文字起こし技能テストとは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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文字起こし技能テストとは?
文字起こし技能テストは、録音された音声を文字に変換する技能を測定するテストです。
このテストを受けることで、文字起こしの技術向上だけでなく、日本語の文法や敬語、漢字の知識なども幅広く学ぶことができます。
また、ビジネス用語や時事用語、歴史用語などにも強くなることが期待できます。さらに、高得点を目指すことで、文字起こしのエキスパートとしての道が開かれ、在宅ワークで文字起こしを行う仕事も可能となります。
文字起こし技能テストでは、文字起こしを行う際に「新聞表記」と「速記表記」の2種類の表記方法から選択することになります。
文字起こし技能テストの受験資格は?
文字起こし技能テストに受験資格はありません。
文字起こし技能テストの概要
科目・出題範囲
文字起こし技能テストの科目・出題範囲は、以下となります。
知識編 | 聞き取り 聞き誤りの発見など |
一般常識 固有名詞、歴史的事実、時事用語、ビジネス用語、新語、略語など | |
言葉の知識 敬語、重複表現、故事成語や四字熟語、同音異義語など | |
表記 仮名遣い、送り仮名、漢字や数字の使い分け、片仮名語など | |
話し言葉の処理 不要語の処理、語順の修正、変化した音の修正、助詞の修正など | |
文字起こしの知識 会議、講演、インタビューなどを文字起こしする際の知識 | |
実技試験 | 聞き取り、一般常識、言葉の知識、表記、仕様に沿った処理、文字入力の正確さ |
出題形式
文字起こし技能テストの出題形式は、知識編が記述、実技試験が長さ約5分の音声を仕様書に従って文字起こし、となっています。
試験時間
文字起こし技能テストの試験時間は、知識編、実技試験ともに30分です。
合格基準(合格ライン)
文字起こし技能テストは知識編500点+実技編500点、計1000点満点のスコア制です。
400点以上 | 学習スタート!まず400点を目指そう (話し言葉の基礎的な知識を身に付ける) |
600点以上 | 職場や地域の組織などで一般的な文字起こしができる (自分の仕事や生活に近い話題を、ある程度文字化できる) |
800点以上 | 幅広い文字起こしをこなせる (知らない分野の音声でも調べながら文字化できる) |
901点以上 | 文字起こしのエキスパート スペシャリストとして認定され、特典が受けられます |
受験料
文字起こし技能テストの受験料は、5,500円(税込)です。
試験会場
文字起こし技能テストはオンライン開催です。
文字起こし技能テストの免除制度
文字起こし技能テストに免除制度は、ありません。
文字起こし技能テストの日程
文字起こし技能テストは、11月と5月の年2回実施されています。
申込み期間
文字起こし技能テストの申込み期間は、例年7月上旬~10月中旬、1月上旬~4月中旬です。
試験日
文字起こし技能テストの試験日は、例年11月中旬、5月中旬です。
合格発表日
文字起こし技能テストの合格発表日は、受験日より約40日後に送付されます。
文字起こし技能テストの合格率・受験者数
文字起こし技能テストはスコア制で、平均点は700点程度となっています。
第11回(2020年11月)データ | ||
新聞表記 | 受験者数 | 235名 |
平均点 (合計点) |
664点 | |
速記表記 | 受験者数 | 39名 |
平均点 (合計点) |
690点 | |
平均点 | 知識編 | 321点 |
実技編 | 346点 | |
合計点 | 667点 |
文字起こし技能テストの難易度は?どれくらいのレベル?
文字起こし技能テストはスコア制となっており、経験のない場合、最初は難しいと感じる難易度となっています。
文字起こし技能テストの勉強法・対策方法は?
文字起こし技能テストの勉強は、まず、公式テキストを利用して学習を始めましょう。
文字起こしにはさまざまな「起こし方」があり、それらの違いを理解することが非常に重要です。
公式テキストを用いて試験問題のポイントを把握した後は、公式問題集で多くの問題を解く練習を行いましょう。これにより、短時間で問題を解く技術が身につきます。
また、文字起こしを行う上で多くの分野に関する知識が必要となります。
そのため、普段からニュースを聞いたり、新聞を読んだりすることで、必要な知識を身につけることが推奨されています。さらに、文字入力のスピードアップも重要な要素となります。
このように、公式テキストと公式問題集を基にした学習と、日常的なニュースの聴取や読解を行うことで、文字起こし技能テストの勉強を進めることができます。
また、文字入力のスピードアップも忘れずに行いましょう。
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