マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)試験

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)とは?

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)とは、マイクロソフト社が提供するオフィスソフトウェア、Microsoft Officeの使用能力を証明する資格のことを指します。

この資格は、Microsoft Officeの各アプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook)の操作スキルを評価し、その能力を証明します。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の受験資格は?

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験に受験資格はありません。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の概要

科目・出題範囲

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の科目、レベルは以下となります。

試験科目 一般レベル 上級レベル
(エキスパート)
Word
ワード
(文書作成ソフト)
Excel
エクセル
(表計算ソフト)
PowerPoint
パワーポイント
(プレゼンテーション ソフト)
 
Access
アクセス
(データベース管理ソフト)
 
Outlook
アウトルック
(電子メール・情報管理ソフト)
 

出題範囲は、バージョンにより異なります。

一般レベル 出題範囲例
Word 文書の管理 文書内を移動する
文書の書式を設定する
文書を保存する、共有する
文書を検査する
文字、段落、セクションの挿入と書式設定 文字列や段落を挿入する
文字列や段落の書式を設定する
文書にセクションを作成する、設定する
表やリストの管理 表を作成する
表を変更する
リストを作成する、変更する
参考資料の作成と管理 参照のための要素を作成する、管理する
参照のための一覧を作成する、管理する
グラフィック要素の挿入と書式設定 図やテキストボックスを挿入する
図やテキストボックスを書式設定する
グラフィック要素にテキストを追加する
グラフィック要素を変更する
文書の共同作業の管理 コメントを追加する、管理する
変更履歴を管理する
Excel ワークシートやブックの管理 ブックにデータをインポートする
ブック内を移動する
ワークシートやブックの書式を設定する
オプションと表示をカスタマイズする
共同作業のためにコンテンツを設定する
セルやセル範囲のデータの管理 シートのデータを操作する
セルやセル範囲の書式を設定する
名前付き範囲を定義する、参照する
データを視覚的にまとめる
テーブルとテーブルのデータの管理 テーブルを作成する、書式設定する
テーブルを変更する
テーブルのデータをフィルターする、並べ替える
数式や関数を使用した演算の実行 参照を追加する
データを計算する、加工する
文字列を変更する、書式設定する
グラフの管理 グラフを作成する
グラフを変更する
グラフを書式設定する
PowerPoint プレゼンテーションの管理 スライド、配布資料、ノートのマスターを変更する
プレゼンテーションのオプションや表示を変更する
プレゼンテーションの印刷設定を行う
スライドショーを設定する、実行する
共同作業用にプレゼンテーションを準備する
スライドの管理 スライドを挿入する
スライドを変更する
スライドを並べ替える、グループ化する
テキスト、図形、画像の挿入と書式設定 テキストを書式設定する
リンクを挿入する
図を挿入する、書式設定する
グラフィック要素を挿入する、書式設定する
スライド上の図形を並べ替える、グループ化する
表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入 表を挿入する、書式設定する
グラフを挿入する、変更する
SmartArt を挿入する、書式設定する
3Dモデルを挿入する、変更する
メディアを挿入する、管理する
画面切り替えやアニメーションの適用 画面切り替えを適用する、設定する
スライドのコンテンツにアニメーションを設定する
アニメーションと画面切り替えのタイミングを設定する
Outlook Outlook環境の管理 Outlookの設定をカスタマイズする
メールの設定をカスタマイズする
検索操作を行う
情報を印刷する、保存する
メッセージの管理 メッセージを作成する
メッセージにコンテンツを挿入する
メッセージを整理する、管理する
スケジュールの管理 予定表を作成する、管理する
予定、会議、イベントを作成する
予定、会議、イベントを整理する、管理する
連絡先とタスクの管理 連絡先を作成する、管理する
連絡先グループを作成する、管理する
タスクを作成する、管理する
上級レベル(エキスパート) 出題範囲例
Word 文書のオプションと設定の管理 文書とテンプレートを管理する
共同作業用に文書を準備する
言語オプションを使用する、設定する
高度な編集機能や書式設定機能の利用 文書のコンテンツを検索する、置換する、貼り付ける
段落レイアウトのオプションを設定する
スタイルを作成する、管理する
ユーザー設定のドキュメント要素の作成 文書パーツを作成する、変更する
ユーザー設定のデザイン要素を作成する
索引を作成する、管理する
図表一覧を作成する、管理する
高度なWord機能の利用 フォーム、フィールド、コントロールを管理する
マクロを作成する、変更する
差し込み印刷を行う
Excel ブックのオプションと設定の管理 ブックを管理する
共同作業のためにブックを準備する
言語オプションを使用する、設定する
データの管理、書式設定 既存のデータを使用してセルに入力する
データに表示形式や入力規則を適用する
詳細な条件付き書式やフィルターを適用する
高度な機能を使用した数式およびマクロの作成 関数で論理演算を行う
関数を使用してデータを検索する
高度な日付と時刻の関数を使用する
データ分析を行う
数式のトラブルシューティングを行う
簡単なマクロを作成する、変更する
高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理 高度な機能を使用したグラフを作成する、変更する
ピボットテーブルを作成する、変更する
ピボットグラフを作成する、変更する
Access データベースの管理 データベースの構造を変更する
テーブルのリレーションシップとキーを管理する
データを印刷する、エクスポートする
テーブルの作成と変更 テーブルを作成する
テーブルを管理する
テーブルのレコードを管理する
フィールドを作成する、変更する
クエリの作成と変更 クエリを作成して実行する
クエリを変更する
レイアウトビューを使ったフォームの変更 フォームにコントロールを設定する
フォームを書式設定する
レイアウトビューを使ったレポートの変更 レポートのコントロールを設定する
レポートを書式設定する

出題形式

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験はコンピュータを使った実技試験です。

試験時間

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の試験時間は、50分です。

合格基準(合格ライン)

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の科目ごとの合格点は公開されていませんが、1000点満点で550点~850点の範囲が目安となっています。なお、科目によってはこの範囲に当てはまらないものもあります。

合格点は試験問題の更新などにより変動することがあります。

受験料

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の受験料(税込)は、一般レベルの一般が10,780円、学割が8,580円、上級レベル(エキスパート)の一般が12,980円、学割が10,780円です。

試験会場

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験は会場での全国一斉試験と、全国のテストセンターで実施されている随時試験があります。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の免除制度

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験に免除制度はありません。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の日程

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験は毎月1回~2回実施されている全国一斉試験と、全国のテストセンターでほぼ毎日実施されている随時試験があります。

申込み期間

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の全国一斉試験の申込み期間は、試験日の1ヶ月前程度です。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の随時試験の申込み期間は、会場ごとに異なります。

試験日

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の全国一斉試験の試験は毎月1回~2回実施されています。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の随時試験は開催日の中から希望日を選ぶことができます。

合格発表日

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の合否は、即時確認できます。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の合格率・受験者数

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の合格率は公開されていません。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の難易度は?どれくらいのレベル?

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の合格率は公開されていませんが、難易度は低めといわれています。

一般レベルは初心者から合格を目指すことができるレベルであり、上級レベル(エキスパート)もオフィスソフトを普段使いしているのであれば、一般的な学習で十分合格できるレベルとなっています。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の勉強法・対策方法は?

独学で学習する場合、まずは対策教材を購入し、試験バージョン、アプリケーション、試験レベルなどに応じた教材を選びます。そして、教材を用いて試験範囲を一通り学習します。その後、模擬問題を解くことで理解度を確認し、わからない部分があれば再度教材を見直します。この学習と確認のサイクルを繰り返し、試験に向けての準備を進めます。

一方、スクールで学習する場合は、試験会場で対策講座を実施している会場を探し、そこで学習を進めます。スクールでの学習は、独学では不安を感じる方や、しっかりとした指導を受けたい方におすすめです。

また、学習を進める上で、スキルチェックやQ&A掲示板などの学習支援サイトも活用すると良いでしょう。これらのサイトは、パソコンスキルを無料で診断できたり、意見交換ができたりするため、独学の強い味方となります。

マイクロソフトオフィススペシャリスト試験実施団体

オデッセイ コミュニケーションズ

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