司法試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
更新日:
本ページにはプロモーションが含まれていることがあります
司法試験とは?
司法試験は、法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)になろうとする者に必要な学識及びその応用能力を有するかどうかを判定するための国家試験です。
日本の資格試験のなかで最も難しいとも言われる難関試験として有名です。
司法試験の受験資格は?
司法試験の受験資格は、「法科大学院課程の修了」「司法試験予備試験の合格」「法科大学院課程の在学及び法第4条第2項第1号に規定する学長の認定」のいずれかを満たすことです。
なお、司法試験の受験資格には有効期限があり、「法科大学院修了または予備試験合格から、5年間で5回という制限があります。
司法試験の概要
科目・出題範囲
司法試験の科目・出題範囲は、以下となります。
短答式試験 | 民法 憲法 刑法 |
論文式試験 | 憲法 行政法 民法 商法 民事訴訟法 刑法 刑事訴訟法 選択科目(倒産法・租税法・経済法・知的財産法・労働法・環境法・国際関係法公法系・国際関係法私法系) |
出題形式
司法試験の出題形式は、短答式試験が選択式、論文式試験が論述式です。
試験時間
司法試験の試験時間は、以下となります。
短答式試験 | 民法 | 75分 |
憲法 | 50分 | |
刑法 | 50分 | |
論文式試験 | 憲法 | 120分 |
行政法 | 120分 | |
民法 | 120分 | |
商法 | 120分 | |
民事訴訟法 | 120分 | |
刑法 | 120分 | |
刑事訴訟法 | 120分 | |
選択科目 | 180分 |
合格基準(合格ライン)
司法試験の合格基準は、年度により異なります。
なお、司法試験には足切りがあり、短答式試験は配点の40%、論文式試験配点の25%を切る科目が1つでもあると不合格となります。
受験料
司法試験の受験料は、28,000円です。
試験会場
司法試験の試験会場は、札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市です。
司法試験の免除制度
司法試験に免除制度は、ありません。
司法試験の日程
申込み期間
司法試験の申込み期間は、例年3月中旬~4月上旬です。
試験日
司法試験の試験日は、例年7月中旬の4日間です。
合格発表日
司法試験短答式試験の合格発表日は、例年8月上旬です。
司法試験論文式試験の合格発表日は、例年11月上旬です。
司法試験の合格率・受験者数
短答式試験 | 最終合格率 | ||
合格率 | 受験者数 | ||
2023年 | 80.1% | 3,928人 | 45.3% |
2022年 | 80.9% | 3,082人 | 45.5% |
2021年 | 78.0% | 3,424人 | 41.5% |
2020年 | 75.4% | 3,703人 | 39.2% |
2019年 | 73.6% | 4,466人 | 33.6% |
2018年 | 70.0% | 5,238人 | 29.1% |
司法試験の難易度は?
司法試験の合格率は40%前後となっていますが、受験資格を得るまでの学習期間も長く、難易度は非常に高いとされています。
司法試験の勉強法・対策方法は?
司法試験の勉強法には、短答式試験と論文式試験の両方に対する戦略が含まれます。
まず、短答式試験においては、過去問に掲載されている知識の正誤を判断できるようになることが重要です。これには、過去問を反復して解くことが効果的です。一方、論文式試験では、基本知識を使って問題文を正確に分析し、適切な論述を行う能力が求められます。
論文式試験の対策としては、時間内に法律答案を作成する訓練が不可欠です。これには、問題文を読む時間、条文を引く時間、知識を思い出す時間、答案を構成する時間、そして実際に答案を書くスピードを把握し、制限時間内にルールに従った答案を作成する練習が含まれます。また、答案の添削も重要で、週に1~2通程度の答案作成が理想的です。
司法試験の対策におすすめのテキスト・参考書
司法試験の対策ができる予備校・講座
スキマ時間を上手く活用したいなら
アガルートアカデミー
- 講義動画はオンライン配信でいつでもどこでも受講できる!
- 最強のフォロー制度で無理なく学習が続けられる!
- 圧倒的な講座の質!効率よく学習することができる!
コメント