マネジメント検定

マネジメント検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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マネジメント検定とは?

マネジメント検定は、マネジメントに関する基礎・専門的知識、経営課題解決能力が一定水準に達していることを認定する試験です。

2022年までは経営学検定という名称で実施されていました。

マネジメント検定は、Ⅲ級、Ⅱ級、Ⅰ級、マスターの4グレードあり、現在実施されているのはⅢ級とⅡ級です。

マネジメント検定の受験資格は?

マネジメント検定に受験資格はありません。

マネジメント検定の概要

科目・出題範囲

マネジメント検定の科目・出題範囲は、Ⅲ級が「企業論」「経営戦略論」「経営組織」「人的資源管理・組織構造論」「経営管理論・経営組織論」、Ⅱ級が「マネジメント」「人的資源管理」「マーケティング」「会計・ファイナンス」です。

Ⅲ級
企業論 経営とは、企業とは(経営から何を学ぶか、企業のかたち、大規模な株式会社における企業統治、日本型企業システムなど)
経営戦略論 どうすれば企業は目標を達成できるか(企業経営と全社戦略、全社企業としての成長戦略、全社的な経営資源の配分、事業ごとの競争戦略、経営戦略論の時代変遷など)
経営組織 どのように戦略を実行に移すか(マーケてキング戦略の基礎、研究開発戦略と生産戦略の基礎、財務戦略の基礎(会計)など)
人的資源管理・組織構造論 人と組織をいかにマネジメントするか(人と組織のマネジメント、経営組織の形態など)
経営管理論・経営組織論 マネジメント理論はどうして展開してきたか(伝統的な管理論、ホーソン実験と人間関係論、近代的な管理論、行動科学にもとづく動機づけとリーダーシップの理論など)
Ⅱ級
マネジメント マネジメントの基本、経営戦略、機能別戦略(研究開発戦略、生産戦略、情報化戦略)組織のマネジメントなど
人的資源管理 人的資源管理の原則、人事制度と雇用管理、労務管理と労使関係、人と組織に関するマネジメント論など
マーケティング 市場と企業の関わり、標的市場の選定、製品戦略、価格戦略、チャネル戦略、プロモーション戦略など
会計・ファイナンス 企業会計と経営、決算書類と企業経営、経営財務分析、企業価値、損益分岐計算など

出題形式

マネジメント検定の出題形式は、多種選択問題(4肢択一)です。

試験時間

マネジメント検定の試験時間は、Ⅲ級が60分、Ⅱ級が120分です。

合格基準(合格ライン)

マネジメント検定の合格基準は、Ⅲ級が100点満点中60点以上、Ⅱ級が100点満点中60点以上、かつ各科目正答率40%以上です。

受験料

マネジメント検定の受験料は、Ⅲ級が6,600円(税込)、Ⅱ級が11,000円(税込)です。

試験会場

マネジメント検定はCBT方式で実施されるため全国の試験センターで受験することができます。

マネジメント検定の免除制度

マネジメント検定に免除制度はありません。

マネジメント検定の日程

マネジメント検定は6月中旬~7月下旬と11月初旬~12月中旬の年2回実施されます。

申込み期間

マネジメント検定の申込み期間は、試験開始のか月前から試験終了日の3日前までです。

試験日

マネジメント検定の試験日は、例年月中旬~7月下旬と11月初旬~12月中旬で希望の日程を選択して受験することができます。

合格発表日

マネジメント検定の合否は試験終了後すぐに確認することができます。

マネジメント検定の合格率・受験者数

  Ⅲ級(旧初級) Ⅱ級(旧中級)
  受験者数 合格率 受験者数 合格率
第40回(2022年度) 615人 42.0%
第39回(2022年度) 573人 53.20% 347人(第1分野)
316人(第2分野)
55.6%(第1分野)
64.2%(第2分野)
第38回(2021年度) 528人 65.50% 304人(第1分野)
256人(第2分野)
63.8%(第1分野)
70.7%(第2分野)
第37回(2021年度) 523人 67.1% 351人(第1分野)
334人(第2分野)
58.4%(第1分野)
71.3%(第2分野)
第36回(2020年度) 1127人 47.7% 236人(第1分野)
180人(第2分野)
67.8%(第1分野)
75.6%(第2分野)
第35回(2020年度) 中止 411人(第1分野)
325人(第2分野)
61.3%(第1分野)
68.0%(第2分野)
第34回(2019年度) 770人 39.5% 中止
第33回(2019年度) 813人 38.1%
第32回(2018年度) 823人 51.9%
第31回(2018年度) 806人 44.9%

マネジメント検定の難易度は?どれくらいのレベル?

マネジメント検定の前身である経営学検定の合格率は、Ⅲ級相当の初級が50%前後、Ⅱ旧相当の中級も第1分野、第2分野ともに50%以上の合格率があり、難易度は高くないといえます。

しかし、試験内容が変わり、新しい検定になったばかりのため、難易度や合格率は回により大きく異なる可能性があります。

マネジメント検定の勉強法・対策方法は?

マネジメント検定の学習を始めるにあたっては、公式テキストの利用が必須です。公式テキストは試験範囲を網羅しており、基本的な知識を身につけるための最初のステップとなります。特に、「マネジメント検定公式テキスト」は、試験範囲に応じた内容が詳細に解説されています。

次に、過去問題集を用いて問題を解くことが重要です。過去問題を解くことで、試験の形式や出題傾向を把握し、自分の理解度を確認することができます。また、問題集を何度も解くことで、試験に対する自信をつけることができます。

さらに、マネジメント検定の特徴として、試験前に講習会が開催される点が挙げられます。この講習会を受けることで、試験に対する理解を深めることができます。

また、経営学を学習するのが初めての方は、公式テキスト以外にも、経営学の参考書を用いることもおすすめです。これらの参考書を用いることで、より深い理解を得ることができます。

マネジメント検定実施団体

一般社団法人 日本経営協会

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