コンピュータサービス技能評価試験

コンピュータサービス技能評価試験(CS試験)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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コンピュータサービス技能評価試験とは?

コンピュータサービス技能評価試験(CS試験)とは、業務に必要なコンピューターの活用能力を評価するために、実務に即した情報処理の知識や技能を客観的に評価するための検定試験です。

試験は「ワープロ部門」「表計算部門」「情報セキュリティ部門」があります。

「ワープロ部門」「表計算部門」は、表計算ソフトの操作能力を試す実技を中心とし、「情報セキュリティ部門」は、情報セキュリティを想定したビジネスユースと、個人の日常を想定したパーソナルユースの基礎知識習得に焦点を当てた内容の筆記試験となっています。

「ワープロ部門」「表計算部門」には、1級(エキスパートレベル)、2級(実務レベル)、3級(入門レベル)のグレード設定があります。

コンピュータサービス技能評価試験の受験資格は?

コンピュータサービス技能評価試験に受験資格はありません。

コンピュータサービス技能評価試験の概要

出題範囲

ワープロ部門
1級 実技 課題1 文書の作成
課題2 文書の編集・校正
課題3 複数文書の編集・管理
筆記   漢字、ビジネス文書、ハード・ソフトウェア、ネットワークと情報活用等の知識
2級 実技 課題1 文字入力
課題2 文書の作成
課題3 文書の編集・校正
3級 実技 課題1 文字入力
課題2 文書の作成
課題3 文書の編集・校正
表計算部門
1級実技課題1検索フォームの完成
課題2データの集計・管理
筆記計算ソフトの機能、ハード・ソフトウェア、ネットワークと情報活用等の知識
2級実技課題1装飾・編集
課題2関数式による表の完成
課題3データ処理
課題4グラフ作成
3級実技課題1表の作成
課題2装飾・編集
課題3グラフ作成
情報セキュリティ部門
筆記ビジネスユース
パーソナルユース
JIS規定の関連用語の定義
関係法令

出題形式

コンピュータサービス技能評価試験は各試験ごとに出題形式が異なります。

ワープロ部門は、1級が実技分野60分+筆記分野(四肢択一)、2級・3級は実技分野となっています。

表計算部門は、1級が実技分野90分+筆記分野(四肢択一)、2級・3級は実技分野となっています。

表計算部門は、四肢択一式となっています。

試験時間

コンピュータサービス技能評価試験は各試験ごとに試験時間が異なります。

ワープロ部門は、1級80分(実技分野60分+筆記分野-四肢択一20分)、2級60分(実技分野)、3級50分(実技分野)となっています。

表計算部門は、1級110分(実技分野90分+筆記分野-四肢択一20分)、2級60分(実技分野)、3級45分(実技分野)となっています。

情報セキュリティ部門は、60分(四肢択一式)となっています。

合格基準(合格ライン)

コンピュータサービス技能評価試験は各試験ごとに合格点が異なります。

ワープロ部門は、1級が実技32点以上、筆記8点以上、なおかつ得点合計が70点以上、2級・3級は70点以上となっています。

表計算部門は、1級が実技32点以上、筆記8点以上、なおかつ得点合計が70点以上、2級が各課題の得点が10点以上、なおかつ得点合計が70点以上、3級が70点以上となっています。

情報セキュリティ部門は、80点以上となっています。

受験料

コンピュータサービス技能評価試験の受験料は部門、級によって異なります。

ワープロ部門・表計算部門の受験料は、1級7970円、2級6710円、3級5350円となっています。

情報セキュリティ部門の受験料は、5350円です。

試験会場

全国の指定会場。

コンピュータサービス技能評価試験の免除制度

コンピュータサービス技能評価試験は、免除制度がありません。

コンピュータサービス技能評価試験の日程

申込み期間

コンピュータサービス技能評価試験の申込み期間は、毎年4月から3月までの間となっています。

試験日

コンピュータサービス技能評価試験は、毎年5月から3月までの期間実施されます。

合格発表日

コンピュータサービス技能評価試験の合格発表は、試験を受けた日から約1ヶ月後となっています。

コンピュータサービス技能評価試験の合格率・受験者数

ワープロ部門 1級 2級 3級
受験者数 合格率 受験者数 合格率 受験者数 合格率
2023年 195名 67.0% 5,504名 78.7% 9,420名 90.7%
2022年 228名 62.3% 5,814名 75.6% 9,877名 90.1%
表計算部門 1級 2級 3級
受験者数 合格率 受験者数 合格率 受験者数 合格率
2023年 178名 42.2% 4,592名 82.4% 10,668名 91.2%
2022年 157名 44.6% 4,593名 82.6% 11,123名 90.7%
情報セキュリティ部門 受験者数 合格率
2023年 474名 90.0%
2022年 395名 89.4%

コンピュータサービス技能評価試験の難易度は?どれくらいのレベル?

コンピュータサービス技能評価試験の難易度は級によって異なりますが全体的には易しい試験となっています。

ワープロ部門は、「入力の正確性」「入力スピード」を基本スキルとし、級が上がるごとに「文書の編集・校正」「機能を活用した文書編集・管理」等の機能面を活用したスキルを評価する試験となります。

表計算部門は、アプリケーションの「正確な操作」「適切な機能活用」によりスキルを評価する試験ですが、級が上がるごとに操作や機能の種類を増やすことで、難易度がついています。

1級以外は70%以上の合格率となっており、数十時間の独学で十分合格できる難易度となっています。

コンピュータサービス技能評価試験の勉強法・対策方法は?

コンピュータサービス技能評価試験の勉強法・対策法は、

  1. 試験の内容を理解する: 試験の概要、試験範囲、試験形式を把握し、何が評価されるのかを理解することが重要です。公式ウェブサイトや試験ガイド、過去問題などを利用して、試験内容を確認しましょう。
  2. 知識とスキルのギャップを確認する: 自身の現在の知識とスキルを試験の要件と比較し、不足している部分を特定します。これがあなたの学習計画を作成する基盤となります。
  3. 学習計画を作成する: 短期的な目標と長期的な目標を設定し、それに基づいて学習スケジュールを作成します。特定のトピックやスキルに焦点を当て、一度に一つずつ学びましょう。
  4. 適切な学習資源を利用する: 教科書、オンラインコース、チュートリアル、実践問題など、適切な学習資源を活用します。可能であれば、特定の試験に焦点を当てた学習資源を使用すると良いでしょう。
  5. 実践を重視する: 理論的な知識だけでなく、実際の技能も評価されるため、手を動かして実践することが重要です。シミュレーションや実際のプロジェクトを通じて、学んだスキルを実践に適用しましょう。
  6. 定期的にレビューと評価を行う: 学習した内容を定期的にレビューし、理解度を評価します。過去問題を解くことで、試験の形式に慣れるとともに、学習の進捗をチェックすることができます。
  7. 健康的なライフスタイルを保つ: 健康的な食事、適度な運動、十分な睡眠は学習能力を高め、集中力を維持するのに役立ちます。
  8. 余裕を持ったスケジュールを立てる: 最後の数日を復習とリラクゼーションに費やすため、試験日の数日前に全ての学習を終えるようにスケジュールを立てましょう。この期間は、全体的な復習を行い、必要ならば苦手なトピックを再確認するのに利用します。
  9. 試験当日の準備: 試験当日はリラックスし、早めに試験場に到着するように計画します。必要なもの(身分証明書、筆記用具など)を前日に準備し、試験時間と場所を再確認します。

などがあります。

これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、コンピュータサービス技能評価試験に備えることができます。

自分のライフスタイルや仕事の状況に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。

コンピュータサービス技能評価試験の対策におすすめのテキスト・参考書

コンピュータサービス技能評価試験団体

中央職業能力開発協会(JAVADA)

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