日本農業検定

日本農業検定(農検)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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日本農業検定(農検)とは?

日本農業検定(農検)は、栽培・農業全般・環境・食の重点4分野の基礎知識を習得することができる検定です。

日本農業検定は、農業の基本的な知識から専門的な技術まで幅広くカバーしており、受験者のスキルレベルに応じて3つの級に分かれています。初心者から経験者まで、それぞれのレベルに合わせた試験を受験することができます。

日本農業検定の受験資格は?

日本農業検定に受験資格はありません。

日本農業検定の概要

科目・出題範囲

日本農業検定の科目・出題範囲は、以下となります。

日本農業検定3級
1農業全般分野農業のたいせつな役割
農業・農村の現状と希望
食料自給率
耕作放棄地の増加と対策
地域農業の動向
2環境基礎分野地球温暖化の原因と影響
自然環境と農業のかかわり
地産地消の取り組み
都市農業の役割
3食の基礎分野肥満と食習慣
食生活と必要な栄養素
健康な食生活を支える日本の食文化
旬を楽しむ食生活
和食の基本と伝統的発酵食品
食品選び・表示の見方
食作法
調理と盛り付けの基本
食の安全管理
4栽培分野⑴種子と発芽の条件
野菜の育成に適した環境
光合成と呼吸作用
葉の気孔と蒸散作用
肥料の基本
作物にとって良い土とは
野菜の病気と防除の基本
野菜の害虫と防除の基本
プランター栽培の基本
5栽培分野⑵イネ
カブ
コマツナ
シソ
レタス
イチゴ
エダマメ
日本農業検定2級の出題範囲(3級テキストからも一部出題)
1農業全般分野農業とはなにか
世界の食料農業事情
食料自給の現状
日本農業の現状
農畜産物の需給状況
農業・農村の多面的機能
スマート農業への技術革新
地域農業の動向
2環境基礎分野生態系の基礎知識
地球規模の環境問題
農業の環境への負荷
農業が守る自然環境
3食の基礎分野食生活と健康
日本の伝統的食生活
食の表示と安全
日本人と食の実態
調理の基本
食品の調理・加工と保存
4栽培分野⑴植物の成長
栽培環境の管理
栽培作業の基礎
5栽培分野⑵イネ
サツマイモ
ジャガイモ
ダイコン
ニンジン
ネギ
ハクサイ
ブロッコリー
ホウレンソウ
カボチャ
キュウリ
スイカ
スイートコーン
トマト
ナス
ピーマン
日本農業検定1級(2級・3級テキストからも一部出題)
1農業全般分野人間生活と農業
世界の農業と食料情勢
日本の農業と食料を取り巻く現状
国内農業生産の動向
農業・農村の多面的機能
これからの農業革新の方向
2環境基礎分野人間生活の3大課題
地球規模の環境問題
農業と環境の保全と整備
3食の基礎分野日本人と食の実態
日本型食生活と健康
食品の安全・安心
和食と伝統的食文化
食育のすすめ
4栽培分野⑴植物の基本的生理作用
栽培作物の成長と繁殖
栽培環境とその管理
5栽培分野⑵イネ
サツマイモ
ジャガイモ
ダイコン
ニンジン
キャベツ
タマネギ
ホウレンソウ
キュウリ
トマト
ナス
果樹全般

出題形式

日本農業検定の出題形式は、選択式です。

試験時間

日本農業検定の試験時間は、3級が50分、2級・1級が70分です。

合格基準(合格ライン)

日本農業検定の合格基準は、2級・3級が正答率原則60%以上、1級が正答率70%以上です。なお、問題の難易度により若干の得点調整がおこなわれる場合があります。

受験料

日本農業検定の受験料(税込)は、3級が4,200円、2級が4,700円、1級が5,600円です。

試験会場

日本農業検定はCBT形式で実施され、全国のテストセンターで受験することができます。

日本農業検定の免除制度

日本農業検定に免除制度はありません。

日本農業検定の日程

申込み期間

日本農業検定の申込み期間は、例年12月上旬~12月下旬です。

試験日

日本農業検定の試験日は、例年1月上旬~1月中旬で、実施日程のなかで希望の日時を選ぶことができます。

合格発表日

日本農業検定の合格発表日は、例年2月下旬です。

日本農業検定の合格率・受験者数

  合格率
1級 2級 3級
2022年 第10回 35.7% 62.1% 75.8%
2021年 第9回 49.2% 61.8% 77.7%
2020年 第8回 38% 62% 83%

日本農業検定の難易度は?どれくらいのレベル?

日本農業検定の合格率は3級が70%以上、2級が60%以上、1級が30%以上となっており、難易度は2級、3級は易しい、1級は少し難しいでしょう。

日本農業検定の勉強法・対策方法は?

まず、試験の範囲や出題内容をしっかりと把握することが大切です。公式テキストや過去問を活用して、試験の傾向や出題範囲を理解することで、効率的な学習が可能となります。

次に、日常的な学習習慣の確立が重要です。毎日一定の時間を設けて学習することで、知識を定着させることができます。特に、過去問を解くことで、実際の試験に近い形での学習が可能となり、試験に対する自信をつけることができます。また、過去問を解く際には、間違えた問題や理解が浅い部分を特定し、それらの部分を重点的に学習することが効果的です。

さらに、農業に関する基本的な知識や用語をしっかりと覚えることも大切です。農業に関する書籍やインターネットの情報を活用して、基礎知識を深めることで、試験の理解度を高めることができます。特に、農業に関する専門的な用語や概念は、試験の出題範囲として頻出するため、これらの知識をしっかりと身につけることが求められます。

日本農業検定実施団体

一般社団法人 全国農協観光協会

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