給水装置工事主任技術者試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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給水装置工事主任技術者とは?仕事内容は?
給水装置工事主任技術者は、給水装置工事事業者が水道事業者から水道法に基づく指定(指定給水装置工事事業者)を受けるための必須の国家資格です。
が主な仕事内容は、
- 給水装置工事に関する技術上の管理
- 給水装置工事に従事する者の技術上の指導監督
- 給水装置工事に係る給水装置の構造及び材質が水道法第16条の規定に基づく政令で定める基準適合している事の確認
- その他厚生労働省令で定める職務(水道法第25条の4の3項)
- 水道事業者との給水装置工事に関する連絡調整
となっています。
給水装置工事主任技術者試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
給水装置工事主任技術者試験には受験資格があり、給水装置工事に関して3年以上の実務の経験がある方が対象となっています。
給水装置工事主任技術者試験の概要
科目・出題範囲
給水装置工事主任技術者試験の試験科目は、「公衆衛生概論」「水道行政」「給水装置の概要」「給水装置の構造及び性能」「給水装置工事法」「給水装置施工管理法」「給水装置計画論」「給水装置工事事務論」の8科目です。
出題形式
給水装置工事主任技術者試験の出題形式は、マークシートによる四者択一です。
試験時間
給水装置工事主任技術者試験の試験時間は、学科試験1(公衆衛生概論・水道行政・給水装置工事法・給水装置の構造及び性能・給水装置計画論・給水装置工事事務論)が150分、学科試験2(給水装置の概要・給水装置施工管理法)が60分です。
合格基準(合格ライン)
給水装置工事主任技術者試験の合格基準は、
(1)必須6科目(公衆衛生概論、水道行政、給水装置工事法、給 水装置の構造及び性能、給水装置計画論、給水装置工事事 務論)の得点の合計が、27点以上であること。
(2)全8科目の総得点が、40点以上であること。
(3)公衆衛生概論 1点、水道行政 2点、給水装置工事法 4点、給水装置の構造及び性能 4点、給水装置計画論 2点、給水装置工事事務論 2点、給水装置の概要 4点、給水装置施工管理法 4点以上であること。
の3つを満たしていることです。
受験料
給水装置工事主任技術者試験の受験料は、21,300円(非課税)です。
試験会場
給水装置工事主任技術者試験の試験会場は、北海道、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県の9箇所です。
給水装置工事主任技術者試験の免除制度
管工事施工管理の種目に係る、一級又は二級の技術検定の合格者は、「給水装置の概要」「給水装置施工管理法」科目が免除されます。
給水装置工事主任技術者試験の日程
申込み期間
給水装置工事主任技術者試験の申込み期間は、例年6~7月です。
試験日
給水装置工事主任技術者試験の試験日は、例年10月です。
合格発表日
給水装置工事主任技術者試験の合格発表日は例年11月です。
給水装置工事主任技術者試験の合格率・受験者数
年度 | 合格率 | 受験者数 |
2023年 | 34.5% | 12,616名 |
2022年 | 31.0% | 12058名 |
2021年 | 35.6% | 11829名 |
2020年 | 43.5% | 11238名 |
2019年 | 45.8% | 13001名 |
2018年 | 37.7% | 13434名 |
2017年 | 43.7% | 14650名 |
2016年 | 33.7% | 14459名 |
2015年 | 31.1% | 13978名 |
2014年 | 27.0% | 13313名 |
2013年 | 31.3% | 12773名 |
給水装置工事主任技術者試験の合格率は、25~45%程度となっており、30%前半のことが多いです。
給水装置工事主任技術者試験の難易度は?どれくらいのレベル?
給水装置工事主任技術者試験は合格率が30~40%台の年が多く、難易度はそこまで高くありません。
しかし、未学習で合格できる試験ではありませんので、しっかり対策を立てましょう。
給水装置工事主任技術者試験の勉強法・対策方法は?
給水装置工事主任技術者試験の勉強法・対策法は、
- 試験内容と構成を理解する: まずは試験の内容や形式をよく理解することが重要です。筆記試験と実技試験があり、それぞれどのような問題が出るのかを把握しましょう。また、試験の出題範囲を確認し、必要な知識や技能を網羅的に学習できるようにしましょう。
- 教材を利用する: 専門の教材や参考書を利用しましょう。これらの教材は試験の出題範囲に合わせて作られているため、効率的に学習することができます。また、過去問題集を利用すると、実際の試験に近い形での学習や確認ができます。
- 理論と実践を両方学ぶ: 筆記試験では給水装置に関する理論的な知識が求められますが、実技試験では具体的な施工技術が求められます。両方をバランス良く学び、理論を実際の施工にどのように活用するかを理解しましょう。
- 定期的に復習する: 短期間で大量の情報を覚えるのは困難なため、一定のスケジュールを作り、定期的に復習しましょう。知識を長期記憶に移すためには反復が必要です。
- 実務経験を活かす: 給水装置工事主任技術者試験は、実務経験を活かせる試験です。実際の給水装置工事の経験や見聞を学習に活かし、具体的な事例について考えながら理解を深めまし
- めましょう。実際に経験した問題やその解決方法について思い返すことは、理論だけでは得られない深い理解をもたらします。
- 新しい技術・法規制の動向を追う: 給水装置工事に関連する技術や法規制は日々進化しています。最新の情報をキャッチアップし、それを学習に取り入れることも大切です。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、給水装置工事主任技術者試験に備えることができます。
自分のライフスタイルや仕事の状況に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。
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