IPO実務検定とは?受験資格・科目・難易度・合格基準等を解説

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IPO実務検定とは?

IPO実務検定は、株式上場(IPO)準備の実務を遂行するにあたって必要となる知識を総合的に問う試験です

豊富な実務経験を持つ上場準備の専門家が中心となって膨大な上場準備実務を分析・体系化することにより、実務に根ざした問題を中心に構成されています。

上場準備スタッフとしての能力を認定する「標準レベル」と、上場準備室長としての能力を認定する「上級レベル」の二段階のレベルがあります。

IPO実務検定の受験資格は?

IPO実務検定の「標準レベル」には、受験資格は設けられていません。

上級レベルを受験するには、下記いずれかの受験要件を満たす必要があります。

(1)標準レベル試験の合格

(2)上場準備の実務経験が3年以上あること。

IPO実務検定の概要

科目・出題範囲

出題範囲はレベルによって異なります。

レベル試験科目
標準レベル倫理・社会的責任/制度・コンプライアンス/上場準備実務
上級レベル制度・コンプライアンス/上場準備実務

各科目の主な出題内容は以下のとおりです。

倫理・社会的責任(標準レベルのみ)

  • 経営者や実務担当者が持つべき倫理、ガバナンスと企業価値

制度・コンプライアンス

  • 上場の意義・メリット・デメリット
  • 市場の種類、市場別上場審査基準(上級では子会社上場基準・市場別上場維持基準も含む)
  • プレイヤーの役割
  • 会社法の基本的知識(上級では定款・種類株式・登記も含む)
  • 金融商品取引法の基本的知識(上級ではインサイダー取引規制も含む)
  • 人事・労務に関する法令等(上級では知的財産・税務・公益通報者保護法・個人情報保護法・景品表示法等も含む)

上場準備実務

  • 上場準備のスケジュール
  • コーポレートガバナンス(上級ではIR・三様監査・関連当事者等との取引・関係会社整理も含む)
  • 内部管理体制(上級では財務報告に係る内部統制の評価も含む)
  • ディスクロージャー(上級では有価証券報告書・有価証券届出書等の詳細も含む)
  • 証券取引所対応(上級ではⅠの部・Ⅱの部・市場変更も含む)
  • 資本政策(上級ではストックオプション・企業価値把握も含む)
  • 戦略とリスク(上級レベルのみ)
  • 証券会社対応(上級レベルのみ:引受審査までの流れ・引受審査資料)

出題形式

標準レベル試験は選択式のみ、上級レベル試験は選択式および記述式(3問)となっています。

試験時間

標準レベル試験の試験時間は60分、上級レベル試験は90分(選択式60分、記述式30分)です。

出題数

標準レベル試験・上級レベル試験ともに選択式は60問です。上級レベル試験にはこれに加えて記述式3問があります。

合格基準(合格ライン)

標準レベル試験・上級レベル試験ともに、正答率70%以上が合格基準です。

※上級レベル試験は選択式と記述式の配点割合の平均値(単純平均)をもって合否を判定します。

※上級レベル試験には選択式に足切りライン(60%以上の正答率)があり、このラインをクリアできないと記述式の得点にかかわらず不合格となります。

受験料

  • 標準レベル試験:税込14,300円
  • 上級レベル試験:税込22,000円

試験会場

IPO実務検定はCBT方式(パソコンを使用して試験を受ける形式)です。

IPO実務検定の日程

申込期間

試験申し込みはCBTソリューションズ社のWEBサイトから予約できます。

申し込みは受験日の3日前まで可能です。また、予約の変更は受験日の3日前まで行えます。

試験日

試験はCBT方式(パソコンを使用して受験する形式)のため、特定の試験日はありません。

合格発表日

標準レベル試験の場合は、試験直後に合否が判明します。

上級レベル試験は、選択式の結果のみ試験直後に判明します。

選択式の足切りライン(60%以上の正答率)をクリアした方のみ、約1か月後に、記述式の採点(手採点)結果を含めた最終合否が通知されます。

IPO実務検定の難易度は?

IPO実務検定の難易度は、レベルによって大きく異なります。

標準レベルは60問の選択式かつ公式テキスト、公式問題集による勉強で合格できるため、比較的取得しやすいといえます。

上級レベルは記述問題があるため、標準レベルよりも難易度は高くなります。

ただし公式から「ケーススタディ・上場準備実務」や資格学校での講座受講を推奨されるなど、粘り強く取り組めば合格できるレベルの試験といえるでしょう。

IPO実務検定の勉強法・対策方法は?

公式テキストや問題集を活用した対策がおすすめです。

下記のような教材が発売されています。

  • 公式テキスト
  • 公式問題集
  • IPO実践ケーススタディ

IPO実務検定の対策ができる講座

下記のような講座が開催されています。

  • 資格の学校TAC「IPO実務検定講座」
  • 株式会社コトラ「IPO実務検定資格取得講座」

IPO実務検定の実施団体

一般社団法人 日本IPO実務検定協会

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