もしもし検定(電話応対技能検定)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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もしもし検定(電話応対技能検定)とは?
もしもし検定(電話応対技能検定)は、ビジネスシーンにおいて不可欠なコミュニケーションスキルを身につけることを目的とした検定です。この検定では、さまざまな状況や人とのやり取りに対応できる柔軟なコミュニケーション能力の育成に重点を置いており、特に電話応対におけるスキルの向上を目指しています。
電話応対スキルには、電話の受け方、かけ方、取り次ぎ方などの基本的なマナーから、日本語の基礎知識に至るまで幅広い内容が含まれています。また、相手の気持ちを理解し適切に対応する「カウンセリング」、自己の意見を適切に表現する「アサーション」、複数の関係者間の対話を円滑に進める「メディエーション」など、高度なコミュニケーション技術についても学ぶことができます。
もしもし検定は、指導者級、1級、2級、3級、4級の5グレード実施されています。
もしもし検定の受験資格は?
もしもし検定3級・4級に受験資格はありません。
3級以降は順に検定講習を受講し、1級ずつ合格していく必要があります。指導者級は、1級に合格し、指導経験5年以上の方のみ受講できます。
もしもし検定の概要
科目・出題範囲
もしもし検定の講習の科目・出題範囲は、以下となります。
3級 | 教養ある社会人として欠かせない人格的マナー 話し言葉・聴くこと・話すこと・気遣うこと 敬語と言葉遣いの基本 発声・発音の基本 電話と対面コミュニケーションの違い 様々なコミュニケーションツールと電話メディアの特徴 個人情報保護法 |
電話応対の基礎 電話の受け方かけ方、取り次ぎ、伝言 | |
2級 | 電話応対の応用 伝え方・聴き方の基本 日本語の特徴 電話応対のメディエーションの基礎 電話応対のアサーションの基礎 電話応対のカウンセリングの基礎 個人情報保護法 |
1級 | クレーム電話応対 クレーム・紛争に関する法的知識 伝え方・聴き方の応用 電話応対のメディエーションの応用 電話応対のアサーションの応用 電話応対のカウンセリングの応用 |
指導者級 | インストラクションスキル(指導者の心構え) 指導方法全般 |
出題形式
もしもし検定の出題形式は、筆記、実技です。
試験時間
もしもし検定の試験時間は、以下となります。
筆記 | 実技 | |
4級 | 40分 | – |
3級 | 40分 | 3分 |
2級 | 60分 | 3分 |
1級 | 90分 | 3分 |
合格基準(合格ライン)
もしもし検定の合格基準は、筆記試験100点満点中70点以上、かつ実技試験100点満点中70点以上です。
受験料
もしもし検定の受験料は、指導者級が11,000円、1級が7,700円、2級が6,600円、3級が5,500円、4級が1,100円です。
試験会場
もしもし検定は、全国の指定会場で受験することができます。
もしもし検定の免除制度
もしもし検定4級合格者は、合格日より2年以内に7時間以上の検定講習を受講すれば、3級の筆記試験免除され、実技試験のみでの3級の受験が可能です。
もしもし検定の日程
申込み期間
もしもし検定の申込み期間は、実施機関により異なります。
試験日
もしもし検定の試験日は、4級が毎月第1水曜日、3級が1月、3月、5月、7月、9月、11月の第1水曜日、2級が4月、6月、10月、12月の第1水曜日、1級が2月、8月の第1水曜日です。なお、第1水曜日が祝日等の場合、第2水曜日に実施されます。
合格発表日
もしもし検定の合否は後日確認できます。
もしもし検定の合格率・受験者数
1級 | 合格率 | 受験者数 | |
2023年 | 8月 | 71% | 82名 |
4月 | 56% | 94名 | |
2022年 | 10月 | 63% | 153名 |
2級 | 合格率 | 受験者数 | |
2023年 | 10月 | 62% | 191名 |
6月 | 59% | 169名 | |
2月 | 39% | 228名 | |
2022年 | 12月 | 28% | 274名 |
3級 | 合格率 | 受験者数 | |
2023年 | 11月 | 68% | 493名 |
9月 | 72% | 275名 | |
7月 | 71% | 337名 | |
5月 | 76% | 196名 | |
3月 | 73% | 392名 | |
1月 | 83% | 341名 |
4級 | 合格率 | 受験者数 | |
2023年 | 11月 | 78% | 244名 |
10月 | 74% | 279名 | |
9月 | 66% | 355名 | |
8月 | 84% | 365名 | |
7月 | 53% | 1071名 | |
6月 | 70% | 335名 | |
5月 | 78% | 280名 | |
4月 | 73% | 284名 | |
3月 | 48% | 320名 | |
2月 | 72% | 516名 | |
1月 | 73% | 239名 | |
2022年 | 12月 | 64% | 549名 |
もしもし検定の難易度は?
もしもし検定の合格率はどの級も60%を超えること多く、また講習も必須のことから、検定難易度は低めです。
もしもし検定の勉強法・対策方法は?
もしもし検定は講習が必須の検定なので、講習で学んだ内容をしっかり理解すれば合格できます。また、公式問題集もあるので、合わせて利用するとよいでしょう。
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