不動産コンサルティング技能試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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公認不動産コンサルティングマスターとは?仕事内容は?
公認不動産コンサルティングマスターは、不動産コンサルティング業務を行う際に必要な一定水準の知識や技能、実務経験を有していると認定される資格です。
不動産コンサルティング技能試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
不動産コンサルティング技能試験の受験資格は以下のいずれかに該当する方です。
- 宅地建物取引士(主任者)資格登録者で、現に宅地建物取引業に従事している方、 または今後従事しようとする方
- 不動産鑑定士資格登録者で 、現に不動産鑑定業に従事している方、 または今後従事しようとする方
- 一級建築士資格登録者で 、現に建築設計業・工事監理業等に従事している方、または今後従事しようとする方
不動産コンサルティング技能試験の概要
科目・出題範囲
不動産コンサルティング技能試験の科目・出題範囲は、以下となります。
択一式試験 | 事業、経済、金融、税制、建築、法律 | |
記述式試験 | 必修科目 | 実務、事業、経済 |
選択科目 | 金融、税制、建築、法律の中から1科目選択 (選択科目は、試験当日に問題を確認の上、選択して解答) |
出題形式
不動産コンサルティング技能試験の出題形式は、四肢択一と記述式です。
試験時間
不動産コンサルティング技能試験の試験時間は、択一式試験が120分、記述式試験が120分です。
合格基準(合格ライン)
不動産コンサルティング技能試験の合格基準は、択一式及び記述式試験の合計200点満点中一定以上の得点で年度ごとに異なります。
受験料
不動産コンサルティング技能試験の受験料は、31,500円(税込)です。
試験会場
不動産コンサルティング技能試験の試験会場は、札幌・仙台・東京・横浜・静岡・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄の12会場です。
不動産コンサルティング技能試験の免除制度
不動産コンサルティング技能試験に免除制度は、ありません。
不動産コンサルティング技能試験の日程
申込み期間
不動産コンサルティング技能試験の申込み期間は、例年7月中旬~9月中旬です。
試験日
不動産コンサルティング技能試験の試験日は、例年11月中旬です。
合格発表日
不動産コンサルティング技能試験の合格発表日は、例年1月中旬です。
不動産コンサルティング技能試験の合格率・受験者数
合格率 | 受験者数 | |
2022年 | 42.7% | 1,095名 |
2021年 | 37.9% | 1,170名 |
2020年 | 43.3% | 1,223名 |
2019年 | 40.7% | 1,323名 |
2018年 | 42.3% | 1,393名 |
不動産コンサルティング技能試験の難易度は?どれくらいのレベル?
不動産コンサルティング技能試験の合格率は40%程度となっており、難易度はやや難しいレベルです。しかし、受験資格のある試験で合格率ですので、数字よりも試験内容は難しいといえるでしょう。
不動産コンサルティング技能試験の勉強法・対策方法は?
不動産コンサルティング技能試験の学習に際しては、受験者が不動産に関する専門的な知識と技能を活用して、不動産の利用、取得、処分、管理、事業経営、投資などについて、最善の選択や意思決定をサポートするための企画や提案を行う能力が求められます。具体的には、不動産取引だけでなく、不動産を取り巻く環境の分析能力、事業計画能力、企画提案能力などが重要とされています。さらに、依頼者とのコミュニケーションの中で、依頼の背景や目的、資産状況、家族関係などを的確に理解することも大切です。
学習の際には、不動産コンサルティング技能登録制度や関連する法令の最新の動向、不動産コンサルティングの一連の作業プロセス、相談受付から企画提案書の提出までの実践的な知識を深めることが求められます。また、不動産コンサルティングを進める上での基礎的な知識、例えば、事業受託方式、不動産の証券化、相続対策、既存建物の有効活用などに関する幅広い知識も必要です。
経済や金融、税制、建築、法律などの分野に関する知識も、不動産コンサルティングの学習には欠かせません。これらの分野に関する知識は、不動産コンサルティングを行う上での背景知識として、また、依頼者との信頼関係を築くためのコミュニケーションツールとしても非常に有効です。
以上の内容を踏まえ、不動産コンサルティング技能試験の学習を進める際には、幅広い知識の習得と実践的なスキルの向上を目指して、効果的な学習方法を選択することが大切です。
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