心理学検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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心理学検定とは?
心理学検定は、大学での心理学の学びを確認するための検定として創設されました。
現在は、心理学を学ぶ学生だけでなく、心理学に興味がある方であれば誰でも受験できます。
心理学検定には特1級、1級、2級の3グレードあります。
心理学検定の受験資格は?
心理学検定に受験資格はありません。
心理学検定の概要
科目・出題範囲
心理学検定の科目はA領域とB領域に分かれています。
A領域
- 原理・研究法・歴史
- 学習・認知・知覚
- 発達・教育
- 社会・感情・性格
- 臨床・障害
B領域
- 神経・生理
- 統計・測定・評価
- 産業・組織
- 健康・福祉
- 犯罪・非行
領域内のどの科目に解答するかは、各受検者の任意です。
出題形式
心理学検定の出題形式は、4肢選択です。
試験時間
心理学検定の試験時間は、A領域・B領域各100分です。
合格基準(合格ライン)
心理学検定は、合格科目数に応じて、「特1級」「1級」「2級」の3種の級を認定しています。
| 特1級 | A領域の5科目、B領域の5科目の10科目すべてに合格 |
| 1級 | A領域の4科目を含む合計6科目に合格 |
| 2級 | A領域の2科目を含む合計3科目に合格 |
なお、心理学検定の各科目の合格基準は約6割の正答率が目安となっています。
受験料
心理学検定の受験料は、A領域・B領域がそれぞれ7,700円(税込)、A領域+B領域は12,100円(税込)です。
試験会場
心理学検定のCBT形式で実施され、全国のテストセンターで受験することができます。
心理学検定の免除制度
心理学検定は、「認定心理士」取得している場合、A領域3科目以上の合格で1級に認定されます。
なお、合格科目は一定期間累積でき、合格科目が5年間有効とされ、有効期間内の合格科目数に応じて級の認定がなされます。
心理学検定の日程
心理学検定は年2回実施されます。
申込み期間
心理学検定の申込み期間は、例年12月下旬~3月下旬、5月下旬~8月下旬です。
試験日
心理学検定の試験日は、例年2月下旬~3月下旬、7月中旬~8月下旬のなかで希望日を選択できます。
合格発表日
心理学検定の合否は試験開催終了月の翌月末に発送されます。
心理学検定の合格率・受験者数
最近の心理学検定の合格率、および受験者数は以下の通りです。
| 実施回 | 受験者数 | 特1級合格率 | 1級合格率 | 2級合格率 |
| 第21回 | 2,209人 | 12.36% | 19.51% | 32.96% |
| 第20回 | 1,436人 | 14.35% | 22.14% | 31.13% |
| 第19回 | 2,197人 | 12.20% | 18.12% | 34.00% |
| 第18回 | 1,378人 | 14.15% | 27.65% | 32.73% |
| 第17回 | 2,408人 | 15.16% | 18.02% | 33.47% |
心理学検定の難易度は?どれくらいのレベル?
心理学検定の合格率は級によって異なり、最近の合格率は特1級が約12〜15%、1級が約18〜28%、2級が約31〜34%です。
合格科目が5年間累積でき、また年2回、何度でもチャレンジできることから、総合的な難易度は普通~難しい程度と言えるでしょう。
心理学検定の勉強法・対策方法は?
心理学検定の勉強法としては、まずは公式の問題集を解くことが基本となります。問題集を解くことによって、試験の出題傾向を知ることができます。問題集を解きつつ、わからない用語や事柄に関しては、キーワード集などで調べていくと効率よく勉強できます。
心理学の知識がない方は、まずは心理学入門の本を読んで概要を理解してから問題集を解くとよいでしょう。





