給与計算実務能力検定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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給与計算実務能力検定とは?
給与計算実務能力検定は、企業・組織に不可欠な給与計算業務について、その知識・実務能力を客観的に判定し、給与計算業務のエキスパートとして認定する検定です。
「給与計算の実務能力」という面に重きが置いています。
給与計算実務能力検定は、1級、2級に分かれています。
給与計算実務能力検定試験の受験資格は?
給与計算実務能力検定試験に受験資格はありません。
給与計算実務能力検定試験の概要
科目・出題範囲
給与計算実務能力検定試験の出題範囲は、「給与計算実務に必要な基礎知識(給与の仕組み・社会保険・税等)」「給与計算実務に必要な法的知識(労働基準法等)」「演習問題(実際の給与計算・賞与計算・年末調整等)」となっています。
出題形式
給与計算実務能力検定試験の出題形式は、2級が知識問題・計算問題(四肢択一・マークシート)、1級が知識問題(四肢択一・マークシート)、計算問題(記述式)です。
試験時間
給与計算実務能力検定試験の試験時間は、120分です。
合格基準(合格ライン)
給与計算実務能力検定試験の合格基準は、2級が「7割以上の得点獲得」、1級が「7割以上の得点獲得を合格基準点とし、かつ計算問題を6割以上正解」です。
受験料
給与計算実務能力検定試験の受験料は、2級が8,000円、1級が10,000円です。
試験会場
給与計算実務能力検定試験の試験会場は、北海道、宮城、栃木、埼玉、千葉、東京(2会場)、神奈川、新潟、石川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、香川、福岡、熊本、大分、鹿児島、沖縄の23会場です。
給与計算実務能力検定試験の免除制度
給与計算実務能力検定試験に免除制度はありません。
給与計算実務能力検定試験の日程
給与計算実務能力検定試験は3月と11月の年2回実施され、1級は11月のみの実施です。
申込み期間
給与計算実務能力検定試験の申込み期間は、例年12月~2月、6月~10月です。
試験日
給与計算実務能力検定試験の試験日は、例年3月と11月です。
合格発表日
給与計算実務能力検定試験の合格発表は、試験の約6週間後です。
給与計算実務能力検定試験の合格率・受験者数
年度 | 月 | 1級 | 2級 | ||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | ||
2023年 | 11月 | 47.95% | 2,640名 | 66.82% | 1,938名 |
3月 | – | – | 74.17% | 1,595名 | |
2022年 | 11月 | 47.85% | 2,207名 | 69.45% | 1,761名 |
3月 | – | – | 74.55% | 1,395名 | |
2021年 | 11月 | 51.94% | 2,164名 | 70.67% | 1,705名 |
3月 | – | – | 81.73% | 1,243名 | |
2020年 | 11月 | 56.91% | 1,643名 | 74.34% | 1,407名 |
3月 | – | – | 86.65% | 944名 | |
2019年 | 11月 | 46.23% | 1,579名 | 72.47% | 1,413名 |
3月 | – | – | 75.42% | 1,257名 | |
2018年 | 11月 | 59.19% | 1,316名 | 70.55% | 1,209名 |
3月 | – | – | 74.41% | 1,223名 |
給与計算実務能力検定試験の難易度は?どれくらいのレベル?
給与計算実務能力検定試験の合格率は2級が70~80%程度、1級が50%前後となっており、難易度は低めといえるでしょう。
また、2級は年2回実施されており、実施団体による教材や講座も充実しており、チャレンジしやすい■となっています。
給与計算実務能力検定試験の勉強法・対策方法は?
給与計算実務能力検定試験の勉強法・対策方法は、
- 学習計画の作成: まずは、自分の学習スタイルに合わせた計画を作成します。この計画には、どの項目をいつまでに学ぶか、どのくらいの時間を学習に割くかなどを含めます。また、学習の進行に合わせて計画を見直すことも重要です。
- 基本知識の習得: 給与計算実務能力検定の試験範囲には、労働法、社会保険制度、税務、給与計算など、幅広いトピックが含まれます。これらの基本的な知識をしっかりと理解し、覚えることが必要です。
- 過去問題の活用: 過去の試験問題を解くことで、試験の形式や出題傾向を把握し、自分の理解度を確認することができます。また、間違えた問題は復習し、理解を深めることが重要です。
- 模擬試験の活用: 模擬試験を受けることで、実際の試験環境を再現し、時間管理の練習をすることができます。また、模擬試験の結果をもとに、自分の弱点を見つけ、それを重点的に学習することも有効です。
- 学習資料の活用: テキストブックやオンライン教材、参考書など、さまざまな学習資料を活用します。また、理解が難しい部分は、専門家や他の学習者に質問するなどして、理解を深めます。
- 定期的な復習: 新しい知識を習得すると同時に、既に学んだ内容を定期的に復習することで、長期記憶に定着させます。
- 実践的な学習: 給与計算のシミュレーションを行うなど、実際の業務に近い形での学習を行うことで、理論だけでなく実践的な知識も身につけることができます。
などがあります。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、試験に備えることができます。
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