ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリスト試験の概要とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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ネットワークスペシャリストとは?仕事内容は?

ネットワークスペシャリストは、コンピュータネットワークの設計、構築、運用、管理、保守に関する専門的な知識や技術を持つ人材を認定する資格です。

この資格を取得することで、ネットワークインフラストラクチャの構築やトラブルシューティングなど、ネットワーク関連の業務に従事する能力があることが証明されます。

  1. ネットワーク設計
    企業や組織の要件に基づいて、効率的で安全なネットワークシステムの設計を行います。
  2. ネットワーク構築
    設計に基づいて、ネットワーク機器の選定や設置、設定を行い、システムを構築します。
  3. ネットワーク運用・管理
    ネットワークの監視、性能最適化、セキュリティ対策を実施し、システムの安定稼働をサポートします。
  4. トラブルシューティング
    ネットワーク障害や問題が発生した際に、原因を迅速に特定し、適切な対処や修復を行います。
  5. ネットワーク保守
    定期的なメンテナンスやアップデートを行い、システムの安定性やセキュリティを維持します。
  6. ドキュメンテーション
    ネットワークの設計図や構成情報、運用手順などのドキュメントを作成し、情報を整理・共有します。
  7. サポート・コンサルティング
    ネットワークに関する技術的なサポートやアドバイスを提供し、顧客やチームメンバーの問題解決を支援します。

これらの業務を通じて、ネットワークスペシャリストは企業や組織のITインフラストラクチャの安定性、効率性、セキュリティを確保する重要な役割を担います。

ネットワークスペシャリスト試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

ネットワークスペシャリスト試験に受験資格はありません。

ネットワークスペシャリスト試験の概要

科目・出題範囲

ネットワークスペシャリスト試験は、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱに分かれており、1日で実施されます。

分野 大分類 中分類
テクノロジ系 コンピュータシステム コンピュータ構成要素
システム構成要素
技術要素 ネットワーク
開発技術 システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術

出題形式

ネットワークスペシャリスト試験の出題形式は、午前Ⅰ・午前Ⅱが多肢選択式 (四肢択一)、午後Ⅰが記述式、午後Ⅱが論述式となっています。

午後Ⅰの記述式は3問の中から2問選択、午後Ⅱの論述式は2問の中から1問選択して解答します。

試験時間

ネットワークスペシャリスト試験の試験時間は、午前Ⅰが50分(9:30~10:20)、午前Ⅱが40分(10:50~11:30)、午後Ⅰが90分(12:30~14:00)、午後Ⅱが120分(14:30~16:30)となっています。

合格基準(合格ライン)

ネットワークスペシャリスト試験の配点・基準点は、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱともに100点満点中、基準点が60点となっています。

受験料

ネットワークスペシャリスト試験の受験料は7,500円(税込)です。

ネットワークスペシャリスト試験の免除制度

ネットワークスペシャリスト試験には、午前Ⅰ試験の免除制度があります。

「応用情報技術者試験の合格者」「高度情報処理技術者試験または情報処理安全確保支援士試験の合格者」「高度情報処理技術者試験または情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点を獲得した人」は、2年間午前Ⅰ試験が免除されます。

ネットワークスペシャリスト試験の日程

申込み期間

ネットワークスペシャリスト試験の試験日は、例年1月です。

試験日

ネットワークスペシャリスト試験の試験日は、例年4月中旬です。

合格発表日

ネットワークスペシャリスト試験の試験日は、例年6月下旬です。

ネットワークスペシャリスト試験の合格率・受験者数

年度合格率受験者数
2023年14.3%10,395名
2022年17.4%9,495名
2021年12.8%8,420名
2019年14.4%11,882名
2018年15.4%12,322名
2017年13.6%12,780名
2016年15.4%11,946名
2015年14.6%12,407名
2014年14.3%13,215名
2013年13.8%13,288名
2012年14.7%14,612名
※2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で実施されず

ネットワークスペシャリスト試験の合格率の合格率は例年15%程度となっており、受験者数は減少傾向にあります。

ネットワークスペシャリスト試験の難易度は?どれくらいのレベル?

ネットワークスペシャリスト試験の難易度は、例年の合格率が15%程度であることから、かなり高いと言えます。

ネットワークスペシャリスト試験の勉強法・対策方法は?

ネットワークスペシャリスト試験の勉強法・対策法は、

  1. 試験範囲の把握
    試験で問われる知識領域や技術を確認し、それらに対する理解度を把握してください。
  2. 教材の選定
    専門書やオンライン教材、講座など、自分に合った学習教材を選びましょう。複数の教材を組み合わせることで、理解を深めることができます。
  3. 学習計画の立案
    試験までの期間を考慮して、効率的な学習計画を立てましょう。毎日の学習時間や進める範囲、復習のタイミングなどを決めて実行しましょう。
  4. 実践的なスキルの習得
    ネットワーク機器の設定やトラブルシューティングなど、実践的なスキルを身に付けるために、実際の機器やシミュレーションソフトウェアを利用して練習しましょう。
  5. 仲間や講師との情報交換
    試験対策に取り組む仲間や講師と情報交換を行い、互いの理解を深めましょう。
  6. 模擬試験の活用
    試験形式に慣れるために、模擬試験を受けましょう。弱点を特定し、その部分を重点的に学習することで、合格への道筋が見えやすくなります。
  7. 復習と自信の持続
    定期的に復習を行い、知識やスキルを定着させましょう。自信を持って取り組むことが、試験でのパフォーマンス向上につながります。

が基本です。

これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、ネットワークスペシャリスト試験に備えることができます。

自分のライフスタイルや仕事の状況に合わせて、最適な学習方法を選びましょう

ネットワークスペシャリスト試験団体

IPA 独立行政法人情報処理推進機構

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