食品表示検定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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食品表示診断士とは?
食品表示検定は、食品の流通に関わる多様な商品の中から、消費者が健全な食生活を送るために正しく食品を理解し選択する力をつけることを目的としています。
食品表示検定試験に合格すると食品表示診断士資格を得ることができます。
食品表示は「産地」「原材料」「添加物」「栄養成分」など、食品の特性に関する重要な情報を伝える役割を果たしており、消費者と事業者との信頼関係を築くために不可欠です。
事業者にとっても、安全で信頼性のある食品を提供するためには、適切な食品表示を行い、その内容を消費者に説明できる知識が必要です。
食品表示検定は、このような背景のもと、食品表示に関する法制度を理解し、最新の情報を得るための学習の機会を提供しています。
食品表示検定試験は初級・中級・上級の3グレード実施されています。
食品表示検定試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
食品表示検定試験初級・中級に受験資格はありません。上級は受験資格があり、中級食品表示診断士(中級合格者)のみ受験できます。
食品表示検定試験の概要
科目・出題範囲
食品表示検定試験の科目・出題範囲は、初級が「食品表示検定 認定テキスト・初級からの基礎知識と、それを理解したうえでの応用力」、中級が「食品表示検定 認定テキスト・中級からの基礎知識と、それを理解したうえでの応用力」、上級は基礎知識分野、専門知識分野に分かれており「食品表示全般、法令、ガイドライン、Q&A等から出題。食品表示に関する法令等の知識に基づき、実際に表示をチェック・作成する能力を問う」となっています。
出題形式
食品表示検定試験の出題形式は、初級・中級が選択式、上級は基礎知識分野がマークシート式、専門知識分野が記述式です。
試験時間
食品表示検定試験の試験時間は、初級・中級が90分、上級は基礎知識分野が45分、専門知識分野が105分です。なお、上級は試験時間に休憩15分、試験ガイダンス・配布・回収等約30~40分を含みます。
合格基準(合格ライン)
食品表示検定試験の合格基準は、初級・中級が100点満点中70点以上、上級は100点満点中80点以上です。
受験料
食品表示検定試験の受験料は、初級が5280円、中級が8800円、上級が22000円です。
試験会場
食品表示検定試験初級・中級はCBT形式で実施され、全国のテストセンターで受験することができます。
食品表示検定試験上級の試験会場は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7会場です。
食品表示検定試験の免除制度
食品表示検定試験に免除制度は、ありません。
食品表示検定試験の日程
食品表示検定試験は初級・中級は年2回、上級は年1回実施されています。
申込み期間
食品表示検定試験初級の申込み期間は、例年4月上旬~5月中旬、9月上旬~10月中旬です。
食品表示検定試験中級の申込み期間は、例年4月上旬~5月中旬、9月上旬~10月中旬です。
食品表示検定試験上級の申込み期間は、例年8月下旬~10月中旬です。
試験日
食品表示検定試験初級の試験日は、例年6月上旬~6月中旬、11月上旬~11月下旬の3週間程度です。
食品表示検定試験中級の試験日は、例年6月中旬~6月下旬、11月中旬~12月上旬の3週間程度です。
食品表示検定試験上級の試験日は、例年11月下旬です。
合格発表日
食品表示検定試験初級の合格発表日は、例年7月上旬、12月上旬です。
食品表示検定試験中級の合格発表日は、例年7月中旬、1月中旬です。
食品表示検定試験上級の合格発表日は、例年1月下旬です。
食品表示検定試験の合格率・受験者数
初級 | 中級 | ||||
合格率 | 合格者数 | 合格率 | 合格者数 | ||
2023年 | 11月 | ||||
6月 | 60.7% | 1,761人 | 45.7% | 1,550人 |
1級 | ||
合格率 | 合格者数 | |
2022年 | 18.7% | 105人 |
食品表示検定試験の難易度は?
食品表示検定試験の合格率は、初級が60%前後、中級が45%前後、1級が20%前後となっており、難易度としては、初級は易しい、中級は普通、上級は難しいレベルといえるでしょう。
食品表示検定試験の勉強法・対策方法は?
食品表示検定試験は、食品表示に関する専門的な知識を問う試験であり、合格するためには適切な学習が必要です。
勉強を始めるにあたり、公式サイトに掲載されている試験問題例と認定テキストの二つが主要な教材となります。
試験問題例は、過去の試験から抜粋されたものであり、これらを通じて問題形式に慣れることが大切です。また、認定テキストは基礎知識と応用力の両方を問われるため、テキストの内容をしっかりと理解し、習得することが求められます。
試験はマークシート式で、選択問題、穴埋め問題、表示チェック問題などが出題されます。学習する際には、これらの問題形式に対応できるよう、教材を繰り返し学習することが効果的です。
また、法令やガイドラインの改正によりテキストが頻繁に改訂されるため、最新の情報に基づいて学習を進めることが重要です。
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