ドイツ語技能検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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ドイツ語技能検定とは?

ドイツ語技能検定(独検)は、日本におけるドイツ語の普及と向上、ドイツ語教育の充実と発展を目的として1992年に発足した検定です。検定は年2回、夏季と冬期に実施され、5級から1級までのレベルがあります。全級位において受験資格は不問であり、全国の大学が会場として利用されています。

ドイツ語技能検定の受験資格は?

受験資格について、特定の制限はありません。なお、5級の場合、受検対象はドイツ語の授業を数年以上にわたって継続的に受講し、各自の活動領域においてドイツ語に習熟しているか、これと同じ程度の能力のある人です。各級によって受検対象は変わるため、公式サイトを確認すると良いでしょう。

ドイツ語技能検定の概要

科目・出題範囲

ドイツ語技能検定の科目・出題範囲は、筆記検定と聞き取り検定が含まれ、1級および準1級では口述検定もあります。聞き取り検定では、聴解と読解が含まれ、筆記検定では、文法や作文が試されます。

出題形式

ドイツ語技能検定の出題形式として、聞き取り検定は聴解と読解の2つの部分から成り立ち、筆記検定は文法と作文から成り立ちます。

試験時間

ドイツ語技能検定の試験時間は、以下のようになっています。

  • 5級は筆記試験:40分、聞き取り試験:約20分
  • 4級は筆記試験:60分、聞き取り試験:約25分
  • 3級は筆記試験:60分、聞き取り試験:約30分
  • 2級は筆記試験:80分、聞き取り試験:約30分
  • 準1級は筆記試験:90分、聞き取り試験:約35分、二次試験:約8分
  • 1級は筆記試験:120分、聞き取り試験:約40分、二次試験:約13分

合格基準(合格ライン)

ドイツ語技能検定の合格基準は、具体的な点数は公開されていません。気になる方は、公式サイトより直接問い合わせてみると良いでしょう。

受験料

ドイツ語技能検定の受験料は単願の場合、以下のようになっています。

  • 5級は4,500円(税込み)
  • 4級は5,500円(税込み)
  • 3級は7,500円(税込み)
  • 2級は9,500円(税込み)
  • 準1級は11,500円(税込み)
  • 1級は13,500円(税込み)

試験会場

ドイツ語技能検定の試験会場は、全国の指定の大学です。指定の大学や詳細については、公式サイトをご覧ください。

ドイツ語技能検定の免除制度

ドイツ語技能検定では、一次検定免除が設けられています。免除資格は、二次検定不合格者のうち、一次検定の高得点者に与えられます。この免除資格は、次年度のみ有効であり、有資格者は前年度の二次検定終了後に通知されるとのこと。

一次検定免除申請は、一次検定受験ができないため、二次検定にのみ受けることとなります。申請者は、一次検定免除資格を持っていることを証明するために、二次検定終了後に通知された証書を提出する必要があります。

なお、免除資格を得た場合でも、検定料は一般の受験者と同額です。一次検定免除申請者は、二次検定に合格しても成績優秀者表彰の対象にならず、願書提出後の一次検定免除申請はできません。

ドイツ語技能検定の日程

申込み期間

ドイツ語技能検定の例年の申込み期間は、以下のようになっています。

  • 夏季は4月上旬~5月中旬
  • 冬季は9月上旬~10月中旬

試験日

ドイツ語技能検定の例年の検定日は、以下のようになっています。

  • 夏季は6月下旬
  • 冬季は12月上旬~1月下旬

合格発表日

ドイツ語技能検定の合格発表は、以下のようになっています。

  • 夏季は7月上旬
  • 冬季は1月下旬

ドイツ語技能検定の合格率・受験者数

 1級準1級
受験者(人)合格者(人)合格率受験者(人)合格者(人)合格率(%)
2023年冬期154159.74%3569727.25%
夏期
2022年冬期1592113.21%34910931.23%
 2級3級
受験者(人)合格者(人)合格率受験者(人)合格者(人)合格率(%)
2023年冬期71728339.47%1,14346040.24%
夏期58425844.18%92160565.69%
2022年冬期67534350.81%1,05963459.87%
 4級5級
受験者(人)合格者(人)合格率受験者(人)合格者(人)合格率(%)
2023年冬期1,19464253.77%41838892.82%
夏期78654469.21%47445495.78%
2022年冬期1,18079666.46%42340595.74%

ドイツ語技能検定の難易度は?どれくらいのレベル?

ドイツ語技能検定は、最も簡単な5級から最も難しい1級に分けられています。各レベルは、日常生活でのドイツ語の使用能力や、学習経験に基づいて定義されています。

5級は初歩的なドイツ語を理解し、簡単な表現や文が運用できるレベルです。4級では基礎的な文法規則を使って日常生活に必要な表現や文が運用可能です。3級はドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に、簡単な会話や文章が理解できます。2級では、日常生活に必要な会話や社会生活で出会う文章が理解できます。準1級は、ドイツ語圏の国々における生活に対応できる標準的なドイツ語を十分に身につけているレベルです。最も難しい1級は、複雑なテーマに関する話やインタビューの対話などの内容を正確に理解できるレベルです。

検定の難易度は、レベルごとに異なります。5級が最も簡単であり、1級が最も難しいです。また、合格率もレベルごとに異なり、一般的には5級の合格率が高く、1級の合格率が低い傾向にあります。

ドイツ語技能検定の勉強法・対策方法は?

ドイツ語技能検定の勉強法・対策方法として基礎的なドイツ語の学習や、文法の練習が必用です。以下に具体的に示します。

  1. 基礎的なドイツ語の学習
  2. 文法の練習
  3. リスニング能力の向上

①基礎的なドイツ語の学習

基本的なドイツ語を理解し、初歩的な文法規則を使って、日常生活に必要な表現や文が運用できることが重要です。例えば、挨拶や自己紹介、曜日や時間などの基本的な表現が求められます。

②文法の練習

文法に関する暗記には、単語の男性名詞、女性名詞の他に中性名詞があります。それらに対する冠詞、不定冠詞も用法や後に続く名詞によって少しずつ形を変えます。この暗記は初学者にとっては非常に煩雑であるため、重点的に学習を行いましょう。

③リスニング能力の向上

リスニングは4級程度であればそこまで難しく考える必要はありません。問題集に書いてある基本的な挨拶や自己紹介、曜日や時間などの表現がきっちり頭に入っていれば問題なく合格ラインに乗るでしょう。また、3級でも文法問題の難易度に対してリスニング問題はかなり基本的な内容も含まれています。確実に点を取得できるように、リスニング能力の向上を心がけましょう。

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ドイツ語技能検定実施団体

公益財団法人ドイツ語学文学振興会

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