DS検定とは？受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

DS検定とは？

DS検定は、データサイエンスの基礎知識とスキルを証明する資格です。データサイエンティスト協会が実施しており、取得することで、見習いレベルの実務能力や知識を証明できます。検定では、データサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力の3つの領域における見習いレベル相当のスキルが問われます。

DS検定の受験資格は？

DS検定の受験資格は特に設けられていません。データサイエンティスト初学者、データサイエンティストを目指すビジネスパーソン、データサイエンティストに興味を持つ大学生や専門学校生など、幅広い層が対象です。

DS検定の概要

科目・出題範囲

DS検定の科目・出題範囲は、

• データサイエンス力
• データエンジニアリング力
• ビジネス力

の3つのカテゴリに分かれており、数理・データサイエンス・AI（リテラシーレベル）におけるモデルカリキュラムに基づいています。

出題形式

DS検定の出題形式は、選択式問題で、問題数は90問程度です。

試験時間

DS検定の試験時間は、90分となっています。

合格基準（合格ライン）

DS検定の合格基準は、正答率約78〜80％が目安とされています。

受験料

DS検定の受験料は一般の場合は11,000円（税込）、学生の場合は5,500円（税込）です。

試験会場

DS検定の試験会場は全国のCBT試験会場で受験できます。

DS検定の免除制度

DS検定の免除制度は設けられていません。ただし、詳細な情報や最新の更新については、データサイエンティスト協会の公式サイトを直接ご覧になるか、お問い合わせを通じて確認されると良いでしょう。

DS検定の日程

申込み期間

DS検定の例年の申込み期間は、春の試験では1月下旬から2月末日まで、冬の試験では9月下旬から10月末日までです。

試験日

DS検定は、3月上旬から下旬、および11月中旬から12月初旬の年2回実施されています。

合格発表日

DS検定の合格発表日は試験日から約1ヶ月半後に設定されていることが多いです。

DS検定の合格率・受験者数

DS検定の難易度は？どれくらいのレベル？

DS検定は高校1,2年生レベルの数学知識と基礎的なデータ分析力があれば解ける問題が多いとされています。統計に関する知識は統計検定3級レベルで十分であり、混同行列や正解率/適合率/再現率、F値などの概念が頻出するため、これらをしっかり理解しておくことが重要です。

合格率については、約42%~66%の間で変動しており、正答率約78%が合格ラインの目安とされています。また、DS検定はG検定と学習範囲に共通部分があり、難易度も近いため、G検定の勉強をしたことがある方は関連づけて学習できるという利点があります。

DS検定は入門レベルのデータサイエンティストを目指す方にとっては適切な難易度であり、基礎的な数学や統計学の知識を有していれば、効率的に学習を進められるでしょう。ただし、広範な知識が求められるため、試験範囲を網羅的に学習し、実際のビジネスシーンでのデータ活用能力を身につけることが重要です。

DS検定の勉強法・対策方法は？

DS検定の勉強法・対策方法として公式リファレンスブックを読むことや、問題集を解くことなどが必用です。以下に具体的に示します。

1. 公式リファレンスブックを読む
2. 問題集を解く
3. 試験時間に慣れる

①公式リファレンスブックを読む

データサイエンティスト協会から提供されている公式リファレンスブックを読むことが重要です。この参考書は試験範囲の内容を端的にまとめており、基礎知識の習得に役立ちます。

②問題集を解く

インプレスの問題集などを利用して、実際に問題を解きながら知識の定着を目指しましょう。問題集を解くことで、試験で出題される可能性のある問題形式や内容に慣れることができます。

③試験時間に慣れる

試験時間は90分で、90問を解く必要があります。時間配分を意識した受験ができるように慣れておきましょう。

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DS検定実施団体

一般社団法人データサイエンティスト協会