エネルギー管理士

エネルギー管理士試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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エネルギー管理士とは?仕事内容は?

エネルギー管理士は、エネルギー使用に関する国家資格で、工場などでエネルギー使用方法の改善、管理をするエキスパートです。

製造業、鉱業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業の5業種に属する第一種エネルギー管理指定工場等は、エネルギーの使用量に応じて、エネルギー管理士を1人ないし4人選任する必要があります。

エネルギー管理士試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

エネルギー管理士試験の受験資格に受験資格はありませんが、試験合格後、免状を申請するにはエネルギーの使用の合理化に関する実務に1年以上従事している必要があります。

また、エネルギー管理士は、エネルギーの使用の合理化に関する実務に3年以上従事し、エネルギー管理研修を受講し、修了試験に合格することでも資格取得が可能です。

エネルギー管理士試験の概要

科目・出題範囲

エネルギー管理士試験は、熱分野専門区分・電気分野専門区分のいずれかを選択し、共通の必須基礎課目と、各区分の専門課目に解答するスタイルです。

エネルギー管理士試験「必須基礎課目」の出題範囲は、「エネルギー総合管理及び法規」です。

エネルギー管理士試験の熱分野専門区分の「専門課目」は、「熱と流体の流れの基礎」「燃料と燃焼」「熱利用設備及びその管理」です。

エネルギー管理士試験の電気分野専門区分の「専門課目」は、「電気の基礎」「電気設備及び機器」「電気応用」です。

出題形式

エネルギー管理士試験の出題形式は、マークシート方式です。

試験時間

エネルギー管理士試験「必須基礎課目」の試験時間は、80分です。

エネルギー管理士試験の熱分野専門区分の「専門課目」の試験時間は、「熱と流体の流れの基礎」「熱利用設備及びその管理」が110分、「燃料と燃焼」が80分です。

エネルギー管理士試験の電気分野専門区分の「専門課目」の試験時間は、「電気設備及び機器」「電気応用」が110分、「電気の基礎」が80分です。

合格基準(合格ライン)

エネルギー管理士試験の合格基準は、配点の60%以上の得点です。選択した全課目が合格基準を満たすことで合格となります。

受験料

エネルギー管理士試験の受験料は、17,000円(非課税)です。

試験会場

エネルギー管理士試験の試験会場は、北海道、宮城県、東京都、愛知県、富山県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の10会場です。

エネルギー管理士試験の免除制度

エネルギー管理士試験は、一部の課目が合格基準以上の場合課目合格者となり、課目合格者は試験が行われた年の初めから3年以内に同一選択分野の受験をする場合は、合格課目が免除されます。

エネルギー管理士試験の日程

申込み期間

エネルギー管理士試験の申込み期間は、例年4月上旬~6月中旬です。

試験日

エネルギー管理士試験の試験日は、例年7月下旬~8月上旬です。

合格発表日

エネルギー管理士試験の合格発表日は、例年9月下旬です。

エネルギー管理士試験の合格率・受験者数

年度 合格率 受験者数
2023年 37.8% 8,137人
2022年 33.9% 7,766人

エネルギー管理士試験の難易度は?どれくらいのレベル?

エネルギー管理士試験の合格率は30%前後であり、比較的難易度の高い試験といえます。

なお、エネルギー管理士は、エネルギー管理研修を受講し、修了試験に合格することでも資格取得が可能であり、この修了試験のほうが合格率が高いので、実務経験のある方は研修を受講するのもよいでしょう。

エネルギー管理士試験の勉強法・対策方法は?

エネルギー管理士試験の試験の勉強法・対策方法は、

  1. 計画を立てる: まず始めに、自分の学習スケジュールを作成しましょう。試験までの時間を考慮して、全体の学習計画を立てます。各トピックにどれくらいの時間を割くべきか、どのトピックを先に学ぶべきかなどを計画に含めます。
  2. 教科書や参考書を用意する: エネルギー管理に関する基本的な知識を理解するためには、教科書や参考書を活用することが重要です。これらの資料は、エネルギー管理の基本的な理論や法規制などを学ぶのに役立ちます。
  3. 問題集や過去問を使う: 問題集や過去の試験問題を解くことは、試験に向けての理解を深め、また試験の形式に慣れるのに役立ちます。また、自分の弱点を見つけ出すのにも有用です。
  4. 定期的に復習する: 長期的な記憶を形成するためには、定期的な復習が必要です。学習した内容を一度に覚えるのではなく、何度も復習することで記憶が定着します。
  5. 疑問点を調べる: 理解できない点や疑問点があれば、それを調査して解決することが重要です。質問をメモしておき、後で調べるか専門家に尋ねることで、深い理解を得ることができます。
  6. 自己評価を行う: 定期的に自分自身の理解度をチェックし、必要に応じて学習計画を調整します。自己評価は、自分がどの程度進んでいるか、どの分野に焦点を当てるべきかを理解するために役立ちます。
  7. 健康的な生活習慣を保つ: 睡眠、栄養、運動はすべて学習能力に影響します。これらの要素を維持することで、集中力を維持し、ストレスを管理することができます。

などがあります。

これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、エネルギー管理士試験に備えることができます。

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エネルギー管理士試験実施団体

一般財団法人 省エネルギーセンター

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