屋外広告士試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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屋外広告士とは?仕事内容は?
屋外広告士は屋外広告物法に則り、デザインや施工方法などの設計や施工をおこなう資格です。
屋外広告士は、屋外広告物法・屋外広告物条例においては、営業所ごとに選任される業務主任者の資格要件に該当します。
屋外広告士試験に合格すると、屋外広告物の製作・施工などについて専門的かつ総合的な知識及び技術の水準を有していることが認定されます。
屋外広告士試験の受験資格は?
屋外広告士試験の受験資格は、「受験年の10月1日現在で、屋外広告業等に従事した満18歳以上の実務経験が、3年以上ある者」となっています。
屋外広告士試験の概要
科目・出題範囲
屋外広告士試験の科目・出題範囲は、「学科試験A 関係法規」「学科試験C 設計・施工」「学科試験B 広告デザイン」「実技試験 屋外広告物の設計またはデザイン」となっています。
出題形式
屋外広告士試験の出題形式は、「学科試験A」「学科試験C」「学科試験B」が択一式、そして「実技試験」は、屋外広告物の設計またはデザインのいずれかを1問選択、となっています。
試験時間
屋外広告士試験の試験時間は、「学科試験A」「学科試験C」が60分、「学科試験B」が80分、「実技試験」が120分となっています。
合格基準(合格ライン)
屋外広告士試験の合格基準は、学科受験科目の合計点、実技得点についてそれぞれ60%以上です。
ただし、受験した学科試験の得点が、1科目でも当該科目の満点の40%の最低基準に満たない場合は、受験した科目の合計点が60%以上でも学科試験は合格とならない場合があります。
合格基準及び最低基準は、それぞれの試験における難易度、平均点等の状況により、試験委員会が決定する場合もあります。
受験料
屋外広告士試験の受験料は、17,824円(税込)です。
試験会場
屋外広告士試験試験会場は、北海道、宮城県、埼玉県、東京県、新潟県、石川県、愛知県、大阪県、岡山県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県の13会場です。
屋外広告士試験の免除制度
屋外広告士試験は、1級建築士・2級建築士を有する方は学科試験C及び実技試験が免除、1級・2級建築施工管理技士、1級・2級土木施工管理技士を有する方は、学科試験Cが免除されます。
また、一部合格の制度もあり、学科A、学科B、学科C、実技のうち、得点が60%以上の科目は翌年度の試験に限り受験が免除されます。
屋外広告士試験の日程
申込み期間
屋外広告士試験の申込み期間は、例年5月~8月上旬です。
試験日
屋外広告士試験の試験日は、例年10月です。
合格発表日
屋外広告士試験の合格発表日は、例年12月です。
屋外広告士試験の合格率・受験者数
年度 | 合格率 | 受験者数 |
2022年 | 27.5% | 964人 |
2021年 | 22.1% | 1053人 |
2020年 | 47.6% | 939人 |
屋外広告士試験の難易度は?どれくらいのレベル?
屋外広告士試験の合格率は20~40%台と幅がありますが、比較的易しい試験とされています。
なお、試験に合格しなくても、屋外広告物講習会に参加し屋外広告物講習修了者となることで業務主任者になることができます。
屋外広告士試験の勉強法・対策方法は?
屋外広告士試験の試験の勉強法・対策方法は、
- 試験内容と構成を理解する: 最初に、試験の内容や形式を詳しく理解することが重要です。試験範囲を確認し、それに基づいて学習計画を立てましょう。
- 教材を活用する: 屋外広告士試験に関連する専門書や教材を活用して学習を進めましょう。教材は試験の出題範囲に合わせて作られており、効率的に学習することができます。また、過去問題集も重要な学習ツールとなります。これを活用することで、試験の傾向を把握し、自身の理解度を確認することが可能です。
- 法令と実践を両方学ぶ: 屋外広告に関する法令や基準は試験の中心的な部分ですが、実際の屋外広告の設置や管理の実務知識も重要です。理論学習と並行して、具体的なケーススタディや実例についても学習しましょう。
- 定期的に復習する: 一度学んだ内容も定期的に復習することで、記憶を強化し、理解を深めます。特に、長期記憶に移すためには反復学習が必要とされています。
- 現場経験を活かす: 屋外広告の設置や管理に関する実務経験がある方は、それを活かして学習を進めましょう。具体的な経験を通じて得た知識や視点は、試験対策に非常に役立ちます。
- 健康的なライフスタイルを保つ: 長期間にわたる学習は肉体的、精神的なストレスを伴うことがあります。適切な休息、バランスの良い食事、適度な運動など、健康的なライフスタイルを保つことも重要です。
などがあります。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、屋外広告士試験に備えることができます。
自分のライフスタイルや仕事の状況に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。
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