第三種電気主任技術者試験

第三種電気主任技術者試験(電験三種)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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第三種電気主任技術者(電験三種)とは?仕事内容は?

第三種電気主任技術者は、日本の電気工事業法に基づく国家資格の一つで、電気設備の設計、施工、保守、点検などを行うための専門知識と技術を有する者です。

電気主任技術者資格には第一種から第三種まであり、第三種は電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物を扱うことができます。

第三種電気主任技術者試験験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

第三種電気主任技術者試験に受験資格はありません。

なお、第三種電気主任技術者資格は、所定の単位を修得を習得し認定を卒業し実務経験を積むことでも取得することができます。

第三種電気主任技術者試験の概要

科目・出題範囲

第三種電気主任技術者試験の科目は、「理論」「電力」「機械」「法規」です。

理論 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
電力 発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
機械 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
法規 電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理

出題形式

第三種電気主任技術者試験の出題形式は、五肢択一方式です。

試験時間

第三種電気主任技術者試験の試験時間は、「理論」「電力」「機械」が90分、「法規」が65分です。

合格基準(合格ライン)

第三種電気主任技術者試験の合格基準は、各科目60点以上が基本となっており、試験難易度によって調整されることがあります。

受験料

第三種電気主任技術者試験の受験料は、インターネットによる申込みの場合は7,700円、書面による申込みの場合は8,100円です。

試験会場

第三種電気主任技術者試験の筆記方式とCBT方式から選ぶことができ、筆記方式は全国47都道府県の会場で実施されます。

第三種電気主任技術者試験の免除制度

第三種電気主任技術者試験は、4科目中、一部の科目だけ合格した場合は、「科目合格」となり、最初に合格した試験以降、その申請により最大で連続して5回まで当該科目の試験が免除されます。

第三種電気主任技術者試験の日程

第三種電気主任技術者試験は、上期試験(5月中旬~6月上旬)と下期試験(11月中旬~11月下旬)の年2回実施されています。

申込み期間

第三種電気主任技術者試験の申込み期間は、例年5月中旬~6月上旬、11月中旬~11月下旬です。

試験日

第三種電気主任技術者試験筆記方式の試験日は、例年8月中旬の日曜日、3月下旬の日曜日です。

第三種電気主任技術者試験CBT方式の試験日は、例年7月上旬~7月下旬、2月上旬~2月下旬です。

合格発表日

第三種電気主任技術者試験の合格発表日は、例年9月上旬、4月上旬です。

第三種電気主任技術者試験の合格率・受験者数

  合格率

受験者数
※1科目でも出席した方の合計

科目合格者
2022年 11.7% 62,571名 18,199名
2021年 11.5% 37,765名 12,278名
2020年 9.8% 39,010名 11,686名
2019年 9.3% 41,543名 13,318名
2018年 9.1% 42,976名 12,335名

第三種電気主任技術者試験の難易度は?どれくらいのレベル?

第三種電気主任技術者試験の合格率は10%前後となっており、難易度は高いです。

試験内容が電気の基礎知識や現場での応用力、計算力を問うため、それらを習得する必要がありしっかりとした学習と準備が必要です。

第三種電気主任技術者試験の勉強法・対策方法は?

第三種電気主任技術者試験の勉強法は、まず、試験内容の全体像を把握するために、参考書を全て読むことが重要です。その上で、出題される4科目(理論、電力、機械、法規)の特徴を理解し、それぞれの科目に合った勉強方法を検討します。例えば、理論では計算問題に重点を置き、電力では発電、送電、配電の問題を中心に、機械では変圧器や誘導機などの分野を、法規では電気事業法や電気工事士法などの法令を中心に勉強します。

次に、過去問を解くことで問題の傾向を把握し、弱点を発見して改善します。また、独学での勉強が難しい場合は、通信講座を利用することもおすすめです。通信講座では、自分でスケジュールを立てる必要がなく、試験に出やすい部分を効率的に勉強できます。

さらに、電気に関する他の資格、例えば電気工事士の資格を取得することも有効です。電気工事士試験は電験三種試験と比べて難易度が低いため、まずは電気工事士の資格を取得してから電験三種を目指すと良いでしょう。これらの方法を組み合わせて、効率的な学習を進めていきましょう。

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第三種電気主任技術者試験実施団体

一般財団法人 電気技術者試験センター

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