マンションリフォームマネジャー試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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マンションリフォームマネジャーとは?仕事内容は?
マンションリフォームマネジャーは、マンションの専有部分のリフォームにおいて、居住者の要望を実現するために、専門知識をもって、管理組合や施工者などと協力・調整しながら、居住者に付加価値の高いリフォームを企画・提供するための業務推進能力を認定する資格です。
マンションリフォームマネジャー試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
マンションリフォームマネジャー試験に受験資格はありません。
マンションリフォームマネジャー試験の概要
科目・出題範囲
マンションリフォームマネジャー試験は「学科試験」と「設計製図試験」があります。
「学科試験」の出題範囲は、マンションリフォームに関する専門知識(計画・基礎知識、法規・規約・制度、マネジメント、住戸内各部のリフォーム、設備のリフォーム)、「設計製図試験」の試験内容はマンション専有部分に係るリフォームの設計図書の作成(平面図および留意事項説明)となっています。
なお、1科目のみの受験も可能です。
出題形式
マンションリフォームマネジャー試験の出題形式は、「学科試験」が4肢択一式、「設計製図試験」は受験申込書の配布と同時に公表された課題の作成です。
試験時間
マンションリフォームマネジャー試験の試験時間は、「学科試験」が120分、「設計製図試験」が180分です。
合格基準(合格ライン)
マンションリフォームマネジャー試験「学科試験」は、250点満点中150点以上かつ各分野の合格基準点にすべてに達している必要があります。
総得点 | 各分野10問 1問5点 | |||||
計画、 基礎知識 | 法規、規約、制度 | マネジメント | 住戸内各部のリフォーム | 設備のリフォーム | ||
合格 |
150/250以上 | 25/50以上 | 20/50以上 | 25/50以上 | 25/50以上 | 20/50以上 |
なお、平均点によっては分野ごとの基準点に補正がはいることがあります。
「設計製図試験」はランクがA~Dまでに区分けされ、ランクAの場合のみ合格となります。
受験料
マンションリフォームマネジャー試験の受験料は、「学科試験+設計製図試験」の場合は14,300円(税込)、「学科試験のみ」「計製図試験のみ」の場合は11,000円(税込)です。
試験会場
マンションリフォームマネジャー試験の試験会場は、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5会場です。
マンションリフォームマネジャー試験の免除制度
マンションリフォームマネジャー試験は、学科試験または設計製図試験のいずれか一方にのみ合格した場合、次年度以降の4年間、一部合格した試験について免除されます。
マンションリフォームマネジャー試験の日程
申込み期間
マンションリフォームマネジャー試験の申込み期間は、例年7月中旬~8月下旬です。
試験日
マンションリフォームマネジャー試験の試験日は、例年10月の第1日曜日です。
合格発表日
マンションリフォームマネジャー試験の合格発表日は、例年12月上旬~中旬です。
マンションリフォームマネジャー試験の合格率・受験者数
学科試験 | 設計製図試験 | 最終 | ||||
年度 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 実受験者数 |
2022年 | 43.9% | 285名 | 39.2% | 301名 | 30.5% | 325名 |
2021年 | 52.8% | 307名 | 39.7% | 302名 | 35.3% | 348名 |
2020年 | 47.2% | 326名 | 41.3% | 375名 | 31.0% | 407名 |
2019年 | 58.1% | 358名 | 36.1% | 380名 | 31.1% | 415名 |
2018年 | 50.2% | 285名 | 34.1% | 337名 | 25.3% | 363名 |
マンションリフォームマネジャー試験の難易度は?どれくらいのレベル?
マンションリフォームマネジャー試験は学科試験の合格率が50%前後、設計製図試験の合格率は40%前後で、最終合格率は30%程度となっており、難易度は低くありません。
しかし、学科試験、設計製図試験の一部合格制度があるので、次年度もチャレンジしやすくなっています。
また、実務経験のある方の場合は、難易度が下がるでしょう。
マンションリフォームマネジャー試験の勉強法・対策方法は?
マンションリフォームマネジャー試験の試験の勉強法・対策方法は、
- 試験概要を理解する: 試験の出題範囲、形式、配点などを詳細に確認し、それに基づいて学習計画を作ります。
- 専門書籍や教材を利用する: マンションのリフォームや改修に関する専門書籍や教材を活用します。
- 過去問題を活用する: 過去の試験問題を解くことで出題傾向を把握し、理解度を確認します。これにより自身の弱点を明確にし、それに対する学習を強化できます。
- 定期的な復習を行う: 新しい知識を習得するとともに、既に学習した内容を定期的に復習し、知識を定着させます。
- 模擬試験を利用する: 可能であれば、模擬試験を利用して試験の雰囲気に慣れ、時間管理の練習を行います。
などがあります。
また、実施団体が紹介する参考書やマンションリフォームマネジャー試験の対策講座もありますので利用するのもよいでしょう。
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