国内旅行業務取扱管理者試験とは？受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

国内旅行業務取扱管理者とは？仕事内容は？

国内旅行業務取扱管理者は、日本国内の旅行業務や旅行手配の管理・監督を行うことができる国家資格で、プロフェッショナルであることを証明します。

旅行業法に基づき、旅行会社が旅行商品を販売する際には、各営業所に少なくとも1名の旅行業務取扱管理者を配置することが義務付けられています。

旅行業務取扱管理者は、国内旅行商品のみを取り扱える国内旅行業務取扱管理者、国内旅行商品に加えて海外旅行商品も取り扱える総合旅行業務取扱管理者、営業所のある市町村、隣接する市町村、観光庁長官の定める特定の地域の旅行商品のみを取り扱える地域限定旅行業務取扱管理者の3種類あります。

国内旅行業務取扱管理者試験の受験資格は？

国内旅行業務取扱管理者試験に受験資格はありません。

国内旅行業務取扱管理者試験の概要

科目・出題範囲

国内旅行業務取扱管理者試験の科目・出題範囲は、「①旅行業法及びこれに基づく命令」「②旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」「③国内旅行実務（運送機関及び宿泊施設の利用料金その他の旅行業務に関連する料金・旅行業務の取扱いに関する実務処理）」です。

出題形式

国内旅行業務取扱管理者試験の出題形式は、マークシート方式です。

試験時間

国内旅行業務取扱管理者試験の試験時間は、120分です。1科目免除の場合は80分、1科目免除の場合は40分となります。

合格基準（合格ライン）

国内旅行業務取扱管理者試験の合格基準は、全科目の得点率が60％以上です。

受験料

国内旅行業務取扱管理者試験の受験料は、5800円（非課税）です。

試験会場

国内旅行業務取扱管理者試験の試験会場は、北海道（札幌市）宮城県（仙台市） 埼玉県（3会場）、 東京都（4会場）、愛知県（名古屋市）、京都府（京都市）、広島県（広島市）、福岡県（福岡市）、沖縄県（那覇市）の14会場です。

国内旅行業務取扱管理者試験の免除制度

国内旅行業務取扱管理者試験の免除制度は、以下となります。

国内旅行業務取扱管理者試験の日程

申込み期間

国内旅行業務取扱管理者試験の申込み期間は、例年6月上旬～7月上旬です。

試験日

国内旅行業務取扱管理者試験の試験日は、例年9月上旬です。

合格発表日

国内旅行業務取扱管理者試験の合格発表日は、例年10月中旬です。

国内旅行業務取扱管理者試験の合格率・受験者数

国内旅行業務取扱管理者試験の難易度は？

国内旅行業務取扱管理者試験の合格率は全科目受験の場合35％前後となっており、難易度は少し難しいレベルです。

国内旅行業務取扱管理者試験の勉強法・対策方法は？

国内旅行業務取扱管理者試験の勉強においては、過去問を有効に活用することが非常に重要です。試験は毎年行われており、特に「旅行業法」と「約款」の科目では、例年似たような問題が出題される傾向にあります。これらの科目に関しては、過去問を解くことで効率的に試験勉強を進めることができます。一方で、「国内旅行実務」の科目は毎年出題傾向や問題数、配点が異なるため、過去問に頼り切らないよう注意が必要です。

過去問を解くことで、自分の得意範囲と苦手範囲を把握することができます。苦手な範囲に注力して勉強に取り組むことで、効率的に得点アップを狙うことが可能です。また、過去問を解く際には、時間を計りながら取り組むことが推奨されています。これにより、各科目の時間配分を把握し、試験本番での時間管理を効果的に行うことができます。

国内旅行業務取扱管理者試験の対策におすすめのテキスト・参考書

国内旅行業務取扱管理者試験の対策ができる予備校・講座

予備校	ロゴ	リンク
ユーキャン		公式サイト
BrushUP学び		公式サイト
LEC		公式サイト
オンスク.jp		公式サイト
大原		公式サイト

国内旅行業務取扱管理者試験実施団体

一般社団法人　全国旅行業協会（ANTA）