高圧ガス販売主任者試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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高圧ガス販売主任者とは?
高圧ガス販売主任者は、高圧ガスの販売に関わる国家資格を持つ専門家です。具体的には、経済産業省令で指定された23品目の高圧ガスを販売する際に、高圧ガス保安法に基づいて選任される必要があります。
高圧ガス販売主任者は、販売事業所ごとに選任され、高圧ガス製造保安責任者免状の一部区分または高圧ガス販売主任者免状を持っている必要があります。また、6か月以上の製造保安または販売の実務経験が求められます。この資格を持つ人物は、高圧ガスの販売において、安全管理の責任者としての役割を果たします。
試験の種類 | 略称 | 試験の区分 |
第一種販売主任者免状に係る販売主任者試験 | 第一種販売 | 都道府県知事の免状に係る試験 (知事試験) |
第二種販売主任者免状に係る販売主任者試験 | 第二種販売 |
高圧ガス販売主任者試験の受験資格は?
高圧ガス販売主任者試験に受験資格はありません。
高圧ガス販売主任者試験の概要
科目・出題範囲
高圧ガス販売主任者試験の科目・出題範囲は、法令、保安管理技術です。
法令 | 保安管理技術 | |
第一種販売 | 高圧ガス保安法令に係る法令 | 高圧ガス(液化石油ガスを除く。)の販売に必要な通常の保安管理の技術 |
第二種販売 | 高圧ガス保安法及び液化石油ガス法に係る法令 | 液化石油ガスの販売に必要な通常の保安管理の技術 |
出題形式
高圧ガス販売主任者試験の出題形式は、択一式です。
試験時間
高圧ガス販売主任者試験の試験時間は、法令が60分、保安管理技術が90分です。
合格基準(合格ライン)
高圧ガス販売主任者試験の合格基準は、各科目とも満点の60パーセント程度です。
受験料
高圧ガス販売主任者試験の受験料(非課税)は、第一種販売が8500円、第二種販売が6700円です。
試験会場
高圧ガス販売主任者試験の試験会場は、各都道府県にあります。
高圧ガス販売主任者試験の免除制度
高圧ガス販売主任者試験に免除制度は、各試験、各科目それぞれにあり、また全科目免除もあります。
高圧ガス販売主任者試験の日程
申込み期間
高圧ガス販売主任者試験の申込み期間は、例年8月下旬~9月上旬です。
試験日
高圧ガス販売主任者試験の試験日は、例年11月中旬です。
合格発表日
高圧ガス販売主任者試験の合格発表日は、例年1月上旬です。
高圧ガス販売主任者試験の合格率・受験者数
第一種販売 | 全科目受験 | 法令免除 | 保安管理技術及び学識免除 | 合計 | ||||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | |
2022年 | 46.4% | 2,217名 | 87.5% | 48名 | 88.9% | 514名 | 55.3% | 2,797名 |
2021年 | 48.9% | 2,367名 | 90.9% | 66名 | 91.4% | 625名 | 58.7% | 3,077名 |
第二種販売 | 全科目受験 | 高圧法免除 | 液石法免除 | 高圧法・液石法免除 | ||||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | |
2022年 | 37.0% | 4,559名 | 66.7% | 54名 | 46.8% | 436名 | 100% | 2名 |
2021年 | 34.8% | 4,643名 | 37.0% | 46名 | 44.0% | 443名 | 83.3% | 6名 |
第二種販売 | 保安管理技術免除 | 高圧法及び 保安管理技術免除 |
液石法及び 保安管理技術免除 |
合計 | ||||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | |
2022年 | 90.0% | 1,632名 | 95.7% | 164名 | 91.8% | 269名 | 54.6% | 7,291名 |
2021年 | 84.7% | 2,227名 | 91.5% | 153名 | 83.5% | 322名 | 53.7% | 8,007名 |
高圧ガス販売主任者試験の難易度は?
高圧ガス販売主任者試験の合格率は全科目受検の場合30~50%程度、科目免除の場合は50%以上となる試験が多く、難易度としては、全科目受検の場合は非常にやや難しい~難しい、科目免除を受けた場合は普通~非常に易しいレベルになります。
高圧ガス販売主任者試験の勉強法・対策方法は?
高圧ガス販売主任者試験の勉強法は、まず、テキストを使って問題を解くことから始め、徐々にテキストなしで問題を解くようにしていきます。理解が深まったら、声に出して解答の理由を説明する練習をすると良いでしょう。説明が正しければ問題を正解とし、間違っていれば再度解き直します。
国家試験では過去問が非常に重要で、重要なポイントは過去問に繰り返し出てくることが多いです。過去問題集を繰り返し解くことで、試験の傾向と重要な内容を把握することができます。ただし、単に暗記するのではなく、なぜその答えになるのかを理解することが重要です。問題の言い回しが変わることもあるため、理解を深めることが必要です。
過去問から出題の傾向を掴んだら、正しい問題文を覚えることをお勧めします。時間があれば、不正解の文章を正しい文章に直して覚えると効果的です。過去問題集に直接書き込んで何度も読み込むことで、さらに効率的に学習できます。完璧に覚えきれなくても、出題文章に違和感を感じることで、間違いに気付くことができます。
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