産業廃棄物適正管理能力検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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産業廃棄物適正管理能力検定とは?
産業廃棄物適正管理能力検定は、産業廃棄物の適正な管理と処理に関する知識と技術を評価する試験です。
企業や組織が産業廃棄物の管理に関連する法律や規制を遵守し、環境保護に貢献するために必要な知識と技術を持っているかどうかを確認する目的で行われます。
産業廃棄物適正管理能力検定は、基本となる産業廃棄物適正管理能力検定、建設系コース・事業系コースに分かれる産業廃棄物適正管理能力検定「応用編」、産廃初学者向けのweb学習講座とテストがセットのオンラインで完結する産業廃棄物適正管理能力検定入門編の3種類あります。
産業廃棄物適正管理能力検定の受験資格は?
産業廃棄物適正管理能力検定に受験資格はありません。「応用編」は産業廃棄物適正管理能力検定の合格者が受験することができます。
産業廃棄物適正管理能力検定の概要
科目・出題範囲
産業廃棄物適正管理能力検定の科目・出題範囲は、以下となります。
産業廃棄物 適正管理能力検定 |
公式テキスト(一般社団法人企業環境リスク解決機構監修)の基礎知識と、それを理解した上での応用力を問います。 廃棄物、リサイクルに関わる内容については、公式テキスト外からも出題される可能性があります。 |
|
産業廃棄物 適正管理能力検定 「応用編」 |
建設系 コース |
■解体/新築・増築/修繕(リフォーム)/土木工事などの各種工事の状況に対応する廃棄物管理 ■石綿(アスベスト)の除去に関わる、労働安全衛生法(石綿障害予防規則)や大気汚染防止法などの理解 ■その他、建設系企業の廃棄物管理を適正に行うために必要な関連する知識 |
事業系 コース |
■食料品/化学/機械/電子機器などの各種製造業の状況に対応する廃棄物管理 ・設計・開発/材料調達/製造 ■サービス提供/物流/小売りなどの各工程に対応する廃棄物管理 ■その他、製造系企業の廃棄物管理を適正に行うために必要な関連する知識 |
出題形式
産業廃棄物適正管理能力検定の出題形式は、正誤問題、選択問題、語句理解問題、文章語句穴埋め問題、記述問題です。
試験時間
産業廃棄物適正管理能力検定の試験時間は90分です。入門編は30分です。
合格基準(合格ライン)
産業廃棄物適正管理能力検定の合格基準は、産業廃棄物適正管理能力検定・産業廃棄物適正管理能力検定「応用編」が択一式問題、記述式問題を合わせて、得点率が70%以上、産業廃棄物適正管理能力検定入門編が択一式問題の得点率が80%以上です。
受験料
産業廃棄物適正管理能力検定の受験料は、以下となります。
産業廃棄物適正管理能力検定 | 9,350円(税込) |
産業廃棄物適正管理能力検定「応用編」 | 9,350円(税込) |
産業廃棄物適正管理能力検定 + 産業廃棄物適正管理能力検定「応用編」 |
16,500円(税込) |
産業廃棄物適正管理能力検定入門編 | 9,350円(税込) ※ハンドブック代金を含む |
試験会場
産業廃棄物適正管理能力検定の試験会場は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、岡山、広島、福岡の8会場です。
産業廃棄物適正管理能力検定の免除制度
産業廃棄物適正管理能力検定に免除制度は、ありません。
産業廃棄物適正管理能力検定の日程
産業廃棄物適正管理能力検定は、7月と12月の年2回実施されます。
申込み期間
産業廃棄物適正管理能力検定の申込み期限は、例年6月上旬、11月上旬です。
試験日
産業廃棄物適正管理能力検定の試験日は、例年7月上旬、12月上旬です。
合格発表日
産業廃棄物適正管理能力検定の合格発表日は、例年8月中旬、1月下旬です。
産業廃棄物適正管理能力検定の合格率・受験者数
検定試験 | 応用編 | |||||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | |||
2023年 | 12月 | |||||
7月 | 第17回 | 51.5% | 606名 | 32.3% | 99名 | |
2022年 | 12月 | 第16回 | 46.5% | 559名 | 24.7% | 89名 |
7月 | 第15回 | 49.4% | 484名 | 25.8% | 97名 | |
2021年 | 12月 | 第14回 | 51.4% | 535名 | 27.0% | 89名 |
7月 | 第13回 | 58.0% | 514名 | 40.0% | 95名 | |
2020年 | 12月 | 第12回 | 52.0% | 431名 | 26.0% | 73名 |
7月 | 第11回 | 67.6% | 207名 | 25.0% | 44名 | |
2019年 | 12月 | 第10回 | 60.5% | 390名 | 30.5% | 82名 |
7月 | 第9回 | 53.9% | 334名 | 23.1% | 65名 | |
2018年 | 12月 | 第8回 | 50.3% | 318名 | 28.3% | 60名 |
7月 | 第7回 | 48.2% | 193名 | 12.1% | 33名 |
産業廃棄物適正管理能力検定の難易度は?どれくらいのレベル?
産業廃棄物適正管理能力検定の合格率は55%程度、産業廃棄物適正管理能力検定「応用編」の合格率は27%程度となっており、難易度は普通~難しいレベルです。
産業廃棄物適正管理能力検定の勉強法・対策方法は?
産業廃棄物適正管理能力検定の勉強法は、まず試験の範囲と要求を理解することから始めます。公式のガイドラインや教材を参照して、試験で求められる知識と技術を把握することが重要です。
次に、産業廃棄物に関連する法律と規制、廃棄物の分類と特性、適正な処理と管理方法、そして環境保護と安全管理に関する基本的な知識を深めるために、関連する教材やオンラインリソースを活用して学習します。
実務経験がある場合は、それを活用して具体的なケーススタディを分析し、理論知識を実務にどのように適用するかを理解することが重要です。また、過去問題を解くことで、試験の傾向や出題範囲を把握し、弱点を特定して改善することが重要です。
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