心電図検定試験

心電図検定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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心電図検定とは?

心電図検定は、心電図にかかわる多くの知識を普及させ、我が国の医療の質の向上につながる活動を支援することを目的に創設された検定です。

心電図検定は、1級から4級まで4グレード実施されています。

心電図検定試験の受験資格は?

心電図検定試験に受験資格はありません。

心電図検定試験の概要

科目・出題範囲

心電図検定試験の出題範囲は以下となります。

1級 心電図のエキスパートを目指す方々を対象とした12誘導心電図の読影です。
基本的な心電図所見はもちろん、患者さんの状態・疾患・病態から起こり得る変化について問う問題も多く含まれます。
疾患に関する知識も合わせて勉強していきましょう。
例)心電図所見から冠動脈の狭窄部位を推定する、など
2級 12誘導心電図を題材として、基本的な心電図所見、不整脈、虚血性変化を問う問題だけでなく、疾患による心電図所見の判読や、ペースメーカの心電図の判読に関する問題なども出題されます。
例)電解質異常による心電図変化など
3級 12誘導心電図を題材として、基本的な心電図所見だけでなく、危険な不整脈や臨床現場でよく出会う不整脈の心電図の判読に関する問題なども出題されます。
4級 モニター心電図を他の級よりも多く含みますが、ホルター心電図や12誘導心電図の基本的な所見を問う問題も出題されます。

出題形式

心電図検定試験の出題形式は、マークシート方式です。

試験時間

心電図検定試験の試験時間は、90分程度です。

合格基準(合格ライン)

心電図検定試験の合格基準は、公開されていません。

受験料

心電図検定試験の受験料(税込)は、1級が10,000円、2級が8,000円、3・4級が6,000円です。

試験会場

心電図検定試験の試験会場は、仙台、大宮、東京(大田区・江東区)、名古屋、京都、神戸(3級・2級のみ)、福岡の8会場です。

心電図検定試験の免除制度

心電図検定試験に免除制度はありません。

心電図検定試験の日程

申込み期間

心電図検定試験の申込み期間は、例年9月~10月上旬です。

試験日

心電図検定試験の試験日は、例年12月上旬~中旬です。

合格発表日

心電図検定試験の合格発表は、実施団体のホームページでおこなわれます。

心電図検定試験の合格率・受験者数

  1級 2級 3級 4級
合格率 受験者数 合格率 受験者数 合格率 受験者数 合格率 受験者数
2023年
(1月実施分)
54.7% 2,001名 66.7% 2,913名 75.5% 2,886名 82.2% 2,025名

心電図検定試験の難易度は?どれくらいのレベル?

心電図検定の合格率は1級でも50%以上となっていますが、受験生には医療従事者や医学部生も多く含まれることから、難易度は低くないといえるでしょう。

心電図検定試験の勉強法・対策方法は?

心電図検定試験の勉強法は、まず基本的な心電図の知識を身につけることから始まります。これには、心電図の基本的な理解、波形の読み取り方、異常波形の識別などが含まれます。この段階では、教科書等を活用して自己学習を行います。

次に、公式問題集を使用して具体的な問題解決能力を鍛えます。公式問題集は、試験の形式や出題傾向を理解するための重要なツールであり、これを何度も繰り返し解くことで、問題解決能力を高めることができます。また、公式問題集を解く際には、わからない単語や概念についてはすぐに調べ、理解を深めることが重要です。

さらに、公式問題集を何周も解くことで、自分が得意な問題と苦手な問題を明確にし、苦手な問題に対しては更なる時間を割くことが推奨されます。また、問題集を解く際には、自分がどの問題を間違えたのか、どの問題を解くことができたのかを明確にするために印をつけると良いでしょう。

また、試験に向けての準備として、メディカルデバイダーを使用することも推奨されています。メディカルデバイダーは、心電図の波形の間隔を測定するためのツールで、試験では定規またはデバイダーの持ち込みが認められています。

最後に、試験当日には、時間管理に注意することが重要です。特に、問題の難易度や出題形式によっては、解答に時間がかかることもあるため、適切なペース配分を心掛けることが求められます。

心電図検定の対策におすすめのテキスト・参考書

心電図検定試験実施団体

一般社団法人 日本不整脈心電学会

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