再開発プランナー

再開発プランナー試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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再開発プランナーとは?仕事内容は?

再開発プランナーは、再開発事業に固有かつ最も重要な計画である事業計画及び権利変換計画等をはじめ都市再開発事業の企画、調整等に係る一定の知識及び技術を備えた専門家です。

日本で唯一の再開発専門技術者の資格認定制度となっています。

再開発プランナー試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

再開発プランナー試験の受験資格は、「試験を受ける年の4月1日現在満20歳以上の方」となっています。

しかし、再開発プランナー試験は学科試験合格後に「実務経験審査」があり、審査の対象となるには、実務経験が3年以上必要です。

また、審査の対象となる実務経験は、筆記試験合格の前後を問わず、満23歳に達する年度の4月1日以降です。

なお、大学等における大学卒業後の研究活動も実務経験の審査の対象となり、大学院の研究活動は、その期間を実務経験年数1年とみなされます。

筆記試験合格後、すぐに実務経験審査を申し込まない場合は、筆記試験合格日から3年後の9月30日までにおこなわれる実務経験審査に合格すれば試験合格となります。

再開発プランナー試験の概要

科目・出題範囲

再開発プランナー試験は、学科試験の「筆記試験」と「実技試験」、そして実務経験審査の「書類審査」と「面接審査」が実施されます。

再開発プランナー試験「筆記試験」の出題範囲は、「市街地再開発事業及びマンション建替え事業に係る法律等」「都市計画法等関連法規」「不動産関連法規」「評価・補償」「その他 都市再開発に関連する基礎知識」となっています。

再開発プランナー試験「実技試験」の出題内容は、「市街地再開発事業及びマンション建替え事業の手続き、事業計画及び権利変換計画の作成並びにその他の都市再開発の事業の企画、事業計画及び権利調整に係ること」となっています。

再開発プランナー試験「書類審査」は、実務経験審査申込に必要な書類「実務経験申告書」及び「実務経験レポート」を作成し、提出された内容が審査されます。

再開発プランナー試験「面接審査」は、提出された実務経験申告書及び実務経験レポートの内容を確認するために実施されます。

出題形式

再開発プランナー試験学科試験の出題形式は、学科試験が原則として四肢択一式、実技試験が記述式を含む筆記です。

実務経験審査では、「書類審査」「面接審査」が実施され、「書類審査」は実務経験申告書、実務経験レポートのの提出、「面接審査」は提出された実務経験申告書、実務経験レポートの内容の確認、となっています。

試験時間

再開発プランナー試験の試験時間は、学科試験が120分、実技試験が180分です。

合格基準(合格ライン)

再開発プランナー試験の合格基準は、年度によって異なります。

2022年度の筆記試験は、学科試験100点満点のうち50点、実技試験100点満点のうち60点を科目基準点とし、両科目とも基準点以上で、かつ合計131点(200点満点)以上を合格でした。

受験料

再開発プランナー試験の受験料は、22,000円(税込)です。

試験会場

再開発プランナー試験の試験会場は、東京・大阪の2会場です。

再開発プランナー試験の免除制度

再開発プランナー試験は、実務経験審査の書類審査により実務経験を有すると認められた場合は、面接審査が免除されます。

再開発プランナー試験の日程

申込み期間

再開発プランナー試験学科試験の申込み期間は、例年6月上旬~6月中旬です。

再開発プランナー試験実務経験審査の申込み期間は、例年10月上旬~下旬です。

試験日

再開発プランナー試験学科試験の試験日は、例年8月中旬です。

再開発プランナー試験実務経験審査の審査期間は例年11~12月です。

合格発表日

再開発プランナー試験学科試験の合格発表日は、例年9月下旬です。

再開発プランナー試験実務経験審査の合格発表日は、例年1月下旬です。

再開発プランナー試験の合格率・受験者数

  合格率 受験者数
2022年 29.00% 862人
2021年 29.20% 921人
2020年 29.40% 562人
2019年 28.60% 868人
2018年 29.20% 804人
※学科試験「筆記試験」の合格率・受験者数

再開発プランナー試験の難易度は?どれくらいのレベル?

再開発プランナー試験の難易度は難しいといえます。

再開発プランナー試験の合格率の合格率は30%程度でそこまで低い数字ではありませんが、実務経験がある受験生が多い試験であることを考慮すると難しい試験といえるでしょう。

再開発プランナー試験の勉強法・対策方法は?

再開発プランナー試験の試験の勉強法・対策方法は、

  1. 理解と知識: 再開発プランナーとしての業務には、都市計画、建築学、環境法規、不動産開発など、多くの知識領域が関与します。テキスト等を通じてこれらの分野について基本的な知識を学ぶことから始めることが重要です。
  2. 関連資格: 都市計画や建築などの関連分野におけるプロフェッショナル資格は、専門知識を証明し、信用性を高めるために役立ちます。各資格の要件を確認し、試験準備のための学習計画を立てることを検討してみてください。
  3. 継続的学習: 再開発の領域は、新しい規制、技術、トレンドにより絶えず変化しています。そのため、最新の情報を追い続け、自分の知識をアップデートすることが重要です。

などがあります。

また実施団体発刊の書籍や推薦書がありますので、利用するのもよいでしょう。

これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、再開発プランナー試験に備えることができます。

再開発プランナー試験実施団体

一般社団法人 再開発コーディネーター協会

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