Webクリエイター能力認定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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Webクリエイター能力認定試験とは?仕事内容は?
Webクリエイター能力認定試験は、W3Cの標準に完全準拠した、Web技術のスキルを測定する認定試験です。この試験は、Webページのセマンティックなマークアップスキルを評価し、HTML 4.01 StrictやCSS2.1などのWeb標準に基づいたWebサイトの構築能力を認定します。
この試験は、ビジネスシーンでのWebサイト制作において、見た目のインパクトよりもユニバーサルデザイン、利便性、汎用性を重視する現代の傾向に対応しています。CSS(Cascading Style Sheets)を用いたレイアウト指定に重点を置き、文書本体からデザイン情報を切り離すことで、汎用性の高いWebページの作成を目指します。
試験問題は、Chrome、Firefox、Safariなどのマルチブラウザに対応し、WindowsとMac OSの両方のOSに適応しています。これにより、多様化する閲覧環境に柔軟に対応したWebサイト制作の能力を養うことができます。また、デザインカンプを用いた出題方式は、実際の制作現場のワークフローに基づいており、実践的なスキルを証明することが可能です。HTML5にも対応しているため、最新のWeb技術に関する知識とスキルを身につけることができます。
Webクリエイター能力認定試験はエキスパートとスタンダードの2グレード実施されています。
Webクリエイター能力認定試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
Webクリエイター能力認定試験に受験資格はありません。
Webクリエイター能力認定試験の概要
科目・出題範囲
Webクリエイター能力認定試験の科目・出題範囲は、以下となります。
エキスパート | 知識問題 | Webサイトに関する知識 |
実技問題 | HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示、JavaScriptの読込 | |
スタンダード | 実技問題 | HTML5の変換、HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示 |
出題形式
Webクリエイター能力認定試験の出題形式は、以下となります。
エキスパート | 知識問題 | 多肢選択形式(4択) |
実技問題 | 配布された問題データおよび素材データに基づき、設問文の指示に従って編集を行い、解答データを提出 1テーマ(基本ページ1ページと5ページ程度のHTMLとCSSの作成、JavaScriptの対応、レスポンシブWebデザインの対応) |
|
スタンダード | 実技問題 | 配布された問題データおよび素材データに基づき、設問文の指示に従って編集を行い、解答データを提出 1テーマ(4ページ程度のHTMLとCSSの作成) |
試験時間
Webクリエイター能力認定試験随時試験の試験時間は、以下となります。
エキスパート | 知識問題 | 20分 | |
実技問題 | テキストエディター使用 | 110分 | |
Webページ作成ソフト使用 | 90分 | ||
スタンダード | 実技問題 | テキストエディター使用 | 70分 |
Webページ作成ソフト使用 | 60分 |
Webクリエイター能力認定試験公開試験の試験時間は、エキスパートが110分、スタンダードが60分です。
合格基準(合格ライン)
Webクリエイター能力認定試験の合格基準は、エキスパートが知識問題と実技問題の合計得点において得点率65%以上、スタンダードが実技問題の得点において得点率65%以上です。
受験料
Webクリエイター能力認定試験の受験料は、エキスパートが7,500円(税込)、スタンダードが5,900円(税込)です。
試験会場
Webクリエイター能力認定試験は随時試験と公開試験があり、随時試験はいつでも受験可能、公開試験は年2回実施されます。
Webクリエイター能力認定試験の免除制度
Webクリエイター能力認定試験に免除制度は、ありません。
Webクリエイター能力認定試験の日程
Webクリエイター能力認定試験はCBT形式で実施され、全国のテストセンターで受験することができます。
また、年2回自宅等で受験することができるリモートWebテストも実施されます。
申込み期間
Webクリエイター能力認定試験随時試験の申込みは、会場に直接問い合わせをします。
Webクリエイター能力認定試験公開試験の申込み期限は、例年1月中旬、7月上旬です。
試験日
Webクリエイター能力認定試験随時試験の試験日は、自由に選択することができます。
Webクリエイター能力認定試験公開試験の試験日は、例年1月下旬、7月下旬です。
合格発表日
Webクリエイター能力認定試験の合否は、試験後1ヶ月程度で発送されます。
Webクリエイター能力認定試験の合格率・受験者数
Webクリエイター能力認定試験の詳細な合格率・受験者数は公開されていませんが、実施団体によると2022年度平均合格率は89.92%、2023年3月31日時点の累計受験者数は47,113名となっています。
Webクリエイター能力認定試験の難易度は?どれくらいのレベル?
Webクリエイター能力認定試験の合格率は90%前後となっており、難易度は低いです。
Webクリエイター能力認定試験の勉強法・対策方法は?
Webクリエイター能力認定試験の勉強法は、まず、基本的な知識を身につけるために、公式テキストや関連書籍を熱心に読み込むことが重要です。HTMLやCSSの基礎から応用まで、幅広いトピックを網羅しているため、これらのテキストは試験準備の礎となります。
次に、実際のコーディング技術を磨くために、ドリームウェアなどのツールを使って実践的な練習を行います。この段階では、サンプルプロジェクトを作成することで、HTMLとCSSの組み合わせやデザインの実装方法を学びます。また、過去問題を解くことで試験の形式や出題傾向を理解し、自分の弱点を特定することができます。インターネット上で利用可能な過去問を活用することで、試験に対する自信を高めることができます。
さらに、公式サイトで提供されるサンプル問題を解くことも、試験対策の一環として非常に有効です。これらの問題は実際の試験と同様の形式で出題されるため、試験の雰囲気に慣れるのに役立ちます。サンプル問題を解くことで、試験の流れや時間配分にも慣れることができます。
このように、テキスト学習、実践的なコーディング練習、過去問の解析、公式サンプル問題の実施を通じて、Webクリエイター能力認定試験の準備を進めることが推奨されます。これらのステップを踏むことで、試験に必要な知識とスキルを効果的に身につけることができるでしょう。
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