日商プログラミング検定

日商プログラミング検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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日商プログラミング検定とは?

日商プログラミング検定は、現代社会においてますます重要性を増しているプログラミングスキルの習得を支援するために設けられた検定です。この検定は、ITやIoTの時代において、プログラミング教育が小学校から必修化されるなど、プログラミングスキルが現代人にとって必須の能力となっている背景から生まれました。

日商プログラミング検定の特徴は、初学者から幅広い層を対象としており、IT技術者だけでなく、学生や社会人、さまざまな年齢層や業種、職種の人々が受験できるように設計されています。

プログラミングを学ぶことは、プログラムを読み書きするスキルだけでなく、論理的思考力や課題解決能力、最先端技術の基本的な仕組みを理解する能力など、幅広い能力の習得と向上につながります。プログラミング的思考力は、すべての人に必要な能力と言えるでしょう。

日商プログラミング検定は、EXPERT、STANDARD、BASIC、ENTRYの4グレード実施されています。

EXPERTC言語
Java
VBA
Python
プログラマーとしての基本能力を問う
(IT企業における人材ニーズを反映、IT企業における人材育成、採用要件で活用)
仕様書を続んでソフトウェアの一部が作成できる
STANDARDC言語
Java
VBA
Python
高校・大学・専門学校等でのプログラミング学習の習得度を問う
(教育機関での学習内容を反映)
企業においてIT化を先導できる、プログラミングに関する基本知識・スキルを習得している
BASIC言語によらないプログラミングに関するITの基本知識、簡単なアルゴリズムについて問う
(プログラミング学習の基本)
企業人の素養として求められる、プログラミングの基本知識を習得している
ENTRYScratch初学者向けに、ビジュアル言語「Scratch」による簡単なプログラミングおよびプログラミング的思考を問う
(初学者向け教育で活用)
プログラミングの「学び方」を学んでいる

日商プログラミング検定の受験資格は?

日商プログラミング検定に受験資格はありません。

日商プログラミング検定の概要

科目・出題範囲

日商プログラミング検定の科目・出題範囲は、以下となります。

EXPERT

言語試験範囲・学習項目
Java1. 再帰定義
2. 多次元配列
3. クラス定義
4. クラス定義の応用
5. 継承とインターフェース
6. 並び替え
7. 簡単なコンピュータグラフィックス
8. 応用プログラミング
C言語1. 関数定義
2. 多次元配列
3. 構造体
4. 共用体
5. 標準関数
6. 再帰定義
7. 並び替え
8. 応用プログラミング
VBA1. 副手続きと関数
2. 再帰定義
3. 多次元配列
4. クラス定義
5. 並び替え
6. 応用プログラミング
Python1. 関数定義
2. リスト・辞書・集合の内包
3. 再帰定義
4. ラムダ式
5. クラスと継承
6. パッケージとモジュール
7. 応用プログラミング

STANDARD

言語試験範囲・学習項目
Java1. 値とリテラル
2. 変数とデータ型
3. 分岐と選択
4. 繰り返し
5. 配列
6. 参照型
C言語1. 値とリテラル
2. 変数とデータ型
3. 分岐と選択
4. 繰り返し
5. プリプロセッサ
6. 配列
7. ポインタ
VBA1. 値とリテラル
2. 変数とデータ型
3. 分岐と選択
4. 繰り返し
5. 配列
6. シート
7. 簡単なExcel関数
Python1. 値とリテラル
2. 変数とデータ型
3. 分岐と選択
4. 繰り返し
5. リスト・タプル・辞書・集合
6. ライブラリの利用

BASIC

言語試験範囲・学習項目
言語によらない1. コンピュータの仕組み
2. ハードウェアとアーキテクチャ
3. ソフトウェア
4. 2進法、8進法、16進法
5. 情報表現
6. 流れ図
7. データ構造
8. 情報モラル

ENTRY

言語試験範囲・学習項目
Scratch1. 値
2. 変数
3. 条件分岐
4. 繰り返し
5. 配列
6. ブロックの定義
7. 並列処理
8. メッセージング
9. クロ一ン
10. ぺン機能(コンピュータグラフィックス)
11. サウンド機能
12. 開発環境(IDE)の使い方
13. ネットリテラシー、モラル

出題形式

日商プログラミング検定の出題形式は、EXPERT・STANDARDが択一知識問題・プログラミング実技、BASIC・ENTRYが択一知識問題です。

試験時間

日商プログラミング検定の試験時間は、以下となります。

  択一知識問題 プログラミング実技
EXPERT 40分 40分
STANDARD 30分 30分
BASIC 40分
ENTRY 30分

合格基準(合格ライン)

日商プログラミング検定の合格基準は、EXPERT・STANDARDが「知識科目70点以上・実技科目3問完答」、BASIC・ENTRYが「知識科目70点以上」です。

受験料

日商プログラミング検定の受験料(税込)は、EXPERTが6,600円、STANDARDが5,500円、BASICが4,400円、ENTRYが3,300円です。

試験会場

日商プログラミング検定はCBT形式で実施され、商工会議所ネット試験会場で受験することができます。

日商プログラミング検定の免除制度

日商プログラミング検定は、各言語のSTANDARDおよびEXPERTの試験で、知識科目または実技科目の合格基準を満たしている受験者は、次回以降の受験の際に、合格基準に達していない科目(知識科目or実技科目)のみの受験が可能です。

日商プログラミング検定の日程

申込み期間

日商プログラミング検定の申込み期間は、商工会議所、試験施行機関によって異なります。

試験日

日商プログラミング検定の試験日は、選択可能な日程のなかで希望日を選択することができます。

合格発表日

日商プログラミング検定の合否は試験後すぐに確認できます。

日商プログラミング検定の合格率・受験者数

日商プログラミング検定の合格率は公開されていません。

日商プログラミング検定の難易度は?

日商プログラミング検定の合格率は公開されておらず詳細はわかりませんが、初学者をはじめ幅広い方が対象としており、全体的な難易度は低いとされています。

日商プログラミング検定の勉強法・対策方法は?

日商プログラミング検定の勉強法としては、まず公式サイトで提供されているレベル別のサンプル問題の利用がおすすめです。これらの問題は無料で公開されており、一部はPDF形式でダウンロード可能です。問題を繰り返し解くことで、試験の傾向に慣れることができます。

また、公式サイトでは関連書籍や公式問題集も紹介されています。これらの資料を活用することで、より深い理解を得ることが可能です。さらに、eラーニング教材も用意されており、興味のあるプログラム言語を選んで学ぶことができます。これらの教材を利用して、試験に備えることが効果的です。

試験範囲については、公式サイトで各レベルの試験内容が詳細に記載されています。自分が受験するレベルの試験範囲を事前に把握し、効率的な勉強法を見つけることが重要です。

日商プログラミング検定の対策ができる予備校・講座

日商プログラミング検定実施団体

日本商工会議所

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