和食検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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和食検定とは?仕事内容は?
和食検定は、日本の食文化を正しく理解し、正しく伝えるための基礎知識の普及と、和の食文化を継承し発信していくために必要な専門知識と実務知識の理解度を測るための試験です。
和食検定には、初級レベル・基本レベル・実務レベルの3レベルあり、初級レベルは1級、2級、3級、基本レベル・実務レベルは2級、3級と分かれています。
和食検定の受験資格は?なるにはどうすればいい?
和食検定の初級レベル・基本レベルに受験資格はありません。
和食検定の実務レベルには受験資格が必要で、基本レベルの合格者のみ受験できます。
和食検定の概要
科目・出題範囲
和食検定の問題は、準拠テキスト入門編、基本編、実務編に基づいて出題されます。
なお、主項目は以下となります。
初級レベル | 和食基礎知識 | 和食の知恵「一汁三菜」 和食文化と食事様式 日本の地理的、気候的、海流的特性と歴史的背景 地域の食材と郷土料理 冠婚葬祭、年中行事、暦と和食 和食を生み出す食材と料理 和食を生み出す水、うま味、調味料、日本酒、日本茶、和菓子、器、箸 和食の技とおもてなし、調理法、和室と和室での振舞い、食事作法 和食文化の継承と食育 |
基本レベル | 料理 | 日本料理に関する歴史や概要 日本料理の特徴や料理名の語源 食材の知識 料理名とその調理方法 行事、しきたりと料理 |
接遇 | 和食店での食卓作法 器、箸、日本酒、日本茶の知識 異文化の食事マナー | |
和食基礎英語 | 料理や接遇に関する基本的な英語 | |
実務レベル | 振舞 | 着物の知識と振る舞い 和室の知識と振る舞い 和食店での接遇マナー |
伝心 | 接遇のチェックポイント 飲食店のマネジメント クレンリネスと危機管理 部下の育成に向けたスキル | |
和食応用英語 | 和食店での基本的な挨拶 食材や料理の説明とセールスアップ |
出題形式
和食検定の出題形式は、3レベルとも多肢選択方式(4択問題)です。
試験時間
和食検定の試験時間は、初級レベルが60分、基本レベル・実務レベルが90分です。
合格基準(合格ライン)
和食検定の合格基準は、レベルによって異なり、正解率によって級が決まります。
和食検定初級レベルの合格基準は、3級が正解率60%以上~75%未満、2級が正解率75%以上~90%未満、1級が正解率90%以上です。
和食検定基本レベル・実務レベルの合格基準は、2級が正解率65%以上(各項目60%以上)、1級が正解率85%以上(各項目80%以上)です。
受験料
和食検定の受験料は、初級レベルが4,100円(税込)、基本レベルが5,100円(税込)、実務レベルが8,200円(税込)です。
試験会場
和食検定の試験会場は、札幌、東京、大阪、福岡の4会場です。
和食検定の免除制度
和食検定に免除制度はありません。
和食検定の日程
和食検定は10月と2月の年2回実施され、実務レベルは10月のみの実施です。
申込み期間
和食検定の申込み期間は、例年9月と1月です。
試験日
和食検定の試験日は、例年10月上旬と2月下旬です。
合格発表日
和食検定の合格発表日は、例年11月と3月です。
和食検定の合格率・受験者数
年 | 月 | 初級レベル | 基本レベル | 実務レベル | |||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | ||
2022年 | 2月 | 68.6% | 341 | 32.7% | 165 | – | – |
各級の認定率 | |||||
年 | 月 | 級 | 初級レベル | 基本レベル | 実務レベル |
2022年 | 2月 | 1級 | 13.2% | 6.7% | – |
2級 | 26.1% | 26.1% | – | ||
3級 | 29.3% | なし | なし |
和食検定の難易度は?どれくらいのレベル?
和食検定は比較的難易度の低い試験です。
各レベルに級があり、正答率によって級が進呈されますし、年2回実施される試験なので機会も多いです。
しかし、問題数は200問あり、また暗記項目も多いです。学習にはできるだけ時間をかけたほうがよいでしょう。
和食検定の勉強法・対策方法は?
和食検定の試験の勉強法・対策方法は、
- 教科書や参考書を活用する: 和食に関する基本的な知識を身につけるためには、教科書や参考書を活用することが重要です。これらの書籍は、和食の歴史、食材、調理法、食事のマナーなどを学ぶのに役立ちます。
- 過去問題を解く: 過去の試験問題を解くことで、試験の形式や出題傾向を把握することができます。また、自分がどの部分を理解していないのか、どの部分を強化すべきなのかを明確にすることができます。
- 定期的に復習する: 新しい情報を学んだ後も、定期的に復習を行うことで知識を定着させることができます。
- 時間管理を意識する: 試験では時間管理が重要となるため、勉強する際も一定の時間を設けて集中して学習することが大切です。
などがあります。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、和食検定に備えることができます。
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