測量士補試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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測量士補試とは?仕事内容は?
測量士補は、測量業務に従事するために必要な国家資格の一つです。
この資格は、測量士という上位資格の下位に位置づけられており、測量士補は主に測量士が作成した計画に基づいて、測量業務を実施する役割を担います。具体的には、測量士補は測量士の指示のもとで、測量作業の補助や実施を行うことが主な仕事内容となります。
この資格は、測量の分野で専門的な知識と技術を持つ人材を育成し、測量業務の質を保証するために設けられています。
測量士補試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
測量士補試験に受験資格はありません。
なお、「文部科学大臣の認定した大学、短期大学、又は高等専門学校において、測量に関する科目を修め、当該大学等を卒業した方」「国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設にて1年以上測量士補となるのに必要な専門の知識及び技能を修得した方」は試験を受けずに測量士補資格を得ることができます。
測量士補試験の概要
科目・出題範囲
測量士補試験の科目・出題範囲は、「測量に関する法規」「多角測量」「汎地球測位システム測量」「水準測量」「地形測量」「写真測量」「地図編集」「応用測量」です。
出題形式
測量士補試験の出題形式は、多肢選択式です。
試験時間
測量士補試験の試験時間は、180分です。
合格基準(合格ライン)
測量士補試験の合格基準は、700万点中450点以上です。
受験料
測量士補試験の受験料は、2,850円です。
試験会場
測量士補試験の試験会場は、北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、愛知県、大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県です。
測量士補試験の免除制度
測量士補試験に免除制度は、ありません。
測量士補試験の日程
申込み期間
測量士補試験の申込み期間は、例年1月上旬~1月下旬です。
試験日
測量士補試験の試験日は、例年5月下旬です。
合格発表日
測量士補試験の合格発表日は、例年7月中旬です。
測量士補試験の合格率・受験者数
合格率 | 受験者数 | |
2023年 | 32.2% | 13,480人 |
2022年 | 44.1% | 12,556人 |
2021年 | 34.8% | 12,905人 |
2020年 | 30.3% | 10,361人 |
2019年 | 35.8% | 13,764人 |
2018年 | 33.6% | 13,569人 |
測量士補試験の難易度は?どれくらいのレベル?
測量士補試験の合格率は30%台前半となる年度が多く、合格率からみる難易度は高めです。
しかし、学習時間は30時間程度とされており、国家試験のなかでは易しいレベルとされています。
測量士補試験の勉強法・対策方法は?
測量士補試験の勉強法については、独学でも十分に挑戦可能で、特に過去問題の繰り返し解答が重要なポイントとなります。この試験では、過去に出題された問題が頻繁に再出題される傾向があるため、過去7年間の問題を徹底的に理解し、解答することが効率的な学習方法とされています。さらに安全を期すために、過去10年分の問題をカバーすることもおすすめされています。
計算問題に関しては、出題パターンが一定しているため、数学が得意かどうかよりも、特定の解き方や公式を覚えることが重要です。出題される計算問題は、数字や値を変更した同様のパターンが多いので、数学を深く学ぶよりも、これらのパターンを理解し、対策することが効果的です。解き方や公式をマスターすれば、数値が変わっても問題を解くことができるようになります。このように、過去問の繰り返し解答と計算問題のパターン理解に重点を置いた勉強法が、測量士補試験の合格に向けて推奨されています。
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