建築コスト管理士試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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建築コスト管理士とは?仕事内容は?
建築コスト管理士は、建築積算士の上位資格であり、企画・構想から維持・保全、解体にいたる建築のライフサイクル全般に渡って、コストマネジメント業務に関する高度な専門知識及び技術を有することを証明する資格です。
建築コスト管理士は、建築業界においてコストの適正性を確保するための重要な役割を果たしており、設計事務所、建設会社、不動産デベロッパー、公共機関など、さまざまな場所でその専門知識や技能が求められています。
建築コスト管理士試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
建築コスト管理士試験の受験資格は、「(1)建築積算士の称号を取得後、更新登録を1回以上行った方」「(2)建築関連業務を5年以上経験した方」「(3)一級建築士に合格し登録した方」となっています。
建築コスト管理士試験の概要
科目・出題範囲
建築コスト管理士試験の出題範囲は、「新☆建築コスト管理士ガイドブック」の第1章~第4章、建築積算士ガイドブックのうち第6章~第8章、第10章です。また、原則として建築積算士に求められる知識を包含するとしています。
出題形式
建築コスト管理士試験の出題形式は、学科試験が4肢択一、短文記述試験が200字以内の記述です。
試験時間
建築コスト管理士試験の試験時間は、学科試験が150分、短文記述試験が120分です。
合格基準(合格ライン)
建築コスト管理士試験の合格基準は、正答率60%がおおよその目安とされ、年度により変動します。
受験料
建築コスト管理士試験の受験料は、29,700円(税込)です。短文記述試験のみ受験する場合は16,500円です。
試験会場
建築コスト管理士試験の試験会場は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・鹿児島・沖縄の9会場です。
建築コスト管理士試験の免除制度
建築コスト管理士試験は、過去年度の学科試験の合格基準点をこえた超えた場合、次年度以降2年間学科試験が免除されます。
建築コスト管理士試験の日程
申込み期間
建築コスト管理士試験の申込み期間は、例年6月上旬~9月上旬です。
試験日
建築コスト管理士試験の試験日は、例年10月下旬です。
合格発表日
建築コスト管理士試験の合格発表日は、例年12月中旬です。
建築コスト管理士試験の合格率・受験者数
合格率 | 受験者数 | |
2023年 | 54.8% | 292名 |
2022年 | 47.9% | 288名 |
2021年 | 63.3% | 221名 |
2020年 | 67.0% | 182名 |
2019年 | 82.6% | 155名 |
2018年 | 74.2% | 159名 |
建築コスト管理士試験の難易度は?どれくらいのレベル?
建築コスト管理士試験の合格率は、年度によってばらつきがありますが60%前後とされており、比較的難易度は低いとされています。
建築コスト管理士試験の勉強法・対策方法は?
建築コスト管理士試験の勉強を効果的に進めるためには、まず、テキストの読破が必要です。特に、「新☆建築コスト管理士ガイドブック」は試験の内容を網羅しているため、しっかりと読み込むことが大切です。
次に、過去問題を解くことが重要です。特に、記述式の過去問題には積極的に取り組むことで、実際の試験の雰囲気や問題の傾向を掴むことができます。記述試験では、文字数制限が設けられているため、この制限内で的確に答える技術を磨くことが求められます。具体的には、全ての問題がおおよそ同じ文章量で答えられるような感覚を身につけることが大切です。
また、過去問題を解く際には、同じミスを繰り返さないように注意することが大切です。複数年分の過去問題を解くことで、試験の傾向や頻出するポイントを把握することができます。最低でも3年分の過去問題を解くことをおすすめします。
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