土壌医検定試験

土壌医検定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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土壌医検定とは?

土壌医検定は、土壌病害の発生等や生産コストの低減といった課題に対応できる土づくりの専門家を増やすために創設された検定です。

土壌医検定は1級から3級まであり、試験に合格し申請することで、1級は「土壌医」、2級は「土づくりマスター」、3級は「土づくりアドバイザー」の名称を使用することができます。

土壌医検定試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

土壌医検定試験の2級、3級に受験資格はありません。

土壌医検定試験の1級の受験資格は、「土づくり指導または就農実績5年以上」です。

土壌医検定試験の概要

科目・出題範囲

土壌医検定試験の出題範囲は、以下となります。

1級 2級レベルの知識に加え、作物生育との関係での土壌診断と対策(処方箋)の指導ができる知識と実績 土壌化学性・物理性・生物性と農作物の安定生産・品質向上対策、栽培環境の変化と土づくり対策、環境負荷軽減を目指した土づくり対策等
2級 3級レベルの知識に加え、施肥改善の処方箋が作成できる知識 作物生育と化学性・物理性・生物性の診断と対策、肥料・土壌改良資材、堆肥の種類と特色、主要作物の栽培特性と土壌管理、土壌診断の種類と進め方等
3級 土づくりと作物生育との関係の基礎知識 作物の健全な生育と土壌環境、作物生育と土壌化学性・物理性・生物性との関連、土壌管理・施肥管理、主要作物の施肥特性、土壌診断の内容と進め方等

出題形式

土壌医検定試験の出題形式は、1級が4者択一、記述方式、業績レポート、2級が4者択一、3級が3者択一です。

試験時間

土壌医検定試験の試験時間は、1級が70分、2級・3級が60分です。

合格基準(合格ライン)

土壌医検定試験の合格基準は、1級が100点中70点以上かつ「業績レポート」が20 点以上、2級が60問中40問以上正解、3級が50問中30問以上正解です。

受験料

土壌医検定試験の受験料は、1級が11,000円、2級が6,600円、3級が5,500円です。

試験会場

土壌医検定試験の試験会場は、札幌、仙台、東京、福井、名古屋、大阪、岡山、福岡、沖縄、帯広、網走、秋田、山形、高崎、埼玉、東金、長野、静岡、新潟、島根、愛媛、高知、大分の23会場です。

土壌医検定試験の免除制度

土壌医検定試験に免除制度は、ありません。

土壌医検定試験の日程

申込み期間

土壌医検定試験の申込み期間は、例年11月上旬~12月中旬です。

試験日

土壌医検定試験の試験日は、例年2月中旬です。

合格発表日

土壌医検定試験1級の合格発表日は、例年4月下旬です。

土壌医検定試験2級・3級の合格発表日は、例年3月下旬です。

土壌医検定試験の合格率・受験者数

  1級 2級 3級
合格率 受験者数 合格率 受験者数 合格率 受験者数
2022年 21.0% 81名 27.9% 1147名 57.5% 1588名
2021年 20.0% 95名 33.3% 1000名 58.9% 1438名
2020年 28.4% 67名 31.9% 995名 56.5% 1463名
2019年 30.9 % 123名 30.5% 1036名 57.7% 1,398名
2018年 34.4% 125名 29.3% 952名 57.7% 1,495名

土壌医検定試験の難易度は?

土壌医検定試験の合格率は、3級が55%以上、2級が30%前後、1級が25%前後となっており、難易度としては、3級は易しい、2級、1級は難しいといえるでしょう。

土壌医検定試験の勉強法・対策方法は?

まず、試験の目的や内容をしっかりと理解することが大切です。試験の目的を明確にすることで、勉強の方向性が見えてきます。また、試験の内容を把握することで、どの部分に重点を置いて勉強すべきかがわかります。

次に、試験の範囲を正確に把握することが重要です。試験範囲を知ることで、無駄な勉強を避け、効率的に学習することができます。特に、試験範囲内の重要な項目や出題される可能性の高いトピックに焦点を当てて勉強することがおすすめです。

また、過去問を活用することも効果的な勉強法の一つです。過去問を解くことで、試験の傾向や出題される内容を予測することができます。さらに、過去問を繰り返し解くことで、知識の定着や理解を深めることができます。

さらに、参考書や教材を選ぶ際には、自分の学習スタイルや理解度に合わせて選ぶことが大切です。一般的な参考書だけでなく、専門的な教材や実践的な内容を含むものを選ぶことで、試験の内容をより深く理解することができます。

土壌医検定試験実施団体

一般財団法人 日本土壌協会

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