国連英検

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の概要とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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国連英検(国際連合公用語英語検定試験)とは?仕事内容は?

国連英検とは、日本国際連合協会が主催する、国際連合公用語である英語の能力を測定する資格試験です。この資格を持っていると、就職や進学において有利になることがあります。国連英検は、一般的な英検と比べて難易度が高く、リスニングやスピーキングの能力も重視されます。

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の受験資格は?

受験資格は特になく、どなたでも受験可能です。

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の概要

科目・出題範囲

C級
高校修了レベルの英語力が必要になります。

食事や旅行の場面での会話や、シンプルな電話の取り次ぎができる英語レベルです。

高校卒業程度認定試験(旧大検)において、文部科学省はC級以上を英語資格として認定しています。

B級
日常生活で英語を使うことができる能力が必要になります。

簡単な英字新聞や雑誌の記事や、普段の会話、簡単な小説などが読める英語力です。

また、インターネットや雑誌の情報を利用したり、電話で対応することもできます。

A級
英字新聞や小説、劇などを読んですぐに理解できる能力が必要になります。

また、論理的にまとまった英語で意見を表現することができ、外国人との会話や時事問題について話し合うことができます。

特A級
英語力だけでなく、国際的に通用する知識や情報も求められます。文化や経済など多くの分野について自由に話し合う能力が必要です。

※A級・特A級では、国際会議などでグローバルな話題についても英語を使ってコミュニケーションができます。通訳なしで、自分の英語力で契約交渉をすることができるレベルを目指します。

出題形式

C級B級

英語のリスニングとリーディングで、100点満点の試験です。

A級特A級

英語のリーディングと作文で、100点満点の試験です。

1次試験に合格した後、2次試験では面接が実施されます。

試験時間

C級
試験時間は100分です。

B級
試験時間は120分です。

A級
試験時間は1次試験が120分、2次試験の面接が10分間です。

特A級
試験時間は1次試験が120分、2次試験の面接が15分間です。

合格基準(合格ライン)

合格点の基準について詳細は公表されていませんが、公式サイトに掲載された合格体験記に記載された内容を基に推定すると以下の通りです。

・C級は60%程度で合格

・B級は60%程度で合格

・A級は65%程度で合格

・特A級は70%程度で合格

・2次試験の面接は10点満点中、8点で合格

受験料

1つの級だけを受験する「単一級」と、2つの級を同時に受験する「併願級」で料金が変わります。

単一級
特A級だけを受験する場合、¥13,200
A級だけを受験する場合、¥11,000
B級だけを受験する場合、¥8,800
C級だけを受験する場合、¥5,500

併願級
「特A級」「A級」を同時に受験する場合、¥22,000
「A級」「B級」を同時に受験する場合、¥17,600
「B級」「C級」を同時に受験する場合、¥13,200

試験会場

国連英検の試験会場は、 札幌・ 仙台・ 東京・ 名古屋・ 大阪・ 福岡・ 那覇など全国の主要都市です。

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の免除制度

・1次試験免除
前回または前々回の1次試験に合格した人は、2次試験のみを受けることができる制度があります。2次試験に不合格だった方、または欠席していた方に限ります。免除制度を利用したい場合は、申込書にその旨を記入して申し込む必要があります。検定料金は変わりません。

1次試験免除を申請した場合でも、1次試験に参加することは可能です。その場合は1次試験の出欠や成績に関わらず、2次試験に参加可能です。

・1次試験免除申請時の注意
1次試験の受験では、受験票の写真貼付や身分証の持参が必要になります。もし忘れても、試験後に本人確認手続きが行われれば1次試験免除申請ができます。

ただし、受験票の写真貼付や身分証の持参を忘れ、試験後の本人確認手続きも行われなかった場合には、1次試験で合格点を獲得していても免除申請はできません。必要な手続きが行われなかった場合の成績はあくまで「参考記録」となります。

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の日程

申込み期間

国連英検試験の申込期間は、第1回が例年3月上旬〜4月下旬頃、第2回が例年8月上旬〜9月下旬頃です。

試験日

国連英検試験の1次試験は、第1回が例年5月下旬頃、第2回が例年10月下旬頃に実施されます。

特A級・A級2次試験の試験日は、例年7月中旬頃と12月中旬頃です。

合格発表日

国連英検試験の合格発表日は、例年1次試験が試験の約1か月後、2次試験はさらに約1か月後です。

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の合格率・受験者数

国連英検の合格率や受験者数は公開されていません。

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の難易度は?どれくらいのレベル?

国連英検の特A級、A級、B級、C級それぞれの合格者のうち、保有している英検の級とTOEICスコアを調査した結果は下記の通りです。

特A級

合格者のうち、TOEICスコア平均は967.78、英検1級取得者は91.1%、英検準1級取得者は8.1%です。

英語を母語とする人々と同等以上のレベルを要求される最高峰の英語資格と言われています。一般的に英検1級以上の保有者が受験することが推奨されています。

A級

合格者のうち、TOEICスコア平均は918.74、英検1級取得者は55.6%、英検準1級取得者は31.0%、英検2級取得者は8.7%です。

一般的に英検1級以上の保有者が受験することが推奨されています。

B級

合格者のうち、TOEICスコア平均は752.55、英検1級取得者は3.8%、英検準1級取得者は27.8%、英検2級取得者は56.6%、英検準2級取得者は6.7%です。

一般的に英検2級以上の保有者が受験することが推奨されています。

C級

合格者のうち、TOEICスコア平均は561.19、英検1級取得者は0.3%、英検準1級取得者は3.3%、英検2級取得者は35.6%、英検準2級取得者は48.0%、英検3級取得者は11.6%です。

一般的に英検準2級以上の保有者が受験することが推奨されています。

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の勉強法・対策方法は?

国連英検の各級に相当するTOEICスコアや英検の級を取得できたら、指定テキストと過去問を中心に勉強するのがおすすめの対策方法です。

国連英検の指定テキストは、公益財団法人日本国際連合協会『新 わかりやすい国連の活動と世界』です。特A級、A級、B級、C級の受験者は指定テキストを必ず読むことが推奨されています。

過去問題集は、2013年度版以降のものが各級別に出版されています。

その他、必要に応じて各級の対策本や、単語・文法別の対策本も出版されているため活用すると良いでしょう。

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)の対策におすすめのテキスト・参考書

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国連英検(国際連合公用語英語検定試験)試験団体

公益財団法人日本国際連合協会

※試験に関する情報は必ず公式団体の発表をご確認下さい

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