液化石油ガス設備士試験

液化石油ガス設備士試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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液化石油ガス設備士とは?仕事内容は?

液化石油ガス設備士は、液化石油ガスの保安と取引の適正化を目的とした「液石法」に基づく国家資格で、家庭で使用されるLPガスの供給や消費設備の設置・変更工事を行う際に必要とされるものです。

液化石油ガス設備の工事における災害の防止を目的とした特別な技能が求められる作業、例えばガス栓と硬質管の接続など、は液化石油ガス設備士が行うことが義務付けられています。

液化石油ガス設備士試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

液化石油ガス設備士試験に受験資格はありません。

また、「高圧ガス保安協会又は大臣が指定した養成施設において、必要な知識や技能に関する講習を終了した方」「都道府県知事が認定した方」も液化石油ガス設備士資格を得ることができます。

液化石油ガス設備士試験の概要

科目・出題範囲

液化石油ガス設備士試験の科目・出題範囲は、以下となります。

筆記試験法令供給設備及び消費設備の保安に関する法令及び関係法令
配管理論等1. 液化石油ガスに関する基礎知識
2. 液化石油ガス設備工事に必要な機械器具又は材料に関する知識
3. 配管理論、配管設計及び燃焼理論
4. 液化石油ガス設備工事の施工方法
5. 供給設備及び消費設備の検査の方法
技能試験1. 配管用材料及び工具の使用
2. 硬質管の加工及び接続
3. 器具等の取り付け
4. 気密試験の実施
5. 漏えい試験の実施

出題形式

液化石油ガス設備士試験の出題形式は、筆記試験が択一式、技能試験が実技(電動ねじ切り機もしくは手動ねじ切り機)です。

試験時間

液化石油ガス設備士試験の試験時間は、筆記試験の法令が60分、配管理論等が90分、技能試験は電動ねじ切り機を使用する場合は60分、手動ねじ切り機を使用する場合は75分です。

合格基準(合格ライン)

液化石油ガス設備士試験の合格基準は、筆記(各科目)・技能試験とも、それぞれ満点の60パーセント程度となっています。

受験料

液化石油ガス設備士試験の受験料は、22700円(非課税)です。

試験会場

液化石油ガス設備士試験は、各都道府県で実施されます。

液化石油ガス設備士試験の免除制度

液化石油ガス設備士試験は、前年度の液化石油ガス設備士試験の「筆記試験合格者」は、筆記試験の免除の申請を行うことができます。

液化石油ガス設備士試験の日程

申込み期間

液化石油ガス設備士試験の申込み期間は、例年8月下旬~9月上旬です。

試験日

液化石油ガス設備士試験筆記試験の試験日は、例年11月中旬です。

液化石油ガス設備士技能試験試験の試験日は、例年12月上旬です。

合格発表日

液化石油ガス設備士試験の合格発表日は、例年1月上旬です。

液化石油ガス設備士試験の合格率・受験者数

  合格率 受験者数
2022年 36.5% 1,480名
2021年 33.5% 1,768名
2020年 30.1% 1,511名
2019年 37.0% 1,505名
2018年 37.6% 1,536名

液化石油ガス設備士試験の難易度は?どれくらいのレベル?

液化石油ガス設備士試験の合格率は35%前後となっており、また受験資格はありませんが技能試験は実務経験があることが前提となっており、難易度は高めといえます。

液化石油ガス設備士試験の勉強法・対策方法は?

液化石油ガス設備士試験の勉強法としては、まず過去問題を繰り返し解いてみることが重要です。

数年分の過去問題を繰り返し解くことで、液化石油ガス設備士に関する知識や施工法、法令についての理解を深めることができます。

また、液化石油ガス設備士に関する参考書を用意し、過去問で理解があやふやな部分を確認しながら勉強することも重要です。

液化石油ガス設備士試験実施団体

高圧ガス保安協会

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