認定ファシリティマネジャー資格試験

認定ファシリティマネジャー(CFMJ)資格試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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認定ファシリティマネジャー(CFMJ)とは?

ファシリティマネジャーは企業・団体などの組織体の全施設および環境を経営的視点から総合的に企画・管理・活用する経営活動に関わる専門家です。

ファシリティマネジメントとは、企業や組織が所有または使用する建物や設備(ファシリティ)の効率的な管理と運用を指す概念で、その範囲は建物のメンテナンス、セキュリティ、清掃、エネルギーマネジメント、環境対策など多岐にわたります。

認定ファシリティマネジャー資格試験の受験資格は?

認定ファシリティマネジャー資格試験の受験資格はありません。ただし、合格後の資格登録に際してはFMの実務経験が必要です。

認定ファシリティマネジャー資格試験の概要

科目・出題範囲

認定ファシリティマネジャー資格試験は、「学科試験」と「論述試験」があり、どちらも「公式ガイド ファシリティマネジメント」から出題されます。

学科試験の科目・出題範囲は、「①FM概論 第1部 第1章~第3章」「FM業務 第2部 第4章~第10章」「FM知識 第3部 第11章~第15章」、論述試験は「第1章~第15章」です。

  試験の出題範囲 出題範囲に関する教科書
学科
試験
①FM概論第1部
第1章~第3章
第1部 経営とFM
1章 ファシリティマネジメントとは
2章 ファシリティマネジメントの効果
3章 経営環境とファシリティマネジメント
<必須参考書>
「公式ガイド ファシリティマネジメント」
FM業務 第2部
第4章~第10章
第2部FMの業務
4章 FMの体系
5章 統括マネジメント
6章 FM戦略・計画
7章 プロジェクト管理
8章 運営維持
9章 評価
10章 改善
FM知識 第3部
第11章~第15章
第3部 FMの知識
11章 人間性関連知識
12章 ワークプレイス関連の知識
13章 不動産取引関連の知識
14章 施設関連の知識
15章 FM関連の法令と指針等
※ 第4部 第16章は除く
論述
試験
論述 「公式ガイド ファシリティマネジメント」
・実際のFM業務を行う上で必要な問題抽出 能力・問題解決能力
・相手に理解してもらうための表現力・提案 力・説得力

出題形式

認定ファシリティマネジャー資格試験の出題形式は、学科試験が選択式、論述試験が800字程度の論述です。

試験時間

認定ファシリティマネジャー資格試験の試験時間は、学科試験が120分、論述試験が90分です。

合格基準(合格ライン)

認定ファシリティマネジャー資格試験の合格基準は、学科試験が得点70%以上、論述試験が「得点結果に基づき決定」です。

論述試験は学科試験合格者のみ受験できます。

受験料

認定ファシリティマネジャー資格試験の受験料は、22,000円(税込)です。

試験会場

認定ファシリティマネジャー資格試験はCBT形式で実施され、全国の受験会場で受験できます。

認定ファシリティマネジャー資格試験の免除制度

認定ファシリティマネジャー資格試験に免除制度はありません。

認定ファシリティマネジャー資格試験の日程

申込み期間

認定ファシリティマネジャー資格試験の学科試験の申込み期間は、例年4月上旬~5月下旬です。

認定ファシリティマネジャー資格試験の論述試験の申込み期間は、例年5月下旬~6月中旬です。

試験日

認定ファシリティマネジャー資格試験の学科試験の試験日は、例年5月下旬~6月上旬の指定日の中から自由に選択できます。

認定ファシリティマネジャー資格試験の論述試験の試験日は、例年6月下旬の1日です。

合格発表日

認定ファシリティマネジャー資格試験の学科試験の合否は試験後すぐに表示されます。

認定ファシリティマネジャー資格試験の論述試験の合格発表日は、例年9月上旬です。

認定ファシリティマネジャー資格試験の合格率・受験者数

年度 合格率 受験者数
2022年 44.2% 770名
2021年 44.1% 1094名
2020年
2019年 44.0% 1172名
2018年 44.0% 937名

認定ファシリティマネジャー資格試験の難易度は?どれくらいのレベル?

認定ファシリティマネジャー資格試験の合格率は例年44%程度ありますが、登録には実務経験が必要であり、受験生も実務を経験している方も一定数おり、また論述試験もあるため、難易度は少し難しい程度でしょう。

認定ファシリティマネジャー資格試験の勉強法・対策方法は?

認定ファシリティマネジャーの試験は、学科試験と論述試験の二部構成となっており、学科試験に合格することで論述試験が受験可能となります。学科試験は3教科(40問、120分)で選択式、論述試験は90分で800字程度の論述を行う形式です。

学科試験の勉強法としては、まず『公式ガイド ファシリティマネジメント』を読み、内容を理解することが第一ステップです。

その上で、過去問題を解くことが推奨されます。過去問題を解く際には、本番と同じように120分で40問を解くようにし、間違えた問題はあとでわかるようにマークしておくことが重要です。また、1年分終わるごとに、必ず採点を行って自分の現状の点数と足りない点数を確認することが有効です。

論述試験の勉強法としては、学科試験の勉強で教科書を読み込んで内容を理解した上で、そのアウトプットを行うことが求められます。

論述するテーマが設定され、与えられたキーワードを利用して、ファシリティマネジャーとしての視点から論述することが求められます。過去問題を解くことで試験本番に備えることが推奨されています。過去問題を解く際には、本番と同じように90分で800字の論述を行うようにし、タイピングして練習することが有効です。

最後に、試験対策としては、試験日の一週間前からは新たな学習を行わず、過去に学習した内容の復習に専念することが推奨されています。また、試験前日は早めに就寝し、試験当日は十分な時間を確保して会場に向かうことが大切です。

認定ファシリティマネジャー資格試験実施団体

公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会

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