ニュース時事能力検定(N検)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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ニュース時事能力検定とは?
ニュース時事能力検定(ニュース検定・N検)は、新聞やテレビのニュース報道を読み解き、活用する力を養い、認定する検定です。
ニュースを初めて学ぶ人を対象に、検定の入門編となる5級から、多角的により高いレベルでの知識を問う1級まで、5級、4級、3級、準2級、2級、1級の6段階に分けて実施されています。
ニュース時事能力検定の受験資格は?
ニュース時事能力検定に受験資格はありません。
ニュース時事能力検定の概要
科目・出題範囲
ニュース時事能力検定の出題範囲は、検定日の約1カ月前までの「政治」「経済」「暮らし」「社会・環境」「国際」のニュースです。
また、2~5級の検定問題の約6割は、2023年度版公式テキスト・問題集から出題されます。
出題形式
ニュース時事能力検定の出題形式は、1級が四肢択一、一部記述、2~5級が四肢択一です。
試験時間
ニュース時事能力検定の試験時間は、各級とも50分です。
合格基準(合格ライン)
ニュース時事能力検定の合格基準は、1級が100点満点80点程度 、2~5級が100点満点70点程度です。
受験料
ニュース時事能力検定の受験料は、5級が2,700円、4級が2,800円、3級が3,300円、準2級が3,800円、2級が4,800円、1級が6,900円です。
試験会場
ニュース時事能力検定の試験会場は、全国37都市の公開会場です。
また、IBT試験(自宅受験)も同時に実施されます。
ニュース時事能力検定の免除制度
ニュース時事能力検定に免除制度はありません。
ニュース時事能力検定の日程
ニュース時事能力検定は年3回実施されます。
1・2回は会場受験が可能です。IBT試験は2~3級のみ受験できます。
申込み期間
ニュース時事能力検定の申込み期間は、例年3月中旬~月中旬、7月上旬~9月下旬まで、11月中旬~11月下旬までです。
試験日
ニュース時事能力検定の試験日は、例年6月下旬、11月中旬、1月下旬です。
合格発表日
ニュース時事能力検定の合格発表日は、会場受験の場合試験1ヶ月後、IBT試験の場合は試験20日後程度で確認できます。
ニュース時事能力検定の合格率・受験者数
年度 | 1級 | |
合格率 | 志願者数 | |
2022年 (第57回~第60回の合計数) |
13.0% | 417人 |
2021年 (第53回~第56回の合計数) |
10.1% | 515人 |
2020年 (第50回~第52回の合計数)※第49回は中止 |
2.3% | 345人 |
2019年 (第45回~第48回の合計数) |
7.7% | 546人 |
2018年 (第41回~第44回の合計数) |
12.3% | 375人 |
年度 | 2級 | |
合格率 | 志願者数 | |
2022年 (第57回~第60回の合計数) |
48.9% | 5,045人 |
2021年 (第53回~第56回の合計数) |
48.0% | 5,898人 |
2020年 (第50回~第52回の合計数)※第49回は中止 |
46.2% | 4,411人 |
2019年 (第45回~第48回の合計数) |
48.0% | 6,286人 |
2018年 (第41回~第44回の合計数) |
41.0% | 6,033人 |
年度 | 準2級 | |
合格率 | 志願者数 | |
2022年 (第57回~第60回の合計数) |
40.7% | 8,092人 |
2021年 (第53回~第56回の合計数) |
42.4% | 8,663人 |
2020年 (第50回~第52回の合計数)※第49回は中止 |
38.0% | 7,038人 |
2019年 (第45回~第48回の合計数) |
36.8% | 12,712人 |
2018年 (第41回~第44回の合計数) |
40.4% | 9,696人 |
年度 | 3級 | |
合格率 | 志願者数 | |
2022年 (第57回~第60回の合計数) |
59.8% | 15,606人 |
2021年 (第53回~第56回の合計数) |
57.0% | 17,310人 |
2020年 (第50回~第52回の合計数)※第49回は中止 |
56.8% | 14,911人 |
2019年 (第45回~第48回の合計数) |
59.1% | 21,554人 |
2018年 (第41回~第44回の合計数) |
56.8% | 23,005人 |
年度 | 4級 | |
合格率 | 志願者数 | |
2022年 (第57回~第60回の合計数) |
83.1% | 2,601人 |
2021年 (第53回~第56回の合計数) |
82.3% | 4,376人 |
2020年 (第50回~第52回の合計数)※第49回は中止 |
82.5% | 3,929人 |
2019年 (第45回~第48回の合計数) |
81.4% | 5,446人 |
2018年 (第41回~第44回の合計数) |
81.1% | 5,540人 |
年度 | 5級 | |
合格率 | 志願者数 | |
2022年 (第57回~第60回の合計数) |
88.9% | 434人 |
2021年 (第53回~第56回の合計数) |
87.7% | 455人 |
2020年 (第50回~第52回の合計数)※第49回は中止 |
88.7% | 538人 |
2019年 (第45回~第48回の合計数) |
87.6% | 1,068人 |
2018年 (第41回~第44回の合計数) |
92.2% | 734人 |
ニュース時事能力検定の難易度は?どれくらいのレベル?
ニュース時事能力検定の合格率は5級が90%程度、4級が80%程度、3級が60%程度、準2級が40%程度、2級が45%程度、1級が10%程度となっています。
ニュース時事能力検定は4級までは難易度がかなり低く、3~2級は少し難しい、そして1級の難易度はかなり高いといえるでしょう。
ニュース時事能力検定の勉強法・対策方法は?
ニュース時事能力検定の勉強法・対策方法は、
- 教材の利用:公式教材を活用することが推奨されます。公式教材にはテキストと問題集があり、それぞれが時事力の発展編、基礎編、入門編に対応しています。これらの教材は検定試験の準備だけでなく、入試や就職、公務員試験・行政書士試験の時事問題対策にも役立ちます。
- テーマの理解:テーマのポイントを頭に入れてから読み始めると、理解が深まります。テーマを理解するための分かりやすい解説は、テキストの中心です。また、解説の理解を助けるグラフやイラストも多数配置されています。
- キーワードの確認:重要なキーワードや分かりにくい用語も丁寧に解説されています。発展編・基礎編の巻末には、重要なことばを厳選して説明するコーナーもあります。
- 論点の考察:賛否の分かれる時事問題を、それぞれの根拠を示して解説します。これは小論文対策、主権者教育の資料としても活用できます。
- 問題集の活用:公式テキスト・問題集から出題される問題が多いため、これらの教材を活用することが合格への近道となります。
- 学校の授業との連携:ニュース検定のテキストは、高校公民科・地歴科、中学社会科や家庭科の学習を深めるのにも最適です。
- 最新ニュースのチェック:公式教材発行後に起きた重要ニュースの要点をコンパクトに紹介する「Newsピックアップ」も利用しましょう。
などがあります。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、ニュース時事能力検定に備えることができます。
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