リテールマーケティング(販売士)検定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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販売士とは?仕事内容は?
販売士とは、流通業界で求められる専門的な知識と技術を持つプロフェッショナルを認定する資格です。現代の流通業界は、少子高齢化、ライフスタイルの変化、IT化の進展などにより大きく変化しており、この環境下で顧客の多様化したニーズを的確に捉え、商品知識や接客技術を活用してニーズに応える能力が求められています。
リテールマーケティング(販売士)検定試験は、このような販売のプロフェッショナルを育成することを目的としており、合格者には「販売士」という称号が付与されます。この検定は、商品知識、販売技術、仕入れ、在庫管理、マーケティングなど、販売に関わる幅広い分野の専門知識を問う内容となっています。
販売士は、小売業従事者だけでなく、製造業、卸売業、サービス業、流通業界への就職を目指す学生など、幅広い層に受験されています。また、資格は5年ごとに更新が必要で、講習会や通信教育講座を通じて知識のブラッシュアップが可能です。これにより、キャリアアップや就職に役立てることができます。
リテールマーケティング(販売士)検定試験は、1級、2級、3級の3グレード実施されています。
リテールマーケティング検定試験の受験資格は?
リテールマーケティング検定試験に受験資格はありません。
リテールマーケティング検定試験の概要
科目・出題範囲
リテールマーケティング検定試験の科目は、「小売業の類型」「マーチャンダイジング」「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」です。
出題形式
リテールマーケティング検定試験の出題形式は、1級が記述式・選択式、2級・3級が選択式です。
試験時間
リテールマーケティング検定試験の試験時間は、1級が90分、2級が70分、3級が60分です。
合格基準(合格ライン)
リテールマーケティング検定試験の合格基準は、1級が「各科目70点以上」、2級・3級が「平均の得点が70点以上で、1科目ごとの得点が50点以上」です。
受験料
リテールマーケティング検定試験の受験料は、1級が7,850円(税込)、2級が5,770円(税込)、3級が4,200円です。なお、事務手数料550円(税込)が別途必要です。
試験会場
リテールマーケティング検定試験はCBT形式で実施され、全国のテストセンターで受験することができます。
リテールマーケティング検定試験の免除制度
リテールマーケティング検定試験に免除制度は、以下となります。
1級は、不合格となっても70点以上取得した科目は「科目合格」が適用されます。
2級は、「2級販売士養成講習会」「2級養成通信教育講座」「販売士2級オンライン養成教育講座」を修了した方は、一部の科目が免除されます。
3級は、「3級販売士養成講習会」「3級養成通信教育講座」「販売士3級オンライン養成教育講座」を修了した方、「商業経済検定試験」の所定の科目に合格した方は、一部の科目が免除されます。
リテールマーケティング検定試験の日程
申込み期間
リテールマーケティング検定試験の申込み期間は、希望日の4日前までです。
試験日
リテールマーケティング検定試験の試験日は、希望日を選択できます。
合格発表日
リテールマーケティング検定試験の合否は、試験後すぐに確認することができます。なお、各免除制度を利用して受験した場合の合否は約14日後に確定し、確認することができます。
リテールマーケティング検定試験の合格率・受験者数
年度 | 期間 | 1級 | 2級 | 3級 | |||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | ||
2022年 | 2022.4.1~2023.3.31 | 21.1% | 1,033名 | 55.4% | 6,374名 | 57.1% | 8,981名 |
2021年 | 2021.7.28~2022.3.31 | 17.2% | 795名 | 55.5% | 5,655名 | 63.0% | 8,894名 |
リテールマーケティング検定試験の難易度は?
リテールマーケティング検定試験の合格率は、3級が60%前後、2級が55%前後、1級が20%前後となっており、難易度としては、2級・3級は普通~やや易しい、1級が難しいといえるでしょう。
リテールマーケティング検定試験の勉強法・対策方法は?
リテールマーケティング検定試験の勉強には、まず「販売士ハンドブック」を一読することが推奨されています。このハンドブックは、試験の公式テキストであり、試験内容の大部分がこのテキストから出題されます。初めて読む際は、内容の全体像を掴むために軽く読み通すのが良いでしょう。
次に、過去問題集を解きます。これは、試験の傾向を把握するために重要です。過去問を解くことで、どのような問題が出題されてきたか、どの範囲からの出題が多いかなどが分かります。過去問を解いた後は、出題された箇所をハンドブックにマークし、それらの部分を中心に再度読み返します。
このプロセスを繰り返し、間違えた箇所や理解が不十分な箇所をハンドブックで確認し、理解を深めていきます。この方法により、試験内容に対する理解を深め、効率的に学習を進めることができます。
また、販売士ハンドブックを購入することも推奨されています。特に上級資格を目指す場合は、ハンドブックの有無が理解度に大きな影響を与えるとされています。ハンドブックを繰り返し読むことで、徐々に内容が理解できるようになり、試験に向けての準備が整います。
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