AML/CFT(アンチマネロン)認定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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AML/CFT(アンチマネロン)認定試験とは?
AML/CFT(マネーロンダリング対策およびテロ資金供与対策)は、 Anti Money Laundering/ Countering the Financing of Terrorism の略でありは、銀行やその他の預金取扱金融機関において重要な役割を果たす資格です。この資格は、マネーロンダリングやテロ資金供与の防止に関する知識と実務対応の理解度を測ることを目的としています。
金融機関では、マネーロンダリングやテロ資金供与の防止のために、態勢強化計画の策定や啓蒙活動など、迅速な対応が求められています。AML/CFT資格を持つ者は、これらの防止策の第一線である金融機関の営業店の管理者や窓口担当者として、マネーロンダリングやテロ資金供与防止に関する管理態勢や顧客管理、国内関連法規制に基づいた実務対応についての専門知識を有していることが認められます。
この資格は、金融機関におけるマネーロンダリングやテロ資金供与のリスクを理解し、適切な対策を講じる能力を持つことを証明するものであり、金融機関におけるコンプライアンス体制の強化に貢献します。
AML/CFT(アンチマネロン)認定試験は、AML/CFTスタンダードコース、AML/CFTスタンダード・証券コース、AML/CFTトレーニングの3種実施され、コースは試験であり、トレーニングは1年間り返し学習するためのシステムとなっています。
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの受験資格は?なるにはどうすればいい?
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングに受験資格はありません。
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの概要
科目・出題範囲
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの科目・出題範囲は、以下となります。
AML/CFTスタンダードコース AML/CFTスタンダード・証券コース |
1.金融犯罪 2.FATF 3.国内法規制 4.リスクベース・アプローチ 5.管理態勢 6.顧客管理 7.疑わしい取引 |
AML/CFTトレーニング | 1.金融犯罪の現状 2.国内法規制等 3.リスクベース・アプローチ 4.管理態勢 5.顧客管理 6.疑わしい取引 |
出題形式
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの出題形式は、「スタンダードコース」「AML/CFTスタンダード・証券コース」が四答択一式、「AML/CFTトレーニング」は正誤問題です。
試験時間
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの試験時間は、「スタンダードコース」「AML/CFTスタンダード・証券コース」が100分、「AML/CFTトレーニング」は無制限です。
合格基準(合格ライン)
「スタンダードコース」「AML/CFTスタンダード・証券コース」の合格基準は、100点満点70点以上です。
「AML/CFTトレーニング」の修了基準は、総出題数に対し70%以上です。
受験料
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの受験料は、「スタンダードコース」「AML/CFTスタンダード・証券コース」が5,500円です。
「AML/CFTトレーニング」は3,300円、「AML/CFTスタンダード」の認定者、または「AML/CFTトレーニング」の利用が2回目以降の方は1,980円です。
試験会場
「スタンダードコース」「AML/CFTスタンダード・証券コース」は、CBT形式で実施され、全国のテストセンターで受験することができます。
「AML/CFTトレーニング」はオンライン受講です。
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの免除制度
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングに免除制度は、ありません。
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの日程
申込み期間
「スタンダードコース」「AML/CFTスタンダード・証券コース」の申込み期限は、希望日の4日前までです。
試験日
「スタンダードコース」「AML/CFTスタンダード・証券コース」の試験日は、希望日を選択できます。
合格発表日
「スタンダードコース」「AML/CFTスタンダード・証券コース」の合否は、試験後すぐに確認できます。
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの合格率・受験者数
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの合格率は公開されていません。
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの難易度は?
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの合格率は公開されていませんが、難易度は低いとされています。
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの勉強法・対策方法は?
AML/CFTスタンダードコース・トレーニングの勉強の際には、FATF(金融活動作業部会)の動きを時系列で理解することが重要です。FATFの設立から現在に至るまでの流れを把握することで、関連する問題を理解しやすくなります。また、管理態勢や疑わしい取引に関する問題は、一般常識と日本語力を活用して解答することが可能です。
試験に合格するためには、満点を目指す必要はありません。正答率70%で合格できるため、全ての単元を完璧にするよりも、得点できる部分に重点を置く方が効果的です。
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