DCプランナー認定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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DCプランナーとは?仕事内容は?
DCプランナー(企業年金総合プランナー)は、年金制度全般にわたる専門的な知識に加え、投資やライフプランに関する知識までを併せもつ、公共性と専門性を兼ね備えた、企業年金総合プランナーです。
年金教育の専門家として、年金制度全般にわたる正しい知識を普及・啓発する役割を担うとともに、新しい年金制度を適切に運営・管理します。
DCプランナーは、1級と2級の2グレードあります。
DCプランナー認定試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
DCプランナー2級に受験資格はありません。
DCプランナー1級は、2級合格者のみ受験できます。
DCプランナー認定試験に合格し、所定の資格登録手続きをおこなうと、「DCプランナー(企業年金総合プランナー)」に認定されます。
DCプランナー認定試験の概要
科目・出題範囲
DCプランナー認定試験の出題範囲は以下となります。
1級 | 2級 | ||
A分野 年金・退職給付制度等 |
B分野 確定拠出年金制度 |
C分野 老後資産形成マネジメント |
1.年金・退職給付制度等 2.確定拠出年金制度 3.老後資産形成マネジメント |
1.公的年金 2.企業年金と個人年金 3.退職給付制度 4.中高齢期における社会保険 5.年金・退職給付制度等の最新の動向 |
1.確定拠出年金の仕組み 2.企業型年金の導入および運営 3.個人型年金に係る手続等 4.コンプライアンス 5.確定拠出年金制度の最新の動向 |
1.金融商品の仕組みと特徴 2.資産運用の基礎知識・理論 3.運用状況の把握と対応策 4.確定拠出年金制度を含めた老後の生活設計 5.老後資産形成マネジメントの最新の動向 |
出題形式
DCプランナー認定試験の出題形式は、四答択一式、総合問題です。
試験時間
DCプランナー認定試験の試験時間は、2級が120分、1級の各分野が90分です。
合格基準(合格ライン)
DCプランナー認定試験の合格基準は、2級、1級の各分野ともに「100点満点で70点以上」です。
DCプランナー1級は3分野すべてに合格することで合格者と認定されます。
受験料
DCプランナー認定試験の受験料は、2級が7,700円(税込)、1級が各分野5,500円(税込)です。
試験会場
DCプランナー認定試験はCBT方式で実施されます。
DCプランナー認定試験の免除制度
DCプランナー認定試験に免除制度はありません。
DCプランナー認定試験の日程
申込み期間
DCプランナー認定試験の申込み期間は、希望する受験日の属する月を含んで4カ月前の月初から受験日の3日前までです。
試験日
DCプランナー認定試験は希望の日程で受験することができます。
合格発表日
DCプランナー認定試験の合否は、試験後即時確認できます。
DCプランナー認定試験の合格率・受験者数
1級 | |||||
年度 | 種目 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2022年度 | A分野 | 711名 | 663名 | 261名 | 39.4% |
B分野 | 608名 | 574名 | 282名 | 49.1% | |
C分野 | 859名 | 798名 | 179名 | 22.4% | |
総合合格 | ー | ー | 173名 | ー | |
2021年度(※) | A分野 | 626名 | 572名 | 236名 | 41.3% |
B分野 | 633名 | 603名 | 269名 | 44.6% | |
C分野 | 496名 | 472名 | 191名 | 40.5% | |
総合合格 | ー | ー | 151名 | ー | |
回(施行年月日) | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
25(2021.1.24) | 994名 | 737名 | 293名 | 39.8% | |
24(2020.1.26) | 1,074名 | 826名 | 296名 | 35.8% | |
23(H31.1.27) | 1,084名 | 823名 | 97名 | 11.8% |
2021年9月6日から、CBT方式による試験施行開始
2級 | ||||
回(施行年月日)または年度 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2022年度 | 2,971名 | 2,586名 | 927名 | 35.8% |
2021年度(※) | 2,683名 | 2,339名 | 802名 | 34.3% |
26(2020.9.13) | 2,410名 | 2,028名 | 1,069名 | 52.7% |
25(2019.9.8) | 2,774名 | 2,279名 | 1,201名 | 52.7% |
24(H30.9.9) | 2,922名 | 2,438名 | 1,007名 | 41.3% |
2021年9月6日から、CBT方式による試験施行開始
DCプランナー認定試験の難易度は?どれくらいのレベル?
DCプランナー認定試験の2級の合格率は35~50%程度、1級は1分野40%、総合合格者数も100~150名程度となっており、難易度は、2級は普通レベル、1級は難しいといえるでしょう。
DCプランナー認定試験の勉強法・対策方法は?
DCプランナー認定試験の勉強法・対策方法は、
- 教材選択: DCプランナー試験の勉強には、適切な教材の選択が重要です。特に、公式の教科書「DCプランナー実務必携」と「DCプランナー問題集」が推奨されています。これらの教材は試験の出題範囲を網羅しており、試験対策に最適です。
- 学習計画: 学習計画を立てることは、効率的な学習には欠かせません。試験までの時間を見積もり、各教材をどの程度のペースで進めるか、どの順番で学習するかなどを計画しましょう。また、定期的に復習を行うことで知識を定着させます。
- 反復学習: 問題集を何度も解くことで、知識の定着と理解を深めます。特に、間違えた問題は何度も解き直し、理解が深まるまで繰り返します。
- スキマ時間の活用: スキマ時間を活用して学習を進めることも重要です。例えば、通勤時間や昼休みなどを利用して問題集を解いたり、教科書を読み返したりします。
- 最新情報のキャッチアップ: DCプランナー試験は年金制度全般についての知識を問われるため、最新の情報をキャッチアップすることが重要です。法改正などの最新情報は、インターネットで調査して取り入れましょう。
- 模擬試験の活用: 実際の試験を想定した模擬試験を行うことで、試験に対する対策を具体化します。模擬試験を通じて、自分の弱点を見つけ、それを重点的に学習することで、試験に対する自信をつけます。
- 自己評価: 学習の進行度合いを定期的に自己評価し、必要に応じて学習計画を見直します。自分の理解度や進行状況を把握することで、効率的な学習が可能になります。
などがあります。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、試験に備えることができます。
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