消費生活アドバイザー資格試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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消費生活アドバイザーとは?仕事内容は?
消費生活アドバイザーは、消費者の権利を守り、消費生活に関する問題を解決するための専門的な知識や技術を持つ専門家です。
消費者と企業や行政の架け橋として、消費者からの提案や意見を企業や行政等へ効果的に反映させる、消費者の苦情相談等に対して迅速かつ適切なアドバイスが実施するといったことが求められます。
消費生活アドバイザー資格試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
消費生活アドバイザーに受験資格はありません。
消費生活アドバイザー資格試験の概要
科目・出題範囲
消費生活アドバイザー資格試験の科目・出題範囲は、以下となります。
第1次試験 | 択一試験 | 1. 消費者問題 | |
2. 消費者のための行政・法律知識 | (1) 行政知識 (2) 法律知識 |
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3. 消費者のための経済知識 | (1) 経済一般と経済統計の知識 (2) 企業経営一般知識 (3) 金融の知識 (4) 生活経済 (5) 地球環境問題・エネルギー需給 |
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4. 生活基礎知識 | (1) 医療と健康 (2) 社会保険と福祉 (3) 衣服と生活 (4) 食生活と健康 (5) 快適な住生活 (6) 商品・サービスの品質と安全性 (7) 広告と表示 |
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第2次試験 | 論文試験 | 次の論題につき出題。3題より1題を選択し論述 ・消費者問題 ・法律知識 ・企業経営一般知識 |
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面接試験 | 消費生活アドバイザー及び消費生活相談員として必要な、見識、相応しい態度、積極性、コミュニケーション能力等の審査 |
出題形式
消費生活アドバイザー資格試験の出題形式は、第1次試験が多肢選択式又は○×式、第2次試験が論述、個人面接です。
試験時間
消費生活アドバイザー資格試験の試験時間は、第1次試験が120分、第2次試験の論文試験が60分、個人面接が10分程度です。
合格基準(合格ライン)
消費生活アドバイザー資格試験の合格基準は、第1次試験が「正解率65%を基準とし変動」、第2次試験の論文試験は「消費生活アドバイザー及び消費生活相談員として必要な、出題の理解力、課題の捉え方、表現力等の審査において、5段階評価(A~E)のC以上」、面接試験が「消費生活アドバイザー及び消費生活相談員として必要な、見識、相応しい態度、積極性、コミュニケーション能力等の審査において、面接委員の総合評価が3段階評価(A~C)のB以上」となっています。
受験料
消費生活アドバイザー資格試験の受験料は16,500 円です。第1次試験免除の場合は13,200円です。
試験会場
消費生活アドバイザー資格試験第1次試験はCBT形式で実施され、全国のテストセンターで受験することができます。
消費生活アドバイザー資格試験第2次試験の試験会場は、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5会場です。
消費生活アドバイザー資格試験の免除制度
消費生活アドバイザー資格試験は、前年度の第1次試験に合格し、第2次試験に不合格となった方は、申請により今年度の第1次試験が免除されます。
また、以下の方は第2次試験の面接が免除されます。
- 受験申請書を提出する際現に、地方公共団体における消費生活相談の事務に従事している者
- 受験申請書を提出する際現に、地方公共団体の消費生活相談員として任用されることが既に決まっている者
- 受験申請書提出日から遡って5年間において、地方公共団体の消費生活相談の事務に通算して1年以上従事していた者
- 消費生活アドバイザー資格、消費生活専門相談員資格、消費生活コンサルタント資格のいずれかの資格を有し、かつ景表法等改正等法附則第3条第2項に規定する指定講習会の課程を修了した者
消費生活アドバイザー資格試験の日程
申込み期間
消費生活アドバイザー資格試験の申込み期間は、例年7月~8月末です。
試験日
消費生活アドバイザー資格試験第1次試験の試験日は、例年10月の土曜日・日曜日のうち4日程から希望日を選択します。
消費生活アドバイザー資格試験第2次試験の試験日は、例年11月下旬~12月上旬の土曜日または日曜日です。
合格発表日
消費生活アドバイザー資格試験の合格発表日は、例年2月上旬です。
消費生活アドバイザー資格試験の合格率・受験者数
第1次試験 | 第2次試験 | 最終合格率 | |||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | ||
2022年 | 36.9% | 1415名 | 70.3% | 680名 | 30.0% |
2021年 | 42.0% | 1563名 | 63.2% | 902名 | 31.2% |
消費生活アドバイザー資格試験の難易度は?どれくらいのレベル?
消費生活アドバイザー資格試験の最終合格率は30%前後であり、また試験範囲の広さ、小論文、面接があることから難易度は高いでしょう。
消費生活アドバイザー資格試験の勉強法・対策方法は?
消費生活アドバイザー資格試験の勉強を始めるにあたって、まずは過去問題を多く解くことで、試験の傾向や自分の弱点を把握することが推奨されます。しかし、過去問だけに頼るのではなく、基礎的な知識をしっかりと身につけるための参考書や教材を使用することも大切です。特に、法律や経済に関する知識は、専門的な用語や概念が多いため、これらの知識をしっかりと理解しておくことが必要です。
また、試験勉強だけでなく、日常生活の中での情報収集も重要です。新聞や雑誌、インターネットなどの情報源を利用して、消費者問題や経済、法律に関する最新の情報や動向を常にキャッチアップしておくことで、試験の出題内容にも対応しやすくなります。
二次試験の小論文や面接に向けては、具体的な事例や実際の消費者問題を取り上げて、自分の意見や考えをしっかりとまとめる練習をすることが求められます。特に面接では、自分の意見や考えを的確に伝えるコミュニケーション能力が試されるため、日常生活の中でのディスカッションや意見交換の経験を積むことも有効です。
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