データベーススペシャリスト

データベーススペシャリスト試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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データベーススペシャリストとは?仕事内容は?


「データベーススペシャリスト試験」は、日本の情報処理推進機構(IPA)が実施する情報技術者試験の一つです。

この試験は、データベースに関する広範な知識とスキルを持つIT専門家を認定するためのものです。

データベーススペシャリストは、データベースの設計、構築、運用、保守など、データベースに関連するあらゆるタスクを理解し、それらを遂行する能力を持つことが求められます。

具体的な業務内容は以下のようなものです:

  1. データベースの設計:業務要件に基づいて、適切なデータベース構造を設計します。
  2. データベースの構築:設計したデータベース構造に基づいて、データベースシステムを構築します。
  3. データベースの運用:データベースのパフォーマンスを監視し、必要に応じてチューニングを行います。また、データのバックアップや復元、データのセキュリティ管理なども行います。
  4. データベースの保守:データベースの問題を解析し、修正措置を行います。また、システムのアップグレードやパッチ適用なども行います。

データベーススペシャリスト試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

データベーススペシャリスト試験に受験資格はありません。

データベーススペシャリスト試験の概要

出題範囲

分野 大分類 中分類
テクノロジ系 コンピュータシステム コンピュータ構成要素
システム構成要素
技術要素 データベース
セキュリティ
開発技術 システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術

出題形式

データベーススペシャリスト試験の出題形式は、午前Ⅰ・午前Ⅱが多肢選択式 (四肢択一)、午後Ⅰが記述式、午後Ⅱが論述式となっています。

午後Ⅰの記述式は3問の中から2問選択、午後Ⅱの論述式は2問の中から1問選択して解答します。

試験時間

データベーススペシャリスト試験の試験時間は、午前Ⅰが50分(9:30~10:20)、午前Ⅱが40分(10:50~11:30)、午後Ⅰが90分(12:30~14:00)、午後Ⅱが120分(14:30~16:30)となっています。

合格基準(合格ライン)

データベーススペシャリスト試験の配点・基準点は、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱともに100点満点中、基準点が60点となっています。

受験料

データベーススペシャリスト試験の受験料は7,500円(税込)です。

データベーススペシャリスト試験の免除制度

データベーススペシャリスト試験には、午前Ⅰ試験の免除制度があります。

「応用情報技術者試験の合格者」「高度情報処理技術者試験または情報処理安全確保支援士試験の合格者」「高度情報処理技術者試験または情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点を獲得した人」は、2年間午前Ⅰ試験が免除されます。

データベーススペシャリスト試験の日程

試験日

データベーススペシャリスト試験の試験日は、例年10月です。

データベーススペシャリスト試験の合格率・受験者数

年度合格率受験者数
2023年18.5%8,980名
2022年17.6%12,399名
2021年17.1%10,648名
2019年15.8%9,468名
2018年14.4%16,831名
2017年13.9%17,165名
2016年14.5%17,706名
2015年17.5%13,980名
2014年17.6%15,355名
2013年16.7%15,807名
2012年16.3%17,489名
※2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で実施されず

データベーススペシャリスト試験の合格率は例年15%程度となっています。

データベーススペシャリスト試験の難易度は?どれくらいのレベル?

データベーススペシャリスト試験の合格率は例年15%前後となっており、難易度は高いといえます。

データベーススペシャリスト試験の勉強法・対策方法は?

データベーススペシャリスト試験の勉強法・対策法は、

  1. 専門書の学習:データベースの設計、構築、運用、保守に関する広範な知識を習得するために、専門の教科書や参考書を使って学習します。
  2. 過去問の演習:過去の試験問題を解くことで、試験の形式や出題傾向を把握し、理解した知識を問題解決に活用する練習をします。
  3. 模擬試験:時間制限のある環境で模擬試験を受けることで、実際の試験に近い状況でのパフォーマンスを確認し、時間管理を練習します。
  4. 弱点の克服:過去問の演習や模擬試験を通じて、自身の理解が不十分な部分や苦手なトピックを明確にし、それらを重点的に学習します。
  5. 実践的な経験:理論的な知識だけでなく、実際のデータベース管理の経験も試験対策にとても有効です。

などがあります。

これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、データベーススペシャリスト試験に備えることができます。

自分のライフスタイルや仕事の状況に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。

データベーススペシャリスト試験団体

IPA 独立行政法人情報処理推進機構

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