日本農業技術検定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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日本農業技術検定試験とは?
日本農業技術検定試験は、農業現場への新規就農のほか、農業法人・関連企業等への就業をめざす学生や社会人などを対象に、農業界の人材育成・確保にむけて、農業の知識や技術の修得水準を客観的に把握し、教育研修の効果を高めることを目的とした全国統一の農業専門の試験です。
農業の高度な知識技術を習得している実践レベルの1級、農作物の栽培管理等が可能な基本レベルの2級、農作業の意味が理解できる入門レベルの3級の3グレード実施されています。
日本農業技術検定試験の受験資格は?
日本農業技術検定試験に受験資格はありません。なお実技試験は学科試験に合格した方のみ受験できます。
日本農業技術検定試験の概要
科目・出題範囲
日本農業技術検定試験の科目は以下となります。
1級 | 2級 | 3級 | |
共通 | 農業一般 | 農業一般 | 農業基礎 |
選択 (1科目選択) |
作物、野菜、花き、果樹 畜産、食品 | 作物、野菜、花き、果樹 畜産、食品 | 栽培系、畜産系、食品系、環境系 |
1級、2級は、学科試験に合格すると実技試験を受けることができます。
出題形式
日本農業技術検定試験学科試験の出題形式は、1級・2級が5者択一、3級が4者択一です。
試験時間
日本農業技術検定試験学科試験の試験時間は、1級が90分、2級が60分、3級が40分です。
合格基準(合格ライン)
日本農業技術検定試験学科試験の合格基準は概ね、1級が120満点中70%以上、2級が100満点中70%以上、3級が100満点中60%以上です。
受験料
日本農業技術検定試験の受験料は、1級が5,240円、2級が4,190円、3級が3,140円です。
なお、学科の「3級と2級」又は「2級と1級」を同一検定日に受験の場合、受験料が1,000円引きになります。
試験会場
日本農業技術検定試験の試験会場は、東京・大阪等各地の指定会場となります。
日本農業技術検定試験の免除制度
日本農業技術検定試験1級は、2年間以上の就農経験を有する者、又は検定協会が定める事項に適合する者(JA営農指導員、普及指導員、大学等付属農場の技術職員、農学系大学生(農業高校・農業大学校を含む)で農場実習等4単位以上を取得している場合)は実技試験が免除されます。
日本農業技術検定試験2級は、1年以上の就農経験を有する者、又は農業高校・農業大学校など2級実技水準に相当する内容を授業などで受講した者、JA営農指導員、普及指導員、大学等付属農場の技術職員、学校等が主催する任意の講習会を受講した者は実技試験が免除されます。
日本農業技術検定試験の日程
日本農業技術検定試験は7月(第1回)と12月(第2回)の年2回実施されます。1級の学科試験は第2回飲みの実施です。
申込み期間
日本農業技術検定試験の申込み期間は、例年4月下旬~6月上旬、10月上旬~11月上旬です。
試験日
日本農業技術検定試験の試験日は、例年7月上旬、12月上旬です。
合格発表日
日本農業技術検定試験の合格発表日は、例年8月中旬、1月中旬です。
日本農業技術検定試験の合格率・受験者数
1級 | 2級 | 3級 | ||||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | |
2022年 | 13.2% | 243人 | 21.7% | 5,024人 | 62.9% | 17,932人 |
2021年 | 5.3% | 265人 | 23.3% | 5,908人 | 66.4% | 20,939人 |
2020年 | 7.3% | 206人 | 20.9% | 3,015人 | 66.0% | 18,790人 |
2019年 | 7.5% | 266人 | 22.8% | 5,311人 | 59.1% | 19,992人 |
2018年 | 8.5% | 247人 | 19.6% | 5,365人 | 61.4% | 20,521人 |
日本農業技術検定試験の難易度は?どれくらいのレベル?
日本農業技術検定試験の合格率は、1級は10%を切ることが多く、2級は20%前後、3級は60%前後となっています。
そのため、日本農業技術検定試験の難易度は、1級が非常に難しい、2級が難しい、3級は易しいといえるでしょう。
日本農業技術検定試験の勉強法・対策方法は?
勉強を始めるにあたり、まずは過去問題を利用することがおすすめです。過去問題を解くことで、試験の傾向や出題範囲を把握することができます。特に、過去問題を解く際には、自分がわからなかった専門用語や知識をノートにまとめ、それを基に学習を進めると効果的です。また、過去問題を複数回解くことで、よく出る問題や重要なポイントをチェックすることができます。次に、試験に関連する教材や参考書を利用することも大切です。
また、日常的に農業に関するニュースや情報をチェックすることも重要です。農業白書などの公式な資料を読むことで、時事問題や最新の農業技術に関する知識を得ることができます。
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