。

最終卒業学校または資格商業施設/関連課程普通課程
学歴+実務大学/短期大学卒業後 1年以上の実務経験卒業後 2年以上の実務経験
高等専門学校
専修学校・専門課程
高等学校卒業後 2年以上の実務経験卒業後 3年以上の実務経験
資格1級建築士0年
2級建築士
木造建築士
インテリアプランナー
再開発プランナー
中小企業診断士
1級販売士
インテリアコーディネーター
商業施設士補
実務のみその他、上記と同等以上と認められるもの5年以上の実務経験

商業施設士試験の概要

科目・出題範囲

商業施設士試験「学科試験」の科目・出題範囲は、「共通問題」と「選択問題」となっており、「共通問題」は、実施団体発刊の「商業施設・創造とデザイン」および商業施設及び商業施設技術に関わる時事、について出題され、「選択問題」は、「生活と商業」「企画と計画」「施設と設計」「監理と施工」の4科目から2科目選択して受験します。

商業施設士試験「構想表現(実技)試験」は、「文章表現(商業施設の計画、設計)」「図案表現(商業施設の企画、計画、提案)」のどちらかを選択します。

出題形式

商業施設士試験の出題形式は、「学科試験」が多肢択一方式(マークシート)、「構想表現(実技)試験」は、事前に発表された課題について当日記載していくスタイルです。

試験時間

商業施設士試験の試験時間は、「学科試験」の共通問題・選択問題がそれぞれ60分、「構想表現(実技)試験」は、180分です。

選択問題に免除科目がある場合、1科目免除の場合は試験時間が30分、2科目免除の場合は受験不要となります。

合格基準(合格ライン)

商業施設士試験の合格基準は、公開されていません。

受験料

商業施設士試験の受験料は、学科試験のみ、構想表現(実技)試験のみの場合は13,200円(税込)、学科+構想表現(実技)試験の場合は22,000円(税込)です。

試験会場

商業施設士試験の試験会場は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡等で、前期、後期により実施しない会場があります。

商業施設士試験の免除制度

商業施設士補資格の保有者、学科試験合格通知書(一次試験合格証)、一次試験免除登録証の保有者は、学科試験が免除されます。

構想表現試験合格通知証(設計製図試験合格通知証)の保有者は、構想表現試験が免除されます。

1級建築士・2級建築士・木造建築士・インテリアプランナーは、選択問題の「施設と設計」が免除されます。

1級販売士・インテリアコーディネーターは、選択問題の「生活と商業」が免除されます。

商業施設士試験の日程

商業施設士試験は前期と後期の年2回実施されており、前期は「学科試験」「構想表現(実技)試験」 を、後期は「構想表現(実技)試験」のみ実施しています。

試験日

商業施設士試験の試験日は、前期が6~7月、後期が12~1月です。

合格発表日

商業施設士試験の合格発表日は、試験実施日の約1カ月後です。

商業施設士試験の合格率・受験者数

商業施設士試験の合格率・受験者数は公表されていません。

商業施設士試験の難易度は?

商業施設士試験は、実務経験のある方、有資格者の受験生が多く、難易度はそこまで高くありません。

商業施設士試験の勉強法・対策方法は?

商業施設士試験の試験の勉強法・対策方法は、

  1. 試験の内容を理解する: 試験の出題範囲、形式、評価基準などをよく確認し、学習計画を作成します。
  2. 専門書籍や実施団体のテキストを利用する: 商業施設に関する専門書籍、教材、オンラインコースなどを活用して基礎知識を深めます。
  3. 過去問題を活用する: 出題傾向を掴むために過去の試験問題を解き、理解度を確認します。これにより自身の弱点を明確にし、それに対する学習を強化できます。
  4. 定期的な復習を行う: 新しい知識を習得するとともに、既に学習した内容を定期的に復習し、知識を定着させます。
  5. 業界の動向を把握する: 商業施設業界の最新の動向、技術、法規制などについても学習し、最新の知識を身につけましょう。

などがあります。

これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、商業施設士試験に備えることができます。

自分のライフスタイルや仕事の状況に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。

商業施設士試験実施団体

公益社団法人商業施設技術団体連合会(JTOCS)

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